SUGO GT 300Km RACE

2015 AUTOBACS SUPER GT Round6
「SUGO GT 300Km RACE」
■開催日 予選 9 月 19 日(土) 決勝 9 月 20 日(日)■開催地
■入場者数 予選:8,000 人 決勝:28,500 人
スポーツランド菅生
混乱のピットインで順位を落とすが、5 位でフィニッシュ。着実にチ
ーム力をあげ次戦への足掛かりをつかんだ。
シルバーウイークの初日に向えた SUPER GT round6「SUGO GT300km RACE」
は宮城県のスポーツランド菅生で開催された。ここまで取りこぼすことなくポイン
トを着実に積み重ねてきた LEXUS TEAM WedsSport BANDOH。予選では Q2 に
進出し 7 位。決勝では、セーフティーカーの導入されたことによる混乱のピットイ
ンで番狂わせがあるが、着実にレースを展開し 5 位でフィニッシュ。
【公式予選】 7 位
□公式予選 天候:曇り | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1 開始時 26℃/33℃
Q2 開始時 25℃/31℃、Q2 終了時 24℃/30℃
晴天に恵まれたスポーツランド菅生。朝のフリー走行では.昨日の雨が残り、ウエッ
ト宣言が出されてのスタートとなったが、予選が始まることはすっかりドライに。
清々しい秋空のした、13 時 50 分からオンタイムで 500 クラスの予選が始まった。
Q1 アタッカーは関口選手。関口選手は先陣を切ってスタートした 39 号車に続いて
予選開始から 7 分後の 13 時 57 分にコースイン。ライバル達も続々と次々へコース
に入り予選を開始。周回ごとにタイムを刻み、予選残り時間も僅かになった 4 ラッ
プ目、1‘12.070 のタイムで、19 号車 WedsSport ADVAN RC F を 4 位に押し上げ
Q2 への切符をゲット。続いて行われた 500 クラスの Q2 は、300 クラスの Q2 で赤
旗が出たため、7 分遅れの 14 時 42 分から始まった。いつものように予選が始まっ
ても動きを見せない 500 クラス。Q2 アタッカーの脇阪選手も Q2 開始から 4 分後
にコースイン。すべてのライバルがアタックを開始し、タイヤが温まってきた 3 ラ
ップには、順位を映し出すモニターは、目まぐるしく順位が入れ替わり、トップは
11 秒台を刻んでくる。19 号車 WedsSport ADVAN RC F を操る脇阪選手も、徐々
にタイムを刻み、3 ラップ目には 1'12.992 のタイムで暫定 4 位につける。しかし、
手を緩めずアタックをし続けた脇阪選手は 4 ラップ目には 1'12.838 と、0.15 タイ
ムを縮めるが、Q2 は 7 位に。トップから 8 位のまで 1.2 秒差と僅差の予選となっ
た。
トップは 46 号車 S Road MOLA GT-R、2 位 100 号車 RAYBRIG NSX
CONCEPT-GT、3 位 64 号車 Epson NSX CONCEPT-GT。
【決勝】5 位
□天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:26 度/38 度>途中:27 度/37 度>
終盤:26 度/35 度
秋の大型連休の 2 日目の 9 月 20 日、清々
しい風が心地よい行楽日和となったスポ
ーツランド菅生。決勝の幕は定刻通り 14
時から宮城県警のパトカーと白バイの先
導によるパレードラップから開始された。
冷静なスタートを切った 500 クラスは、ほ
ぼ、グリッド通りの順位でオープニングラ
ップからレースを展開。スタートドライバ
ーを務める関口選手もこれに続いて、ポジ
ションキープでレースを展開。この図式はトップ 46 号車から 7 番手の 19 号車
WedsSport ADVAN RC F まで 18 ラップ目に入るまで動きを見せずにいたが、5
位の 24 号車、6 位の 6 号車、7 位の 19 号車までは三つ巴の接近戦となっており、
19 ラップ目にはペースの上がらない 24 号車をまずは 6 号車がオーバーテイク。続
いて、20 ラップ目に 19 号車 WedsSport ADVAN RCF も 24 号車をパスし 6 位へ。
順調にレースを展開していた矢先の 26 ラップ目、バックストレッチで 2 台が絡む
クラッシュが発生し、これによりセーフティーカーが入ることに。この時点でレー
スの 3 分の 1 を消化していることから 300 クラスを含めた全車がピットインの準
備をし始めた。そして、ピットレーンがオープンになるとほぼ全車がピットに押し
寄せピットレーンは大混乱となるが、19 号車 WedsSport ADVAN RC F も狭い菅
生のピットレーンになだれ込むように入ってきた 19 号車 WedsSport ADVAN RC
F は、混乱を極めたピット作業で、脇阪選手を送り出すが、さすがにロスタイムが
出てしまう。しかも、ピットレーン出口付近のチームが、同時にピットインしたこ
とにより、ピットレーンを塞ぐというアクシデントが発生。悔しくもピットレーン
出口を目前として足止めを喰らってしまった 19 号車 WedsSport ADVAN RC F。
戦列に復帰したときにはポジションを 8
位に落としてしまう。しかし、19 号車
WedsSport ADVAN RC F を操る脇阪選
手は、冷静にレースを展開。この一連の
クラッシュからセーフティーカー導入で、
黄旗区間の追い越し違反など、普通では
あまり類を見ない違反が続出。ピットレ
ーンの混乱に続いて、番狂わせな展開が
この後も数週にわたり続くことになり、
41 ラップ目には脇阪選手の前を行く 12 号車にペナルティーが出され、19 号車
WedsSport ADVAN RC F は 7 位にポジションをアップ。そして、66 から 67 ラ
ップ目にも 37 号車、1 号車がペナルティーを受け大きく順位を落とし、脇阪選手
は 5 位へ浮上。そして、果敢にレースを展開する脇阪選手はレース終盤を迎えたこ
ろには、ラップタイムの速さで前を行く 6 号車を追い詰める走りを見せ、最終ラッ
プを迎えたころにはテール to ノーズの攻防戦まで追い詰める。しかし菅生の狭い
コースに阻まれるかのように、0.4 秒とどかず 5 位でチェッカーを受けた。
混乱を極めたレースを制したのは、100 号車 RAYBRIG NSX CONCEPT GT、2
位 46 号車 S Road MOLA GT-R、3 位 24 号車 D’station ADVAN GT R と言う結
果に。
【脇阪寿一選手コメント】
本気で勝つつもりで挑んだレースでしたが、5 位でした。
SC が入って、ピットレーンがオープンになるのと同時に関
口選手をピットへ呼び込み、我々はルーティンピットワー
クを敢行したのですが、まず隣のピットの 300 クラスとの
混乱でタイムロスをし、さらにピットアウト後のピットロ
ード途中で他車が突然飛び出してきたので接触を避けるべ
く一時停止でタイムロス、直後のピットロード出口付近で
は Honda の車両に行く手を完全に塞がれてしまい数十秒
その場から身動きが取れなくなってしまうというタイムロ
ス。3 度のアクシデントでどれだけタイムを失ったかわか
りません。本気で勝つつもりで挑んだレースだったのです
が、不運なハプニングに見舞われ勝つことができませんでした。非常に悔しい思い
でいっぱいです。ただ、着実にチームとしてのポテンシャルが上がってきている事
を感じているので、茂木、オートポリスと続くテストで良いクルマとタイヤを作り、
次のレースに挑みたいと思います。
シーズンも残すところあと 2 戦となりましたが、
これからもご声援の程、宜しくお願いします。
【関口雄飛選手コメント】
ペースはよかったんですがコースの特性上、中々抜けずポ
ジションを 2 つしかあげることができませんでした。鈴鹿
同様またしても SC 導入のタイミングで順位を落としてし
まいましたが、クラッシュ、ペナルティーが続出する中ミ
スなく走りきれました。残り 2 戦になりましたが、結果を
出すため全力で挑みますので、これからも応援よろしくお
願いします。
【坂東正敬監督コメント】
言い訳ですが・・ピットの位置も悪かったですね・・それ
は練習走行から感じていました。しかしもっと冷静にメカ
ニックに指示を伝えないとダメでした。僕のミスです。あ
そこで今回の流れを掴む事が出来ませんでした。
しかし、あのピットの混雑は今後改善してほしいですね。
関口選手のスティントのタイムも脇阪選手のスティント
のタイムも全く悪くなかったです。スポンサー様に優勝を
プレゼントする予定だったので凄く悔しいです。ファンの
皆さんに希望を持たせながら結果を出せずに本当に申し
訳なく思っています。タイヤのパフォーマンスは凄く向上
しているので AP も期待してください。
全戦ポイントを取っている唯一のチームなので今後は大量得点を取りにテストか
ら全力で取り組みます。応援ありがとうございました。