滝川版CCRC基本計画策定調査業務 仕様書 1.業務目的 滝川市が

滝川版CCRC基本計画策定調査業務 仕様書
1.業務目的
滝川市が有する地域資源を十分に活用し、広域連携を視野に入れた「滝川版CCRC基本計画」
を平成28年度に策定するほか、複数年の展開を構想する中で、まずは同年度に首都圏など都市部
へのPR活動に着手し、本市の総合戦略におけるKPI「都市部からの移住者数40人」の達成に
資する取組を進める。
また、「まちなか」の公共用地を活用した事業モデルとして、高齢者の居住機能や地域交流拠
点等の整備のあり方を視野に入れながら、コンパクトタウンの一つである「江部乙地区」、アク
セス利便性や近隣市への就業を考慮した「東滝川地区」など、生活スタイルに応じて居住地が選
択できる仕組みを検討するほか、高齢者のみならず多世代が交流できる仕組みづくりを行う。
本業務は、滝川版CCRCの実現に向けて、現状調査、意向調査等の基礎調査を踏まえ、課題
整理、コンセプト及び事業スキーム、事業メニュー、プログラム等の検討を行い基本計画として
取りまとめることを目的とする。
2.業務名
滝川版CCRC基本計画策定調査業務
3.業務期間
契約締結日から平成29年3月31日まで
4.業務内容
(1)計画準備
事業を適切に実施するために必要な経験等を有する担当者の配置体制を確保するとともに、
国内のCCRCの先駆的事例を既存資料等によって把握する。
(2)現状調査
滝川市周辺の生涯活躍のまちの基盤となる社会条件、自然条件や活用可能な資源・機能とと
もに介護保険事業計画等関連計画や生涯学習の取組状況を把握する。また、「生涯活躍のまち」
の取組に対する期待や要望など市民ニーズをアンケート等によって把握する。
ア 社会条件・活用可能な資源・機能の把握
イ 介護保険事業計画の動向把握
ウ 生涯学習等の取組の現状把握
エ 市民ニーズの把握
(3)居住者及び事業者への意向調査
居住者となりえる首都圏アクティブシニアの滝川市周辺地域への移住・訪問(お試し居住・
二地域居住)意向や求める要望などをWEBアンケート調査等によって把握する。また、事業者に
おけるニーズをアンケート、ヒアリングによって把握する。
(4)滝川版CCRCの推進にあたっての課題整理
(2)~(3)及び国等の施策動向を踏まえながら、滝川市でCCRCを推進するにあたっ
ての課題を整理する。
(5)滝川版CCRCのコンセプト及び事業スキームの検討
(4)で検討した課題や「滝川市の基本的考え方」の妥当性検証を行い、滝川版CCRCの
コンセプト及び行政、地域を含めた連携や事業関係性を示した事業スキームを検討する。
(6)事業メニュー、プログラム、事業収支の検討
PR、相談(住宅、生活環境など)、受入(お試し移住、体験観光など)、生涯学習・就労・
ボランティア等への参加、介護予防・健康づくり、介護・医療等が連携するCCRCの事業メ
ニューを検討する。
またアクティブシニアの活躍の場としての教育・実践プログラムを検討する。
(7)事業効果及び影響整理
CCRCを展開するにあたって、滝川市及び滝川市民にもたらす効果及び影響(経済効果、
医療・介護費等の負担)について、定性的かつ定量的に分析する。
(8)協議会の運営支援
滝川版CCRC基本計画策定調査の実施にあたって、地域住民等の意向の把握や関係機関と
の連携が必要であるため、協議会の設置及び運営支援を行う。
(9)打合せ協議
打合せ協議は、契約締結時、中間報告時、実績報告時の計3回以上行う。
(10)滝川版CCRC基本計画の策定支援
基本計画の素案とりまとめ及び最終原稿のレイアウト等の企画・作成
5.成果品
(1)各種アンケート調査・ヒアリング結果報告(データ納品)
(2)協議会議事録(データ納品)
(3)滝川版CCRC基本計画(簡易製本100 部・データ納品)
(4)概要版(簡易製本100部・データ納品)
(5)滝川版CCRC基本計画の説明用資料(データ納品)
(6)納入場所は、滝川市総務部企画課企画政策係(滝川市役所5階)
6.その他
(1)再委託
本業務の一部を再委託する場合は、滝川市と協議のうえその承認を得なければならない。
(2)報告
受注者は、本事業の進行状況等を定期的に報告するほか、本市の求めに応じて適宜報告を行
うものとする。
(3)個人情報の取扱い
個人情報等の取扱いについては、別記「個人情報等取扱特記事項」を遵守しなければならな
いものとする。
(4)知的財産
本業務に関して滝川市が開示した情報及び業務履行過程で生じた納入成果物等に関する情報
を業務の目的以外に使用または第三者に開示もしくは漏えいしてはならないものとし、そのた
めに必要な措置を講じること。
納入される成果物に第三者が権利を有する著作物(以下「既存著作物」という。)が含まれて
いる場合は、滝川市が特に使用を支持した場合を除き、当該著作物の使用に必要な費用の負担
及び使用許諾契約に係る一切の手続きを行うこと。この場合、当該契約の内容について事前に
滝川市の承認を得ることとし、滝川市は既存著作物について当該許諾条件の範囲内で使用する
ものとする。
(5)仕様書の定めのない事項
仕様書の定めのない事項については、協議の上対応を決定する。