2016 AUTO BACS SUPER GT Round 5 「FUJI GT300km RACE」 ■開催日 予選 8 月 6 日(土)決勝 8 月 7 日(日)■開催地 富士スピードェイ ■入場者数 予選 18,400 人 決勝 33,500 人 SUPER GT 第 5 戦が富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。 前回の第 4 戦菅生では、表彰台争いにしのぎを削るが、悔しくも 5 位に終わってしまった 19 号車 WedsSport ADVAN RC F。苦汁をなめた一戦となってしまった。そして第 5 戦は 苦手意識の高い富士スピードウェイ。19 号車が苦手とするこのサーキットをどう攻略する かが勝利への鍵となるが、またもや苦戦を強いられることとなった。予選では、LEXUS 勢 の中で唯一 Q2 へ進んで 8 位。決勝では、思うようなレース展開ができずに苦しむが、粘り の走りをみせ 10 位でゴール。苦しいながらも着実にポイントをつかみ取り、連続ポイント 獲得数を 14 戦に伸ばした。 ■予選 8 月 6 日(土)8 位 1 分 29 秒 965 □公式予選 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1(GT500)開始時 33℃/48℃、 Q2(GT500)開始時 32℃/47℃ 夏休み真っ盛りの富士スピードェイは、朝から気温がぐんぐん上昇し、予選が始まる 14 時 には 33 度に達した。そして、14 時 25 分から 300 クラスの Q1 から始まったが、10 分ほど で赤旗と中断となった。すぐに再開されたが、500 クラスの Q1 は 14 時 51 分から 6 分遅 れで始まった。 朝のフリー走行で、 富士スピードウェイの感触を確かめた 19 号車 WedsSport ADVAN RC F、の結果は 9 位。Q2 に手が届くか届かないかの瀬戸際のタイムだ。そして大 事な Q1 のアタックドライバーは長いミーティングの末、国本選手が抜擢された。国本選手 は緊張の面持ちで Q1 をアタックすることに。いつものように定刻通りにアタックするライ バルは 1 台も現れず、静まり返るコースにエキゾーストサウンドが響いたのは Q1 開始から 5 分後。まずは 24 号車がコースへ向かった。これを追うように国本選手もコースイン。1 ラップごとにタイムを更新し、残り 2 分を切った時点でトップは、1 分 28 秒台をマーク。 この時点では 19 号車 WedsSport ADVAN RC F は 14 位にランキング。しかしトップタイ ムを追うようにアタックをかけた国本選手は 4 ラップ目に 1 分 29 秒 596 のタイムで一気に 7 位までジャンプアップし、Q2 へつないだ。この時点で、LEXUS 勢は 19 号車 WedsSport ADVAN RC F1 台のみが Q2 へ進出した。 そして、Q2 は、15 時 36 分から 12 分間で行われる。いつもならば、開始早々にはアタッ クをかけないが、予選を見据えた固めのタイヤを選んだチームはウォーミングアップを入念 に行うため Q2 開始早々に関口選手をコースへ送り出した。そしてその 3 分後に 24 号車が コースインし、その 1 分後に全車がコースイン。ポールポジションをかけたタイムアタッ クが始まった。最後の 1 ラップに勝負をかける Q2 は 終盤に向うにつれトップタイムがクルクルと入れ替 わり、関口選手も 5 ラップ目に 1 分 29 秒 965 のタイ ムを出し、暫定 2 位にランキングされるが、6 周目、 再度アタックをかけたが、5 ラップ目のタイムがベス トラップとなった。トップタイムにはわずかに届かず、 8 位にランキング。明日の決勝は追い上げを期待する ポジションとなった。 ポールポジションは 12 号車カルソニック IMPUL GT-R、2 位 S Road MOLA GT-R、3 位 1 号車 MOTUL AUTECH GT-R とニッサン勢が並んだ。 ■決勝 8 月 7 日(日)10 位 □天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:33 度/54 度>中盤:31 度/51 度>終盤:32 度/48 度 真っ青な空の下、富士スピードェイに集結したレ ースファンは 3 万人を超えた。昨日の予選で 8 番 グ リ ッ ド を 獲 得 し た 19 号 車 WedsSport ADVAN RC F のスタートドライバーは国本選手。 いつものように警察車両と白バイ隊が交通安全 を呼びかけるパレードラップから走り出した。パ レードラップの後、フォーメーションラップから、最終コーナーを立ちあがり、蜃気楼が 揺らめく彼方からモンスターマシン達が姿を現した。次第に大きくなる姿とエンジン音。 そしてコントロールラインのレッドシグナルがグリーンに変わった瞬間、3 万人のレース ファンが見守る中、第 5 戦の幕が上がった。 オープニングラップは牽制しながらもおとなし目なスタートを切った 500 クラス。19 号車 WedsSport ADVAN RC F のステアリングを握る国本選手も、ポジションキープ(8 位)で レースを展開。しかし 5 ラップ目には早くも 15 号車がトラブルのため戦線離脱し、7 ラッ プ目には前を行く 24 号車もトラブルを抱え、相次いでピットへ。19 号車 WedsSport ADVAN RC F は 6 位にポジションをアップ。レースは淡々と進んだかのように思えたが、 各所でマシントラブルで後退を余儀なくされるマシンが序盤から目立ち始めた。19 号車 WedsSport ADVAN RC F を操る国本選手はライバルが離脱する姿を尻目に冷静にレース を展開。ポジションを死守しながらレースは 18 ラップを数えた 1 コーナー立ち上がりで 300 クラスのマシンのボンネットが飛んでしまうアクシデントが発生。この処理にセーフ ティーカーが入る。チームの作戦では最低周回数の 24 ラップでピットインすることを決め ていたが、思わぬアクシデントで、ピットのタイミングが難しい状況になってしまった。 関口選手もレースの状況に備えて、戦闘態勢を整え状況を見守る。そして、セーフティー カーは 22 ラップ目にホームストレートで隊列を組みなおすと、再度セーフティーカー先導 で走り出した。そして 2 ラップほど走った後、コースはクリアと判断され、セーフティー カーは退場しレースはリスタートされた。これと同時にピットレーンもオープンし、当初 の予定通り 19 号車 WedsSportADVAN RC F はピットイン。素早いピット作業で国本選手 からバトンを受け取った関口選手を戦列へと送り出した。この時点でピットに入ったのは 19 号車、8 号車、64 号車の 3 台のみ。他のライバルはレースを続行した。そして、ピット アウトした時点で 11 位にポジションを構えることとなった 19 号車 WedsSport ADVAN RC F。26 ラップ目には 10 位へ、29 ラップ目には 9 位へポジションをアップしレースを 展開。レースも中盤に差し掛かった 30 ラップを超えたころにはライバルのピットのタイミ ングも手伝い、8 位にまでポジションを上げるが、思うようにペースが上がらず、苦戦を 強いられライバルとの激しいポジションを展開するが追い上げが厳しく 10 位までドロッ プしてしまう。しかし、関口選手は着実にレースを展開し、19 号車 WedsSport ADVAN RC F をゴールへと導き、ポイント連続獲得数を 14 戦に伸ばした。 ■関口雄飛選手コメント 結果 10 位。非常に厳しいレースでした。ペースは悪かったですが 意地を見せられたかと思うし自分のひとつのテーマであるやると きも、やられる時もお客さんが喜んでくれるレースを見せられた かと思います。苦しいレースでしたが 10 位でフィニッシュしたの で、これで 14 戦連続ポイントゲットです。チームのみなさんの努 力の結果だと思います。クラッシュだとかトラブルなど多発する 中で 14 戦もノートラブルでレースできたことを感謝しています。 ありがとうございます。次の鈴鹿は 3 週間後です。ミーティング をしっかりして良くなかったことを次に生かせるように頑張りま す。今後も応援よろしくお願いします。 https://www.youtube.com/watch?v=LlpqSWK-HKw ■国本雄資選手コメント 凄く厳しいレースで、他車と比べてペースが上がらず。僕は 24 周 のミニマムでピットインしたんですが、後半は固いタイヤで走っ たんですがやはりあまりペースがよくなくて。予選 8 位から 10 位 に順位を落としてのゴールとなってしまいました。戦って課題も 見えてきたので今回のデータを元にもっと強くなって鈴鹿で戦い たいと思います。今後も応援よろしくお願いします。 https://www.youtube.com/watch?v=EbrtsGGSXQU ■坂東正敬監督コメント 厳しいレースでした。ドライバー2 人は負担が大きかったと思い ます。序盤は国本選手が関口選手よりソフトタイヤで行き、後半 は関口選手が固いタイヤでスタートしました。ピットワークも問 題なかったんですが思った以上にペースが上がらず、尚且つ他車 が思ったよりタイムが落ちなくて。淡々とポジションをキープす る結果となりました。苦しいレースでしたがポイントを取れてチ ーム的には前向きにとらえて残りの鈴鹿、タイそして茂木につな げられるように頑張っていきます。応援ありがとうございました。 https://www.youtube.com/watch?v=Lv5Vlbpzpig 】 レーシングプロジェクトバンドウの Youtube チャンネル誕生。 サーキットの興奮をダイレクトにお茶の間にお届けします。 是非、チャンネル登録を!!! https://www.youtube.com/c/RacingProjectBANDOH
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