慣性核融合炉における照射損傷シミュレーション 大阪大学大学院工学研究科 山内智輝 100 5 keV 50 keV 100 keV 200 keV 目的 慣性核融合炉において、核融合反応により生じた高 エネルギーイオンが第一壁に照射される。この照射に よる損傷を分子動力学コードを用いて評価することを 目的とする。 displacement [/ion] 80 60 40 20 0 0 エネルギーの増加に伴い、はじき出し原子数はピーク 値、定常値共に上昇する。はじき出し原子数から再結 合分を取り除いた格子間原子数は、定常値において はじき出し原子数ほどのエネルギー増加に伴う上昇 は見られなかった。 1.5 2 2.5 3 図1 はじき出し原子数の時間発展 60 5 keV 50 keV 100 keV 200 keV 50 Interstitial [/ion] 結果 1 time [ps] 内容 入射イオンと原子の運動を分子動力学によって記述 し、電子-格子相互作用をランジュバン動力学によって 記述した。タングステンにα粒子を入射する計算を行っ た。 0.5 40 30 20 10 0 0 0.5 1 1.5 2 2.5 time [ps] 図2 格子間原子数の時間発展 利用した計算機 SX-ACE ・ ノード時間 60時間 ・ 使用メモリ 14 GB ・ ベクトル化率 97.5 % ・ 並列化 OpenMP 3
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