2016 AUTO BACS SUPER GT Round 2 「FUJI GT500km RACE」 ■開催日 予選 5 月 3 日(火)決勝 5 月 4 日(水)■開催地 富士スピードウェイ ■入場者数 予選 35,700 人 決勝 50,100 人 SUPER GT 第 2 戦、トヨタのホームコースである富士スピードウェイで行われた。ゴールデ ンウイークに開催されるとあって、2 日間で延べ 8 万人ものレースファンが訪れ大賑わいを 見せた。LEXUS TEAM WedsSport BANDOH は、500km という長丁場のレースに備えて、テスト を重ねてきたが、思うよう結果は出せず苦戦することとなった。予選では 11 位と歯がゆい 結果となるが、決勝ではマシントラブルやバーストなど戦線離脱するライバルが続出する混 戦を粘りの走りで 8 位まで追い上げて、きっちりポイントを稼いだ。これで連続ポイント獲 得を 12 戦にのばし、次戦への足掛かりをつかんだ。 ■予選 5 月 3 日(火)11 位 1’28.832 □公式予選 天候:曇り | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1(GT500)開始時 19℃/26℃、Q2(GT500)開 始時 18℃/24℃、Q2 終了時 18℃/24℃ お天気にも恵まれ、朝からにぎわう富士スピードウェイ。気温は 20 度に達し清々しい陽気 となったが、予選が始まる 14 時ごろにはサーキット上空には厚い雲が覆い冷たい風が吹い てきた。そして 300 クラスの Q1 が 14:30 から行われ、続いて 14:50 から 500 クラスの Q1 が始まった。何時もの通り予選開始直後はどのマシンも息を潜める。19 号車 WedsSport ADVAN RC F には国本雄資選手がステアリングを握る。そして、残り時間が 9 分を切った ところで、いち早く 1 号車がコースへ。これに続いて国本選手もコースイン。7 分を切った ところで役者が出そろい、Q1 が始まった。国本選手が操る 19 号車 WedsSport ADVAN RC F はタイヤを入念に温めて、アタックを開始。3 ラップ目には 1'28.865 のタイムで暫定 5 位につけるが、この時点で 1’28.468 のタイムで 1 号車がトップに立つ。しかし、コントロ ールラインをライバルが駆け抜けるたびに順位は目まぐるしく動きをみせ、国本選手も 4 ラップ目に再アタックを掛け 1'28.832 とタイムを刻むが、ライバルの追い上げが厳しく 11 位という結果に。 Q2 の結果、ポールポジションは、12 号車カルソニック IMPUL GT-R、2 位 46 号車 S Road CRAFT SPORT GT-R、3 位 38 号車 ZENT CERUMO RC F という結果に。 ■決勝 5 月 4 日(水) 8 位 □天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:24 度 /40 度>中盤:26 度/40 度>終盤:23 度/35 度 昨夜から朝にかけて豪雨に見舞われた富士スピード ウェイ。8 時ごろにはすっかり雨は止んだが台風並 みの風が吹き荒れた。しかし、決勝が始まるころに はすっかり風も収まり快晴の中、決勝の幕が上がっ た。フォーメーションラップを終えて、最終コーナ ーから立ち上がってくるモンスターマシンに満員の グランドスタンド席からレースファンの歓声がある。 それと、同時にコントロールラインを通過した 19 号車 WedsSport ADVAN RC F を操る国 本選手は一気にアクセル全開で、もつれ込むように 1 コーナーに侵入。オープニングラッ プは各陣営 500km 先のゴールを見据えておとなし目の展開になるが、6 ラップ目には 8 号 車を交わして 10 位へ。この時点で前を行く 24 号車から、19 号車、36 号車、17 号車、8 号車の 4 台が数珠つなぎの 9 位争いの展開になり、18 ラップ目には悔しくも 19 号車 WedsSport ADVAN RCF はその波にのまれ、12 位へ。そして 21 ラップ目には 14 位へと 後退してしまう。しかし、国本選手は着実にレースを展開し 28 ラップ目にライバルよりも 早めにピットイン。関口選手へとタスキをつないだ。 タスキを受け取った関口選手は戦列に戻り 14 位で レースを展開するが厳しい状況は変わらずとも、37 ラップ目には 64 号車を交わして 13 位へ。その後レ ースは大きく動きを見せることはなく、予定通り 69 ラップ目に再びピットイン。19 号車 WedsSport ADVAN RC F は、国本選手を乗せてコースへ。後半 に入り大きくレースが動くことになった 72 ラップ 目に 100 号車がバーストしてしまい大きくクラッシ ュしてしまう。これによりセーフティーカーが入ることに。隊列を組みなおしてレースが再 開したのは 78 ラップ目。しかしこのセーフティーが入ったタイミングが、500 クラスの 2 回目のピットインのタイミングと重なったチームもあり、燃料がギリギリだった 46 号車が セーフティーカーラン中にピットインし、大きくポジションを落とすことになり、77 ラッ プ目には 38 号車がガス欠で戦線離脱してしまう。この一連の混乱もあり、 19 号車 WedsSport ADVAN RC F は 11 位にポジションを上げる。そして、レースも終盤に入った 94 ラップ目には 8 位の 17 号車と 9 位の 15 号車が相次いでピットイン。これにより 19 号 車 WedsSport ADVAN RC F は 9 位へ。運も味方に付けた国本選手は着実にレースを展開し ゴール間直の 107 ラップ目、トップを独走していた 12 号車がバーストしゴール目前で姿を 消すことに。そして 19 号車 WedsSport ADVAN RC F を操る国本選手は残りの周回を着実 に走りきり 109 ラップ目にゴールラインをくぐり 8 位でチェッカーを受けた。 ■関口雄飛選手コメント 厳しいレースでした。僕も国本選手も頑張って走りましたが頑張っ て超えられる壁ではなくて…本当に厳しかったです。 今回はキツイ中でも 8 位。 これで 12 戦連続ポイント獲得しました。 それはチームの強みであって、混乱だったりクラッシュやミスなく ポイントを取れて良かったと思います。次戦はオートポリスがなく なり菅生になるので、それまでに何回かテストがあるので、そこで 今日のデータを元に良いタイヤを見つけて今回の悔しさをバネに 頑張りますので応援よろしくお願いします。ありがとうございまし た。 https://www.youtube.com/watch?v=U8GeWvRx2pQ ■国本雄資選手コメント 8 位でレースを終えました。想像以上位にペースを上げられずにレ ースできなかった印象です。なんとか 8 位でポイントを取れてよか ったと思います。ただ改善しなきゃならない部分もすごく多いので、 今後チームとミーティングして速い車、強い車を目指していきたい と思います。 応援ありがとうございました。 https://www.youtube.com/watch?v=EOnua7r1dvc ■坂東正敬監督コメント 500km という長いレースでドライバー2 人が頑張ってくれて結果 8 位でしたが、非常に満足していません。レースをした感じではなく、 棚ぼたで 8 位になれた感じです。本当にファンの皆様、スポンサー の皆様、すみませんでした。ただ反省点が多い分、次のレースに活 かさないといけないので気分を切り替えてこれからも頑張ります。 今日はピットもあまり早くなくて僕らの選んだタイヤもこの路面 に合ってなかったという部分でも完敗です。8 月にもう一度富士が あるので気分を切り替えてテストに行って次のレースに向けて頑 張りたいと思います。今日はありがとうございました。 https://www.youtube.com/watch?v=gqFb0vqRZaU 】 レーシングプロジェクトバンドウの Youtube チャンネル誕生。 サーキットの興奮をダイレクトにお茶の間にお届けします。 是非、チャンネル登録を!!! https://www.youtube.com/c/RacingProjectBANDOH
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