PDF版 - 中央区

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凡例
このポスト カ ー ド は 、 1 枚
円で、中央 区 観 光 協 会 で 販
︵紙・ 茶・ 煙 草・ 下 り 傘・ 下
あさ お
区内には町・通り・橋・交差
香 な ど 8種 類︶を 所 有 す る 多
り蝋燭・下り索麺・麻苧・線
そうめん
点などに掘割をしのばせる名
角的な経営で大いに発展しま
ろうそく
称が残されています。
した。
服部家伝来の古文書は、寛
政8年
︵1796︶
から昭和
ほりどめ
の名がある日本橋堀
﹁堀留﹂
留町もその一つで、江戸時代
本橋川が江戸橋を過ぎた辺り
年︵1958︶
までの史料16
から震災前の大正期まで、日
で北西に屈曲する2本の並行
ちょう ぼ り
が高いこの入堀は、諸物資を
がありました。物流の利便性
伊勢において資金運用に専念
店・湊屋では、主人が国許の
の服部本家を基盤とする江戸
録︶が 現 存 し て い ま す。 伊 勢
の案内書︶
をみると、
堀留町一、
の通達状や本家への積立金の
物語るように、伊勢本家から
した。史料にはこうした点を
せっ た
あきだる
▲
川・築地川などが現存してい
区内や区境を流れる掘割に
は、神田川・日本橋川・亀島
発達していました。
同 家 の 創 業 は、 伊 勢 国
︵現
在 の 三 重 県 松 阪 市︶か ら 江 戸
んでいた服部家の文書です。
プ 商 事 株 式 会 社 と 合 併︶を 営
し、平成
年には国際紙パル
に服部紙商事株式会社と改組
株式会社服部紙店、昭和
資会社服部紙店、大正7年に
号する紙問屋
︵明 治
年
伊勢本家の資産・財政規模を
価格・売上金額などの原簿、
簿、紙類の仕入れ先・販売先・
も、江戸時代後期から明治中
とが読み取れます。この他に
神を受け継いだ内容であるこ
の伊勢商人の江戸店経営や精
ますが、基本的には江戸以来
則類には事務的な項目もあり
や
ますが、水利機能を有してい
へ下った服部家初代・仁平治
示す帳簿類など、その内容は
みなと
た掘割の多くは時代とともに
が万治2年
︵1659︶
に両国
加わるまでに成長しました。
配・ 監 督 を 行 う 問 屋 仲 間︶に
︵下 り 荷 を 運 ぶ 菱 垣 廻 船 の 支
中央区総括文化財調査指導員
きる希少な文化財です。
営手法を詳細に知ることので
近代以降にも引き継がれた経
(8)
「区のおしらせ 中央」は区役所、特別出張所、区民館などの区施設、コミュニティバス、区内公衆浴場、一部金融機関、百貨店、ファミリーマート(一部店
舗を除く)、都営地下鉄の駅(東銀座・宝町・築地市場・日本橋・人形町・東日本橋・馬喰横山・浜町・勝どき・月島)、東京メトロの駅(京橋・銀座・東銀座・
新富町・築地・八丁堀・三越前・日本橋・人形町・茅場町・小伝馬町・水天宮前・月島)、JRの駅(新日本橋・馬喰町)、文化堂でも配布しています。
売します。
服部家文書
せ
3 6点
︵半 数 以 上 は 江 戸 時 代
い
後期から明治初年の文書や記
荷揚げする河岸が発達し、堀
ち ょ うい り ぼ り
留の町屋には問屋が軒を連ね
し、江戸店は店預かりの支配
ほり え
川﹀
と堀江町入堀︿東堀留川﹀
︶
した入堀
︵伊 勢 町 堀︿西 堀 留
年
︵1 8
区民有形文化財 古文書
明石町 番 号
郷土天文館
徳川家康の江戸入部
︵天 正
て い ま し た。 文 政
ひ と りあ ん な い
広く知られています。三代将
二 丁 目 に 数 多 く の 問 屋︵紙・
記録などが数多くみられます。
人格に任せるという経営方法
ど かいもの
軍徳川家光の頃には、一連の
茶・線香・煙草・醤油酢・乾
︵管理機構︶
が固守されていま
大土木工事によって総構えの
物・畳表・釘鉄銅物・下り傘・
また、明治期の店規則に関
わる史料も伝来しており、家
名
︿屋号﹀
や取り扱い品目など
巨大な城郭が整えられ、武家
下り雪駄・明樽・瀬戸物問屋
訓や店の組織・運営、職名や
24︶の
﹃江戸買物独案内﹄︵店
地・町人地・寺社地を配した
な ど︶が 掲 載 さ れ て い る こ と
別宅勤務や本家・家内出勤の
江戸城の築城および城下町の
大都市江戸の骨格が形作られ
が分かります。
心得などの細かい規定が記さ
た ば こ
ました。中でも中央区エリア
今回の文化財は、堀留町一
丁目
︵現 在 の 日 本 橋 本 町 二 丁
れています。近代以降の店規
たたみおもて
は、江戸の経済・商業を支え
年に合
番︶で
﹁湊 屋︵源 三 郎︶
﹂と
物流・商流の変化に伴って埋
橋付近で開業した煙草屋に始
多岐にわたっています。
と くみとい や
典型的な伊勢商人であった湊
増山一成
期にかけての奉公人
︵店員︶
名
め立てられました。とは言え、
まります。後に堀留町へと移
ど
屋
︵服部家︶
は、複数の問屋株
ひ がき かい せん
紙商を兼業して江戸十組問屋
え
服部家文書は、江戸店を構
えた伊勢商人の実情とともに、
役柄による店員の衣服制限、
る城下町であったが故に物資
目
げん ざぶ ろう
の流通に欠かせない掘割網が
造成工事が進められたことは
え
年
︿1 5 9 0﹀
︶を 契 機 に、
33
また、中央 区 に 転 入 ま た は
転居の手続き を さ れ た 方 に 、
セット︵5枚入︶を区役所、日
シャワータイム
1
1
﹁オリジナル ポ ス ト カ ー ド ﹂
▲
12
本橋・月島特 別 出 張 所 の 窓 口
で無償配布し ま す 。
この他にも 、 歌 川 広 重 な ど
の錦絵をデザ イ ン し た オ リ ジ
ナル切手シート︵1500円︶
も販売してい ま す の で 、 ぜ ひ
ご利用くださ い 。
販売開始日
3京橋 プ ラ ザ 3 階 ︶
中 央 区 観 光 協 会︵銀 座 1
6月1日︵水︶
販売場所
作品名
・光のシンフ ォ ニ ー
・シャワータ イ ム
・晴海ふ頭
・佃の春
・現代の江戸
知っ得
転し、三代・八左衛門の代で
49
逢中央区観光協会
現代の江戸
チョッと
18
▶服部家文書
18
☎︵6228︶7907
▲晴海ふ頭
▲晴
晴海ふ頭
頭
50
25
−
7
34
7
図 柄 は、 平 成 年 度﹁観 光
写 真 コ ン ク ー ル ﹂受 賞 作 品 の
中から厳選した5点です。
佃の春
光のシンフォニー
▲
−
NO LIMITS SPECIAL GINZA & TOKYO
5月2日、銀座の中央通りで、パラリンピック競技の
体験イベントが開催され、約2万2千人が来場しました。
来場者は車椅子バスケットボール、ボッチャ、ブライン
ドサッカーなどの競技を実際に体験することで、さまざ
まなパラリンピック競技の魅力を満喫していました。
オリジナル
ポストカード
新作の販売
27
No. 1286
区のおしらせ 5 月 21 日号
平成28年(2016年)5月21日
(土曜日)