JIFT検討会議 2008年1月17日 ITER時代のJIFT 核融合科学研究所 伊藤公孝 日米協力事業とJIFTに受けた学恩に感謝しつつ 1. JIFT発足の頃と展開 アメリカと肩を並べる 〜 世界最高の研究 「日本学派」の形成へ 若手であっても 国際的な場で研究するチャンスがある 国際的に評価してもらえる 国際ワークショップを主宰できる 国際共同研究を積み上げる 世界標準の研究が日本から発信される 2. 現在、ITER時代 (a) 多極化: ヨーロッパを巻き込んだ共同研究に重心が増す 米だけでなく、欧ロ韓中印等との共同研究共同事業 ITERという ‘標準’ にたいするインパクトが問われる 普通の人から見るとITERが核融合の代表レファレンスの印 象を与える 明確な学理の確立が問われる 具体的な対象を(ITERなどと)絞らない場合、普遍的な価値 を一段と強く問われる (b) 国内の競争的資金の充実 科学研究費により、若手でも 自分のイニシアテイブにより 海 外で(と)共同研究をする 事がで きる 2000 億円 1880 1000 0 年度 H5 H10 H15 JIFTによる研究成果を充実する必要 国際拠点形成事業(JSPS)のような国際協力振興プログラムが増 加してきている。 JIFTには継続性があるというのが特徴。その特長を生 かし、目的と計画を明確にした推進 3. 今後のJIFTでのヒント Multi-lateralな共同研究・協力事業への視野 アメリカ: 米欧をtightに TTF US-EU TTF 米中などを展開 日米TTFの提案など マッチングファンドなどを活用した新機 より行き届いた説明責任 軸 (日米全体の文脈で再 構成する必要) Institute directorのリーダーシップ セクレタリーの世話の他、研究上のリーダーシップ明確化を 代表者を全国公募するなどの活性化策を ITER BA 日欧の共同プロジェクト 日米の経験、特にJIFTの経験を生かす(ひな形としての役割) BAのなかにJIFTで培った国際主導性を展開する 4. まとめ 日米協力、JIFTは30年を迎えようとしている JIFTは「日本学派」形成に貢献 ITER時代の核融合科学プラズマ物理研究に更なる発展を 価値の高い研究成果を積み上げる Multi-bilateral activityの工夫と説明 ITERへのインパクトが問われる 研究リーダーシップ ITER BAのなかに主導性を活かすひな形
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