LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 第3戦レポート

2016 AUTO BACS SUPER GT Round 3
熊本地震復興支援大会
「MOTEGI GT 250km RACE」
予選 11 月 12 日(土)決勝 11 月 12 日(土)■開催地
■開催日
ツインリンクもてぎ
■入場者数
23,500 人
SUPER GT 第 3 戦が栃木県のツインリンクもてぎで開催された。本来ならば 5 月に開催さ
れるはずだったが、震災の影響で最終戦に組み込まれることとなった。土曜日に第 3 戦の
予選と決勝が行われ、そして日曜日に最終戦として予選と決勝が行われる。しかも、ウエ
イトも土曜日はそれまで積んでいたウエイトが半減し、日曜日はノーウエイトとなる超変
則スケジュール。
第 7 戦のタイでは、ポールトゥ―ウインで 5 番手までシリーズランキングを上げた LEXUS
TEAM WedsSport BANDOH は、シリーズ優勝の芽を残して週末の 2 ラウンドを戦うこと
となった。第 3 戦に当る土曜日は、予選では関口選手がアタック。昨日の雨の影響が残る
ウエット路面に苦しむが 8 番手タイムをたたき出した。決勝では、タイヤ無交換作戦が功
を奏し、5 位でフィニッシュ。明日の最終戦に勢いをつけた。
■予選
□公式予選
11 月 12 日(土)8 位
1 分 46 秒 757
天候:晴れ | コース:ウエット | 気温/路面温度 開始時点 11℃/12℃
昨日の雨の影響が残るツインリンクもてぎ。第 3 戦と
なる土曜日は晴れて暖かくなると予想されたが、予選
が始まる 8 時半のコースコンディションはウエット。
まったく乾く気配がないままウエット宣言が出され
始まった。まずは 300 クラスの予選が 8 時半から 15
分間行われた、その後 9 時から 500 クラスの予選が始
まった。予選アタックドライバーは、関口選手だ。予
選が始まると同時にコースインし、アタック開始。数
台のライバルはドライタイヤでコースに出るが、1 ラ
ップでウエットタイヤに交換しているので、ほぼ全車がウエットタイヤでアタックをし始
めた。
19 号車 WedsSport ADVAN RC F をドライブする関口選手は、1 ラップごとにタイムを刻
むみ 3 ラップ目には 1 分 48 秒台をマークする。しかしトップタイムには及ばず 4 ラップ目
にピットイン。タイヤを交換し、再度アタックを開始する。そして予選後半には、同じア
ドバンユーザーの 24 号車が 1 分 46 秒台のタイムをマークし首位に立つ。それをターゲッ
トに各陣営がタイムを刻みランキングが入り乱れてくる。19 号車 WedsSport ADVAN RC F
を操る関口選手も再アタックをかけ、最終ラップに 1 分 46 秒 757 のタイムをたたき出し、
8 位にランキング。追い上げを期待する順位となった。
トップタイムは、39 号車 DENSO KOBELCO SARD RC F、2 位フォーラムエンジニアリ
ング ADVAN GT-R、3 位 au TOM’S RC F という結果に。
■決勝
□決勝
24 度
11 月 12 日(土)5 位
天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:18 度/24 度>中盤:21 度/23 度>終盤:22 度/
ドライコンディションで迎えた決勝は 30 分足らずの短めのグリッドウォークが終わった後、
13 時 10 分からフォーメーションラップが始まり、決勝の幕が上がった。オープニングラ
ップの 1 コーナーはきれいに全車がクリア。19 号車 WedsSport ADVAN RCF のスタート
ドライバーの関口選手もポジションキープでレースを展開するが、インフィールドで早く
も 2 台のライバルをパスし 6 位に浮上、さらに 2 ラップ
目に 64 号車を交わし 5 位へ順位をあげる快走を見せる。
しかし、3 ラップ目には、300 クラスのマシンが大破す
るほどの大きなクラッシュがありレース序盤からセー
フティーカーが入る。このセーフティーカーは 7 ラップ
目には解除されレースは再開。関口選手は前を行く 100
号車と激しい 4 位争いを展開。各コーナーで襲いかかる
がなかなか抜くことはできず、歯がゆいレースが続くと、
6 位を走行していた 6 号車が 19 号車 WedsSport ADVAN RC F の背後に迫り、今度は 6 号
車とのテールトゥーノーズの戦いとなり、この 5 位戦いは順位を入れ替えながら、19 ラッ
プ目まで続くことに。19 ラップを過ぎたころにはブリヂストンユーザーは、ピットインの
タイミングとなり関口選手は 5 位を死守。そしてピットを遅らせた 19 号車と 24 号車の順
で走行。そして 19 号車は 29 ラップ目にピットイン。タイヤ無交換作戦を決行し、ピット
ロスを最小限で戦列に復帰!ブリヂストンとミシュラン勢がタイヤを 4 本交換するが、ヨ
コハマタイヤの強みを生かし、順位を落とすことなく 4 位で国本選手を送り出した。しか
し、レースは熾烈を極め、徐々に 5 位の 6 号車が背後にせまり、後退を余儀なくされる。
その後、レースは大きく動くことなく、53 ラップ目にチェッカーが振られ、19 号車
WedsSport ADVAN RC F を 5 位でゴールへ導いた。
優勝は、
同じ YOKOHAMA ユーザーの 24 号車フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R、
2 位 39 号車 DENSO KOBELCO SARD RF F、3 位 36 号車 au TOM’S RC F という結果
に。
■関口雄飛選手コメント
結果 5 位、
予選 8 位から 3 つポジションを上げてゴールしました。
タイヤ無交換作戦を使って前半は僕で、後半は国本選手。国本選
手はタイヤ無交換という厳しい状況のなか、すごく頑張ってくれ
ました。レース序盤にバトルがあって少しタイヤを酷使してしま
って、そういう意味ではすこし迷惑をかけてしまったとおもいま
すが、しかしトラブルもミスもなく 5 位という結果で終われたん
で良かったです。シリーズチャンピオンは難しいですがランキン
グ上位で終われるようにしたいです。明日は 3 位以内でスタート
できれば優勝できると思いますので頑張ります。
https://www.youtube.com/watch?v=oi60iogDnB8
■国本雄資選手コメント
結果 5 位、関口選手からスタートしてタイヤ無交換でポジション
を上げることはできたんですがタフなレースになりました。
僕のドライビングミスで順位を落としてしまったので反省してい
ます。明日はどんな展開になるかわかりませんがしっかり戦って
上位でゴールしたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=l841EWDBvYY
■坂東正敬監督コメント
予選 8 位からスタートして 3 つ順位を上げてゴールしました。トッ
プ と の 差 が 10 秒 で 非 常 に 悔 し い レ ー ス で し た 。 し か し
YOKOHAMA さんが素晴らしいタイヤを用意してくれたのでタイ
ヤ無交換という作戦を取れて順位を上げられたと思います。チャン
ピオン争いは 5 位で変わらず Rd8 に臨むことになりますが最後に
優勝するしかないと思いますので予選から 1 ポイント取りに行く
つもりで、そして決勝で優勝して最後にシリーズ何位なのか確認し
たいと思います。ここまで 17 戦連続でポイントを取っています。
これはチームの力がすごく大きいと思います。明日も勝ちに行きま
すので、今日以上の応援をお願いします。
https://www.youtube.com/watch?v=jkIQvQnt7F8&t=1s
】
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