ITER プロジェクトマイルストーンに関する 日本調達機器の影響調査 仕様書 平成 28 年 7 月 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 ITER プロジェクト部 ITER 計画管理グループ 目 次 1.一般仕様 1.1 件名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.2 目的及び概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.3 納期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.4 作業内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.5 業務に必要な実績・能力等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.6 支給品及び貸与品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.7 提出書類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.8 検収条件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.9 品質管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.10 機密保持 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.11 グリーン購入法の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.12 協議 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 2.技術仕様 2.1 作業内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.2 作業報告書の作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 5 1. 一般仕様 1.1 件名 ITER プロジェクトマイルストーンに関する日本調達機器の影響調査 1.2 目的及び概要 量子科学技術研究開発機構(以下「量研機構」という。 )は、国際熱核融合実験炉(ITER) の国内実施機関として、超伝導コイル、中性粒子及び高周波加熱装置、ダイバータ、遠 隔保守機器、計測装置等の機器を製作する責任を有している。これらの機器は我が国に おいて設計、 製作を行うとともに一部の部品又は製作する機器そのものを ITER 機構 (IO) 及び他極が製作する機器と組み合わせて完成させていくことになる。このため、日本が 責任を有する調達工程とともに、 IO 及び他極の工程、 特に機器の受け渡し (Inter Project Link)を把握することが工程管理上最重要課題となっている。 本件は、上記の受け渡しに関するマイルストーンのうち、IO が設定した工程上遅延が 許されない管理項目(IC マイルストーン)及び工程上重要な管理項目(プロジェクトマ イルストーン)について、IO 及び関連国内機関の詳細工程を調査し、進捗状況を把握し た上で、我が国が責任を有する調達工程に及ぼす影響を調査する。また、マイルストー ンの達成にリスクが見込まれる場合は、回避のための提案を行うこと。 1.3 納期 平成 28 年 12 月 22 日 1.4 作業内容 受注者は、ITER 機器の製作に必要な設計・製作上の計画管理に関する調査を実施し、 報告書にまとめる。 1.5 業務に必要な実績・能力等 大型プロジェクトのプロジェクトマネジメントの実績があること。 調査対象が英文のため必要な英語読解力を有していること。 工程管理ソフト MS-Project 及び Primavera を用いた工程管理ができること。 1.6 支給品及び貸与品 (1)支給品 なし (2)貸与品 Overview_of_Assembly_and_Installation_RDXNAR_v1_1 Machine_Assembly_Works_RDTSE8_v1_1 Mechanical_and_Piping_Works_Contract_RDS5FE_v1_1 DWS - Variance Analysis with Ref Schedule Project Internal Milestones - FBS revision 工程管理用ソフト MS-Project、Primavera (各1ライセンス) -1- 1.7 提出書類 図書名 作業報告書 提出時期 部数 納入時 3 (作業終了後速やかに) (注)報告書の提出に合わせ、CD-ROM等の媒体に記録し電子ファイルとして添付すること。 (提出場所) 量研機構 那珂核融合研究所 ITER 計画管理グループ なお、作業報告書は量研機構の承認は要しないが、量研機構側が内容の修正を指示し た場合は迅速に対応すること。 1.8 検収条件 1.7 の報告書確認及び量研機構が仕様書の定める業務が実施されたと認めたときをもっ て、検収とする。 1.9 品質管理 本契約に基づく作業の全工程において、十分な品質管理を行うこと。 1.10 機密保持 (1) 機密保持 受注者は、本業務の実施に当たり、知り得た情報を厳重に管理し、本業務遂行以外の目 的で、受注者及び下請会社等の作業員を除く第三者への開示、提供を行ってはならない。 (2) 機密情報以外の技術情報・成果の公開 受注者が、本業務の実施に当たり、知り得た情報・成果のうち、量研機構が機密情報で はないと認めた情報・成果については、あらかじめ書面により量研機構の承認を得ること で、第三者へ開示できることとする。また、量研機構が本契約に関し、その目的を達成す るため、受注者の保有する機密情報ではない技術情報を了知する必要が生じた場合は、量 研機構と受注者間で協議の上、 受注者は当該情報を無償で量研機構に提供するものとする。 1.11 グリーン購入法の推進 (1)本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する 法律)に適用する環境物品(事務用品、OA機器等)が発生する場合は、これを採 用するものとする。 (2)本仕様に定める提出図書(納入印刷物)については、グリーン購入法の基本方針に 定める「紙類」の基準を満たしたものであること。 1.12 協議 本仕様に記載されている事項及び本仕様書に記載のない事項について疑義が生じた場合 は、量研機構と協議の上、その決定に従うものとする。 -2- 2. 技術仕様 2.1 作業内容 受注者は ITER 構成機器を製作する上で必要な計画管理、工程管理及びリスク管理に 関する下記の調査を実施し、報告書にまとめること。 1) 2) 対象機器 量研機構が調達する図1に示す調達機器 上記対象機器を設計・製作する上で重要な管理項目 IC マイルストーン(工程上遅延が許されない項目)3件 ITER プロジェクトマイルストーン(工程上重要な項目)20件 3) 上記対象機器の設計製作手順(図2、図3及び貸与する図書類)を理解し、対象と するマイルストーンの位置付けを把握した上で、下記作業を実施しその内容を報告 書にまとめること。 4) 各対象機器を設計・製作する上で必要な文書、材料、部品、完成品等の受け渡しに 関するマイルストーン及び関連作業(レベル3までの後続作業)を抽出すること。 5) 対象機器と取り合う IO 及び他極の設計・製作手順を IO の登録図書サイト上から直 接入手し、上記のマイルストーンとの整合性を確認すること。 6) 上記作業を行った際、不整合を検知した場合には、その原因を調査し報告書にまと めること。 7) さらに、上記以外の不整合やリスクの有無も併せて調査し、報告書にまとめること。 8) IO が設定した日本以外の IC マイルストーン(26件)についても進捗状況を調査 し、報告書にまとめること。 9) IO よる IC マイルストーン及びプロジェクトマイルストーンに関する報告を分析し、 日本の調達機器に関する影響を調査すること。 -3- 図 1 ITER 計画における日本の調達機器 図 2 TF コイル -4- 図 3 高電圧ブッシング 2.2 作業報告書の作成 1) ドラフト作成時点で中間報告を提出するものとし、量研機構担当者と協議を行い、 最終化を行うこと。 2) 提出する電子ファイルの形式は、 MS-Project 又は Primavera 形式及び PDF とし、 CD-R などの媒体に記録して提出すること。 以上 -5-
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