京都府では「食の安心・安全行動計画」を3年ごとに策定し、府民や農林漁業者、食品事業者の皆様の ご協力をいただきながら、様々な取組を行っています。 今年から始まる第4次計画(平成28~30年度)では、「食」を取り巻く情勢の変化や新たな課題に 応するための「4つの柱」を中心に、食の安心・安全を確保する取組を強化していきます。 第1の柱:伝え、共に考える 第2の柱:もてなす 第3の柱:目を光らせる 第4の柱:支える (食の信頼感向上に向けた情報 (京都ならではのきめ細やかな (監視・指導・検査の強化) (安心・安全の基板づくり) 提供の強化と府民参画の拡大) サポートの充実) ◆京都府や府内事業者の「食の ◆国内外からの観光客や大学の ◆農薬、肥料、家畜伝染病、動物 ◆生産者への指導や「きょうと信 安全」への取組を、様々な広報媒 留学生等に安心して京都の「食」 用医薬品、貝毒、流通食品、放射 頼食品登録制度」の普及等によ 体で情報発信します を味わっていただけるよう、外 性物質等について、食品の生産 り、食品の生産から消費までの各 ◆食中毒・食品添加物・農薬・ 国語での情報発信、食物アレル から消費までの一貫した監視、 段階で、安全性向上や安定供給 に努める事業者を支援します。 放射性物質・食と健康等の「食」 ギー対応、ハラール対応等きめ 指導及び検査等を実施しま に関するテーマについて、府民 細やかなサポートを行います。 す。 ◆グローバルG.A.P. 等の国際的 の皆様と共に考えます。 に通用する規格への事業者の対 応を支援します。 近年、食の安心・安全や環境への意識の高まりなどにより、有機農 業を目指す農業者が増えています。 そこで、農業改良普及センター(府内7か所)に有機農業相談窓口 を設置し、有機JAS認定を受けている経験豊富な有機農業者(京都 府有機農業アドバイザー)と連携して、技術や経営に関する御相談を お受けしています。 災害発生時の迅速な対応は、被災地の早期復旧にとってたいへん重 要です。 そこで、迅速な現地調査等の初動体制を確保するために、災害対応 経験の豊かな農林技術系の京都府退職者45名による「京都府農林災害 京力隊」を発足しました。大規模災害発生時には、市町村の要請を受 け、京力隊員がボランティアで支援します。 18
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