6.アメリカ・日本への成功する就職! 第 6 回 : 面接で最大限に自分を

6.アメリカ・日本への成功する就職!
日本にいながらアメリカでの就職を目指す方、またアメリカにいながら日本への就職を目指す方。情報・動ける範
囲がともに限られる状況の中で、二国間での就職活動を効率よく進める方法を紹介していきます。
第 6 回 : 面接で最大限に自分をアピールして内定をゲット!
面接は選考試験のクライマックス。 今までの事前準備の成果を発揮する場面です! 採用担当者に 「この人なら、
うちの会社で活躍してくれるだろう!」 と思ってもらえるよう、自分の強みや能力、意欲を伝えましょう!
第 6 回は、「面接で最大限に自分をアピールする方法」 をテーマにお届けします。
成功する面接の肝となるのが 「事前準備」
「書類対策」でも触れたように、選考プロセスの中で採用担当者が見ているのは、応募者が企業の将来を担う存在
となってくれるかという点です。あなたの志望企業の求める人物像はどのような人でしょうか。選考プロセスの中
で重要なのは「企業の求めている人物像」を把握し、「私がまさに御社の求めている人材です!」と伝えること。
これは企業また自分自身をしっかり理解していなければできません。そのため入念な自己分析 ・ 企業研究が肝心
なのです。
面接・基本の心構え
「面接」 というと緊張してしまうのが自然ですが、面接は評価される場という以前に「人」と「人」との会話です。
面接官の質問や話に耳を傾け、あなたの考えや思いを自分の言葉で伝えましょう。「上手く自分をアピールしたい」
という思いから、背伸びをして抽象的で難しい言葉を並べたり、練習してきた答え を暗唱のように返すのでは本来
のあなたらしさが伝わらず、面接官の心に響かず逆効果となってしまいます。一期一会の機会に感謝し、会話を楽
しもうという姿勢で臨みましょう。
好印象を残すには?
また、面接を通して企業の方々と直接触れ合う中で、あなたもその企業が自分に合うかどうか感じられるはずです。
最後に必ずといっていいほど聞かれる「なにか質問はありますか。」という質問では、さらに企業について知るた
めにあなたが本当に聞きたいことを聞いてみましょう!
本当にその企業に興味がありしっかりと企業研究をしていけば、必ず知りたいと思うことが出てくるはずです。ま
た事前準備をして用意した質問であれば、あなたの熱意が面接官にもきっと伝わるでしょう
面接時のマナー
1.
受付、控え室から面接は始まっています。 明るい挨拶と快いマナーを心がけよう。
2. 第一印象は入室~席に着くまでの間。 ハキハキと明るい声で 「失礼します。」と言って軽く一礼をしてから
入室します。
3. 入室したら学校名(+学部名)と名前を名乗り、「よろしくお願いします。」と深く礼をします。
4. 面接は面接官との 「会話」 です。 面接官の声に耳を傾け、言葉のキャッチボールを大切にしましょう。
5. 面接が終わったら面接官に感謝の気持ちをこめて 「ありがとうございました。」 と伝え一礼をしましょう。
また退室の際はドアの前で 「失礼します。」 といって軽く一礼をして退室しましょう。
6. 「失礼します。」 「有難うございました。」 などの一言があるのとないのでは、印象がガラリと変わります。
マナーは相手を敬う気持ち、相手への感謝の気持ちの表れ。面接官に感謝の気持ちを込めて挨拶、一礼をしま
しょう。
よく聞かれる質問
下は面接でよく聞かれる質問例です。事前に、自分の答えを今までの経験・行動・考えを元に掘り下げておきまし
ょう (自己分析)。
1. 志望動機
2. 自己 PR / 自己紹介
3. 学生時代に打ち込んだこと
4. 企業への質問
5. 長所・短所 (強み・弱み)
6. 将来の目標 (夢)
7. 趣味・特技
8. 気になるニュース
9. 他社の受験状況
10. 留学した理由
11. 留学で得たもの
12. 留学生活の中で 一番大変だったこと。
13. それをどう乗り越えたか。
14. 専攻を選んだ理由
面接官の心に残る受け答え
面接では「具体的な経験」を入れながら、自分の言葉で伝えられるかが勝負になります! 前回の「選考書類の回」
でも話しましたが、これまでの経験をもとに具体的なエピソードを加えてはじめて、面接官にあなたらしさがアピ
ールできます。
例えば、留学生がよくアピールする強みの一つに 異文化適応力」 があります。多くの留学生が 「異文化適応力」
をアピールしますので、具体的なエピソードがなければ面接官の心に全く残りません。具体的にあなたが異文化適
応力をどこでどう発揮したのか、そこから何を学んだのかというエピソードを入れて、面接官に「確かに、きみ異
文化適応力すごいね!」と納得してもらいましょう!
面接は 「慣れ」 !
友人・知人に質問をしてもらい面接の練習をしておくと、自信がつき本番での緊張も和らぎます!ビデオで撮影し
て、後から見てみると「答えが長い」「抽象的すぎて何が言いたいのか分からない」といった客観的な気づきが得
られるので、ぜひ実践してみてください。
練習をしていく中で、パッと答えが浮かばない質問に遭遇し、企業研究・自己分析不足を実感したり、ビデオに撮
った自分を見て自分の癖に気づいたりとなにかしらの気づきが得られたら、こっちのものです!【 練習 → 振り返
り → 練習 】の積み重ねで、少しずつ自信がつき、不安が和らいでくるはず。
後悔のない面接にするために
面接官は、あなたがどのような人なのかを知り、入社後、企業の一員として活躍してくれる人材かということを判
断したいと思っています。背伸びをせず、自分の強みと企業への熱意を自分の言葉でしっかり伝えることが肝心。
あとで後悔のないよう事前にしっかり準備をして、面接に臨みましょう!
協力:記事提供
Mr. Ken Inoue (Institute of Global Exchange 代表取締役社長/Los Angeles)