（３）モニターからのコメント＜荷動き動向＞東京 (米材問屋) ・4 月中下旬より為替が円安傾向で仕入価格は上昇傾向にあるが、売行きが極端に悪く、積極的に仕入れようとの考えはない。・米マツ一般材丸太、US 物 4 月積み輸出価格は据え置いた様子だが、5 月積みは若干の値下げが予想される。オールド材の出材は依然少なく、高値が続いている。 (外材問屋) 仕・どの産地のものも入荷少ない状況で今後も少ない状況が続く。全体に良材が少なく、現地高で円高のメリット入は少ない。れ・仕入は過不足なく安定。動 (集成材問屋) 向・WW の管柱とアカマツの良いもの物は品薄、他の物は十分あるので当用買い。 (中国・南洋材問屋) ・在庫過多につき、夏まで仕入減らす。・現地価格に大きな変動はない。為替の動きに注視したい。・産地天候良好、ヘイズ（煙害）の被害も出だした。 (広葉樹等問屋) ・北洋材は、品質落ちるも価格強く、コストアップ続く。 (国産材問屋) ・スギ材は時期的なこともあり、荷動きが見られるが、ヒノキ材は全般に悪い。 (仲買・小売) ・各材補充仕入に留める。・アカマツ、30×40×3000mm の良材不足が深刻。・4 月動き悪く、買いすぎたので減らしたい。・GW 前に在庫をかなり販売したために、国産材・外材の仕入をした。・年度末、年度初めが過ぎ、本年度物件が動き出したかと思いきや、連休前の単なる忙しさだったようだ。東海 (外材問屋）・P.C 工場の稼動は先月に引き続き良い。国産材の仕入は地震の影響を心配したが、現在は問題なし。集成材は先月と同じく、納期かかる。特に WW 管柱は納期回答なし。 (仲買・小売) ・思ったより動き悪いので、仕入れは控えめ。販売動向東京 (米材問屋) ・先月来の徹底した当用買いの流れに変化はない。しかし、わずかながら造作材の見積りが増えて来たのが、唯一の明るい点。・米マツ一般材丸太、京浜マーケットでは、大手港湾製材品の値下げの影響が大きく、メーカーの丸太の消費量も鈍く、問屋への丸太値下げ圧力が強い。 (外材問屋) ・荷動きが良くなって来ない状況が続いている。一部のプレカットに買いが入って来ているが、単価は厳しい。引き合いの強いものは入荷少なく、売りに至っていない。・3 月、4 月は売行き不振、これからだんだん良くなるか。 (集成材問屋) ・5 月はプレカット増加しそう。一般物件も出てくると思われる。 (中国・南洋材問屋) ・4 月が良かったが、5～7 月は多少減る。・平割、集成材共に荷動きは低調。・市中小売向けは相変わらず低空飛行だが、ＤＩＹ関係は連休需要もあり動く。 (広葉樹等問屋) ・仕入価格転嫁難しい。 (国産材問屋) ・住宅ローン金利は空前の低金利にもかかわらず、新築住宅の着工増には結びついていない。 (仲買・小売) ・4 月より 5 月のほうが売り上げ状況見通し、現状では暗い。・大きな物件が動いており良好。販売動向在庫動向・GW のため稼働日が少なく、期待出来ない。・5 月の後半から、木造の倉庫と新装の店舗が 2 店で忙しくなりそう。・販売はいつもの月と余り変わらず。・稼働日も少なく、今月もたいしたことはなさそう。・今先仕事が少なく、細かい物件のみの稼動となる。大阪 (仲買・小売) ・4 月以降新規物件少なくヒマになった。プレカット工場も少しゆとりが出て来ている。東海 (外材問屋）・相変わらずプレカット以外は動きが鈍い。 (仲買・小売) ・今月はヒマになるが来月から忙しくなる。・一部大手プレカット工場は繁忙だが、材木店は忙しくないので、販売がプレカット工場主体になっている。東京 (米材問屋) ・増えも減りもせず、無風な在庫状態と言える。しばらく続く見込み。・京浜港に不良丸太在庫は見当たらないものの、引き続きメーカーからの預かり在庫が目立つ。 (外材問屋) ・全体の入荷少ないが、荷動き良くないため在庫に大きな変化はない状態で、今後の荷動きでは一部のアイテムに減少があると思われる。 (集成材問屋) ・在庫は現状維持でいく予定。 (中国・南洋材問屋) ・夏までには適正水準になる予定。・荷動きが悪く在庫は増えている。・特に変化なし。 (国産材問屋) ・供給が減ると思うので、良材に関しては、荷動きに関係なく仕入れている。 (仲買・小売) ・在庫増やす状況は見当たらず。ここしばらく余分な在庫はしない。・がんばって、6 月は横ばいにもって行きたい。・仕入を増やしたために、当月はやや増加。・工場火災の影響で針葉樹構造用合板が値を上げてきている。需要があるとは思えないが。 (仲買・小売) ・国産材の相場が当面上昇する見込みがないので、在庫を持つ必要性がない。 <価格動向> スギ正角東京(国産材問屋) ・製品価格はおおむね無風横ばい。構造材は、在来ルートは相場の基準になりにくくなって来たのではないか。東京(仲買・小売) ・国産材変わらず。・保合が続く見込み。東海(外材問屋）・横ばい。入荷しやすい。東海 (仲買・小売) ・プレカット工場の集成材へのシフトが高いので、国産材（スギ）は当面価格変化が少ないのでは。ヒノキ正角土台角東京(国産材問屋) ・土台角の仕入はやや弱いものあり。東京(仲買・小売) ・動き悪い、上がる要素ない。・保合。東海(外材問屋）・値上がり心配したが動きなし。横ばい。東海(仲買・小売) ・4 月に若干値下がりしたが、まだ弱含み。熊本地震の影響は限定的。・正角はプレカット工場自体の需要なので、ヒノキ需要は少ない動きで横ばいのため、相場も膠着状態か。土台角は現状動きが 12cm 角より 10.5cm 角に移っているので、上昇の見込みは少ない。米ツガ東京(外材問屋) ・正角は入荷少ないが、ツガ離れもあり、荷動き悪く相場は保合。土台角は原材料の入荷少なく、荷動きも良くないため相場保合。プレカット工場の買いが出て来ているが、大手ビルダー他、積層や他の樹種への変更が出て来ているため相場は保合。割物は入荷少なく、欠品状態が続いているため、他の樹種への変更が進んでいる。もうメインのアイテムではなくなっている感が強い。相場は保合。東京(仲買・小売) ・上昇の気配はありそうだが、横ばい。・割物の良材が少ない。東海(外材問屋）・変わらず。東京(外材問屋) ・荷動き悪く、国内大手メーカーが急に値下げしたため下落。プレカット工場に買いが出て来ているが、相場を上げるまでには至っていない。・少々下げたがその後落ち着きを取り戻したようだ。東京(仲買・小売) ・保合。大阪(仲買・小売) ・円高が進んでも、この位のレベルだろう。東海(外材問屋）・動きなし。横ばい。米マツ平角北洋アカマツタルキ東京(外材問屋) ・現地原木不足のまま冬切が終了してしまい、特に良材不足は深刻で良材は強含み。現地高で円高のメリット少なく、全体的には相場保合。今後も入荷少なく不透明な相場。・上級材（セルＬＤＫ）欠品の可能性。東京（合板問屋）・3m 材が少な目。東京(仲買・小売) ・B グレードは弱含み。・3m、良材がない。・保合。東海(外材問屋）・上昇気配なし。 WW･RW 集成材東京(外材問屋) ・WW はラミナ不足から納期遅れが激しく、欠品状態が続いていてプレカット工場で取り合いになっている。輸入材の入荷がしばらく少ない状態で値上げとなって今後スギ EW,RW,WW などへの樹種変更出る見込みで他の樹種も相場弱い。ＲＷは荷動き悪く、米マツ平角の値下げもあり、相場は弱含み。プレカット工場の買いが入っても相場は保合ぐらいか。・集成平角は結局、価格の上げ下げはなかった。東京(集成材問屋) ・WW は品薄で価格は強保合か、ＲＷは横ばい。東京(国産材等問屋) ・まとまった動きなし、小口のみ。東京(仲買・小売) ・保合。大阪(仲買・小売) ・WW は品薄のためやや上昇。・WW は 3m が少ない。管柱も国内産は納期が出ない。東海(外材問屋）・ラミナ不足らしい。注文しても入荷なし。しばらく続きそう。価格もやや上昇かも。平角も納期かかるも、入荷は OK.価格は横ばい。東海 (仲買・小売) ・WW 柱、品薄感から少し高い。合板東京（合板問屋）・型枠用合板は、仕入・販売共に膠着状態、港頭在庫は高水準。東京(仲買・小売) ・火災の影響で、未だ厚物の材が余り出て来てない。・輸入は円高もありまだ下がると予想。針葉樹構造用合板は動きが悪く、上昇はゆるやか。・型枠用合板、3 月決算で安い物が出た。針葉樹構造用合板は火事の影響がどう出るか。問屋によって下がるところ、上がるところあり。・針葉樹構造用合板は品薄だが、横ばい。大阪(仲買・小売) ・熊本震災の復興工事が始まれば値上がりするかも。・価格の上昇は見られないが、メーカー火災の影響で 12mm、長尺構造用は品薄が予想される。・針葉樹構造用合板はそれ程動いていない。東海(外材問屋）・大手工場の火事で心配したが、余り影響なし。価格は横ばい。東海(仲買・小売) ・針葉樹構造用合板が品薄状態。・ラワン合板弱い。針葉樹構造用合板はメーカー火災の影響から品不足気味でやや値戻し。