事業計画 - 公益社団法人 宮崎県食品衛生協会

平成28年度事業計画
1.事業方針
当協会は、公益法人としてより一層、社会的責任と社会貢献を果たすとともに、
定款の目的を踏まえ、今年度も引き続き公益性の高い事業を実施し、食の安全・安
心に貢献できる協会運営を行うとともに、食品衛生知識の普及啓発に関する事業、食
品衛生指導員活動に関する事業、人材の育成等に関する事業を積極的に推進して
まいります。
2.平成28年 度 重 点 施 策
(1) 「ノロウイルス食中毒予防強化期間事業」の推進
ノロウイルスによる食中毒を未然に防止し、消費者の食への不安を解消するた
め、今年度も「ノロウイルス食中毒予防強化期間」に、行政及び地区食品衛生協
会と連携して、ノロウイルスに関する的確な情報を提供し、消費者と食品等事業
者が相互に情報を共有する事業を一層推進する。
(2) 正しい手洗いの普及啓発の推進
食中毒や感染症予防の要である手洗いについて、「日本食品衛生協会が推奨す
る衛生的な手洗い」を、「ひぃむぅかぁの手洗いソング」に合わせた手洗いダン
スや手洗いマイスターを活用し、食品等事業者のみならず学校、保育園、病院や
介護施設はもとより家庭においても普及啓発を積極的に推進する。
(3) 食品衛生管理体制の強化・充実
より高度な食品衛生の自主衛生管理を実施している「五つ星店」を拡大させ、
消費者に対して適切な情報提供を行うことを目的に、
「 食の安心・安全・五つ星
事
業」を積極的に推進する。
また、食品製造におけるHACCPによる衛生管理の普及を推進し、食品等事
業者の衛生に関するレベルアップを図り、県民の健康保持の強化に寄与する。
3.平成28年度事業概要
Ⅰ
公益目的事業
(1) 食品衛生知識の普及啓発に関する事業
食品衛生知識の向上を図るための普及啓発事業を通して、公衆衛生の向上及び
県民の健康増進に寄与するため、次の事業を実施する。
1)食品衛生月間事業等
①
食品衛生月間事業
食中毒の発生しやすい夏期に、県民に食中毒防止を呼び掛けるための事業
として、街頭や集客施設でのチラシや啓発グッズの配布等を県内各地で実施
する。
②
ノロウイルス食中毒予防強化期間事業
冬期に多発するノロウイルスによる食中毒予防を呼び掛ける事業として、食品
等事業者や消費者に対する講習会や出前手洗い教室を県内各地で実施する。
2)食品衛生推進大会等の開催
①
食品衛生推進に係る大会等の開催
食品等事業者をはじめ地域住民が一堂に集い、講演会や指導員の体験発表
を行うなど、食品の安全・安心の確保と県民の健康保持に寄与し、食品衛生
知識の普及啓発を目的に実施する。
②
食品衛生功労者・優良施設表彰
食品等事業者の指導、自主衛生管理の推進及び消費者等への食品衛生思想
の普及啓発等に功績に対し、公益社団法人宮崎県食品衛生協会長等表彰を行
い、その功績を讃えるとともに、あわせて食品衛生の一層の向上及び増進に
資することを目的に実施する。
3)食品衛生の情報提供等
①
食品衛生知識の啓発事業
食品衛生知識向上のための衛生講習会の開催及び食品衛生に関するDVD
や手洗いチェッカー等の啓発用器材を食品等事業者や消費者に貸し出す啓発
事業を実施する。
②
正しい手洗いの普及啓発の推進
食中毒や感染症予防の要である手洗いについて、「ひぃむぅかぁの手洗い
ソング」に合わせた手洗いダンスや手洗いマイスターを活用して普及啓発を
積極的に推進する。
③
食品衛生の情報提供事業
年間を通じてホームページやパンフレット等を活用した食品衛生の情報提
供や、食中毒の多発する時期メデァア等を活用した啓発を行う。
④
食品衛生行政協力専門員による啓発普及事業
県の委託事業である食品衛生行政協力専門員による食品衛生指導員に対す
る研修会の実施や食品等事業者及び消費者等からの食品衛生に関する相談等
の啓発普及事業を実施する。
(2) 食品衛生指導員活動に関する事業
食品衛生関係施設の改善及び自主衛生管理を推進し、公衆衛生の向上及び県
民の健康増進に寄与するため、次の事業を実施する。
1)食品衛生指導員の養成等
①
食品衛生指導員の養成講習会等の開催
新たな食品衛生指導員の育成及び現に活動している食品衛生指導員の知識
向上のため、食品衛生指導員養成講習会等を実施する。
また、食品衛生指導員活動の次世代を担うリーダーを育成することを目的
として日食協が開催する食品衛生指導員全国研修会に参加する。
②
手洗いマイスターの養成
正しい手洗いの普及啓発を推進するために、「手洗いマイスター」を養成する。
2)食品衛生指導員による巡回指導及び相談事業
①
食品衛生指導員による巡回指導及び相談事業
食中毒が多発する 7~8 月及び 10~12 月を中心に食品等取扱施設を巡回
し、食品衛生に関する指導及び相談等を実施する。
②
食の安心・安全・五つ星店の拡大
より高度な食品衛生の自主衛生管理を実施している五つ星店を拡大させ、
消費者に対して適切な情報提供を行う。
3)営業許可及び登録施設の更新時調査指導事業
食品衛生法に基づく飲食店営業等11業種および食品等取扱条例に基づく
製造業や販売業の許可および登録更新時調査指導事業を実施する。
4)自主管理調査指導事業等
①
飲食店や食肉販売業等に係る施設の衛生管理等について点検調査を行い、
施設の自主衛生管理の方策について指導する。
②
より高度な自主衛生管理手法であるHACCP導入を目指す食品等事業者
に対し、指導助言できる食品衛生監視員OBを育成し、HACCP導入型基
準の指導を行う。
③
みやざきジビエの利活用推進のため、安全・安心な肉を処理する施設の衛
生管理状況を巡回調査する。
④
食品衛生事務事業
県内 8 保健所(宮崎市保健所を除く。)に食品衛生事務職員 8 名を配置し、
食品衛生行政に関する業務の補助及び食品衛生啓発活動や人材育成等に関す
る業務を補助する。
(3) 人材の育成等に関する事業
食品等取扱事業者及び従事者に関する十分な知識を習得させるために、法令等
に基づく資格取得に必要な講習会等を実施する。
1)ふぐ処理師試験受験資格認定講習会
2)食品衛生責任者養成及び実務講習会
3)調理師・製菓衛生師試験準備講習会
4)学校給食衛生管理研修会
5)その他食品衛生知識普及のための研修会等
Ⅱ
その他の事業
(1) 会員支援のための事業
各地区食品衛生協会が行っている食品営業賠償共済等の事務手続きの取りまと
め及び共済事業推進会議を実施する。