Japan | May 30, 2016 Q. 先週の主なイベントは? • • • • 5月23日 5月24日 5月26~27日 5月27日 • 5月27日 日経平均株価の推移 Q. 先週の日本株式市場の動きは? 18,000 • 日本株式はほぼ横ばい。週前半は特段大きな材料がない中、週後半に G7首脳サミットやイエレン議長の講演を控え、様子見気分が強まったこ 16,000 とから、日本株式はおおむね横ばいで推移した。 Q. 今週の主なイベントは? • • • • 5月31日 6月1日 6月2日 6月3日 • 6月3日 株式市場(現地通貨ベース) 米国:5月製造業PMI、実績50.5、前月実績50.8 (円、2015年6月1日~2016年5月27日) トルコ:金融政策会合、翌日物貸出金利を引き下げ 22,000 G7首脳サミット(伊勢志摩サミット) 米国: 16年1-3月期実質GDP成長率改定値、実績前期比 年率0.8%増、市場予想同0.9%増、前回速報値0.5%増 20,000 米国: イエレン議長講演、「利上げは数ヵ月以内」と発言 日本:4月失業率、市場予想3.2%、前月実績3.2% 中国:5月財新製造業PMI、市場予想49.2、前月49.4 ユーロ圏: ECB理事会、市場予想据え置き 米国: 5月雇用統計、非農業部門雇用者数の前月差増減、 市場予想+16万人、前月実績+16万人 同: 5月平均時給、市場予想前年比2.5%、前月同2.5% Q. 消費増税延期や補正予算のニュースが増えてきたが、日本株 の今後の見通しは? • 短期的に日本株式にとってポジティブな材料だが、中長期的には企業 業績が重要であり、一定程度警戒したスタンスが必要と見る。 • まず、各種報道によれば、安倍首相は消費増税延期や補正予算策定の 方向で動いているようだ。発表は会期末の6月1日近辺が有力視される。 補正予算の規模は5兆~10兆円と目されており、実施された場合、日本 経済への影響はGDP比1~2%規模となる。 • 既に増税延期については市場参加者に織り込まれつつあり、目先の株 価は補正予算の規模次第だろう。ここ数年の補正予算の規模は数兆円 程度であるため、仮に今回、10兆円規模の補正予算が打ち出されれば、 短期的に株式市場は好感するだろう。 • しかし、少し長い視点で見れば、日本企業の業績や株価への影響は限 定的と考えられる。今年度のアナリストによる業績予想は、円高を主な 背景に下方修正が続いている。増税延期や補正予算は、景気の底割れ や業績予想の更なる下振れを防ぐ材料となろうが、それでもその効果は 一度きりに留まり、業績の長期的な底上げに繋がるものとは見ていない。 • 補正予算のニュースが消化された後は、やはり円相場の動向に再び焦 点が当たろう。米利上げや日銀の追加緩和を巡るドル円相場の不透明 性を踏まえれば、日本株の変動も大きいと考えるべきだろう。 • 日本株投資にあたっては、景気や円相場に左右されにくい業種や高配 当銘柄を選択するなど、一定程度警戒したスタンスで臨む必要があると 考える。 日次終値 200日移動平均 14,000 6月 7月 8月 9月10月11月12月 1月 2月 3月 4月 5月 ドル・円相場の推移 (1ドル=円、2015年6月1日~2016年5月27日) 130 125 国 前週末 1週間 日経平均株価 16,834 0.6% 東証株価指数(TOPIX) 1,349 0.5 -2.5 -12.8 東証REIT指数 1,882 -0.6 -2.7 7.7 米ダウ平均株価 17,873 2.1 -0.9 2.6 米S&P500指数 2,099 2.3 0.2 2.7 4.7 1,153 1.9 0.9 MSCI ワールド(先進国) 1,676 2.2 -0.6 0.8 MSCI AC欧州 403 2.7 -1.6 -1.7 MSCI エマージング 808 2.9 -4.1 1.8 MSCI ACアジア(日本を除く) 492 3.5 -3.2 -1.5 外国為替市場(対円) 通貨 110.31 0.1% -1.0% -8.2% ユーロ 122.61 -0.8 -2.9 -6.1 豪ドル 79.28 -0.3 -6.3 -9.5 ニュージーランド・ドル 73.87 -0.9 -3.1 -10.0 ブラジル・レアル 30.54 -2.4 -3.4 0.6 5.98 -0.4 -7.1 -14.5 南アフリカ・ランド 110 中国人民元 日次終値 200日移動平均 インドネシア・ルピア (x100) 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 4月 5月 米国2年国債・10年国債利回りの推移 (2015年6月1日~2016年5月27日) 2.5% 0.7 -5.7 -9.5 7.02 -0.4 -9.1 -9.6 16.74 -0.8 -2.2 -9.6 0.81 0.4 -3.8 -6.9 前週末 1週間 1カ月間 年初来 米国10年 1.85 0.01 0.00 -0.42 ドイツ10年 0.14 -0.03 -0.15 -0.49 日本10年 -0.11 0.00 -0.07 -0.38 ブラジル2年 13.02 0.28 0.36 -3.44 メキシコ2年 4.26 0.00 0.22 0.20 トルコ2年 9.37 -0.42 0.18 -1.49 インドネシア2年 7.22 -0.05 0.22 -1.39 その他 2.0% 国 1.5% 37.25 国債市場(利回り、%) 国 105 前週末 1週間 1カ月間 年初来 米ドル トルコ・リラ 115 -2.6% -11.6% 米MSCI REIT指数 メキシコ・ペソ 120 1カ月間 年初来 10年 2年 1.0% 0.5% 6月 7月 8月 9月10月11月12月 1月 2月 3月 4月 5月 金先物(ニューヨーク、期近物) 原油先物(ニューヨーク、期近物 前週末 1週間 1カ月間 年初来 1,213 -3.1% -2.8% 14.5% 49 3.3% 8.8% 33.2% Japan | May 30, 2016 出所: Bloomberg, J.P. Morgan Asset Management. 本資料は、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が作成したものです。作成時点における J.P.モルガン・アセット・マネジメントの見通しを含んでおり、将来予告なく変更されることがあります。 過去のパフォーマンスは将来の成果を保証するものではありません。本資料に記載のすべての予 測は例示目的であり、投資の助言や推奨を目的とするものではありません。意見または推計、予 測、金融市場のトレンドに係る記載は、作成時点の市場環境下での我々の判断に基づいており、 将来予告なく変更される場合があります。記載された情報の正確性および完全性を保証するもの ではありません。本資料はいかなる金融商品の売買も推奨するものではありません。見通しや投 資戦略はすべての投資家に適合するものではありません。特定の証券、資産クラス、金融市場に 関する記載は例示を目的とするものであり、これらの推奨または投資、商品、会計、法務、税務に 係る助言を目的とするものではありません。本資料は特定の金融商品の購入または売却の勧誘 を意図したものではなく、また、特定の有価証券やその発行体への言及がなされている場合にも、 それは説明の便宜のためであり、当該有価証券の売買を推奨するものではありません。JPモル ガン・チェース・アンド・カンパニー・グループはこれらに関して責任を負うものではありません。記 載された見通しはJ.P.モルガン・アセット・マネジメントによるものであり、JPモルガン・チェース・ア ンド・カンパニー・グループの他のグループ会社または他の部門の意見を必ずしも反映していませ ん。 J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関 連会社の資産運用ビジネスのブランドです。本資料は、以下のグループ会社により発行されたも のです。 香港:証券先物委員会の監督下にあるJFアセット・マネジメント・リミテッド、JPモルガン・ファンズ (アジア)リミテッド、JPモルガン・アセット・マネジメント・リアル・アセット(アジア)リミテッド、インド: 証券取引委員会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント・インディア・プライベート・リミ テッド、シンガポール:金融管理局の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(シンガポー ル)リミテッド、JPモルガン・アセット・マネジメント・リアル・アセット(シンガポール)プライベート・リミ テッド、台湾:金融監督管理委員会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(タイワン)リ ミテッド、JPモルガン・ファンズ(タイワン)リミテッド、日本:金融庁の監督下にあるJPモルガン・ア セット・マネジメント株式会社(金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号 加入協会:日本 証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会)、韓国:金融委員会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメ ント(コリア)カンパニー・リミテッド(韓国預金保険公社による保護はありません)、オーストラリア: 証券投資委員会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(オーストラリア)リミテッド (ABN55143832080)(AFSL376919)(Corporation Act 2001(Cth)第761A条および第761G条 で定義される販売会社に配布が限定されます) 本資料は、配布される国・地域の法令や規則によって、受取人が他者に転送したり、他者に見せ たりすることはできない場合があります。 投資にはリスクが伴います。投資資産の価値および得られるインカム収入は上下するため、投資 家の投資元本が確保されるものではありません。投資判断する際は、ご自身で調査、評価するか、 もしくは投資助言を受けるようにしてください。本資料が配布され、投資判断を行う国・地域で適用 される法令諸規則に従う責任は受取人ご自身にあります。 © 2016 JPMorgan Chase & Co.
© Copyright 2024 ExpyDoc