ハーモニアスポリス構想圏域の道路網可能性調査等業務委託仕様書

参考仕様書
ハーモニアスポリス構想圏域の道路網可能性調査等業務委託仕様書
1.業務目的
敦賀市及びその周辺地域の広域的かつ一体的な経済圏・生活圏の形成により、持続可能な地域の将来
を展望する「ハーモニアスポリス構想」について、構想実現の上で必要となる道路交通アクセスの改善
を検討することを目的とする。
2.委託業務の概要
(1)委託業務名
ハーモニアスポリス構想圏域の道路網可能性調査業務
(2)本業務は、次の計画等を参酌し、その具体化に向けた取組みを行うものである。
・地域再生計画 ハーモニアスポリス構想推進計画(広域的経済圏等形成推進計画)
・ハーモニアスポリス構想推進事業イメージ図
3.業務内容
(1)計画準備
ハーモニアスポリス構想の基本理念、構想内容等の基本事項を把握するとともに、本年度の成果目
標を踏まえて業務計画書を作成する。
(2)対象圏域の現況・特性の把握
対象圏域(福井県敦賀市・美浜町・南越前町、滋賀県長浜市・高島市・米原市)の総合計画、地方
版総合戦略、都市計画マスタープラン等の上位計画や各種統計等の既存資料を用いて、圏域の現況や
特性、将来的な方向性を把握、整理する。
(3)構想実現、地域課題に基づく交通アクセス改善必要性の整理
圏域の現況や特性、及びハーモニアスポリス構想の検討過程を踏まえ、交通アクセス改善の必要性
を整理する。また、必要性をもとに、改善水準を整理する。
なお、アクセス改善(新規ルート又は既存道路の改良)は、
「敦賀-高島間トンネル」
「敦賀-長浜
間国道8号バイパス」
「南越前町―長浜間道路改良(国道365号改良等)
「美浜-高島間道路改良(県
道213号・栗栖河内谷林道改良等)」の4経路等を想定し、それぞれについて整理を行う。
ただし、交通アクセス改善に係る経路の設定については、この4経路以外の提案を妨げるものでは
ない。
(4)交通アクセス改善計画イメージの作成
交通アクセス改善必要性及び改善水準の整理に基づき、計画イメージを作成する。
計画イメージは、国土地理院 1:25,000 地形図等を用いて概略のルート及び道路構造を整理し、事
業費規模及び整備上の課題を整理する。
なお、概略のルート及び道路構造の設定は、3案程度の比較検討を行って最適案を選定するものと
する。
作
成 資 料
・平 面 図
S=1:25,000 程度
想 定 道 路 延 長
・敦賀-高島間トンネル
L=12.0 ㎞
・縦 断 図
・敦賀-長浜間国道8号バイパス
L=3.7 ㎞
・標準横断図
・南越前-長浜間道路改良
L=7.5 ㎞
・ルート比較資料
・美浜-高島間道路改良
L=13.2 ㎞
・事業費規模の想定
合計 L=36.4 ㎞
(5)整備上の課題整理
選定した計画イメージについて、整備上の課題を整理するとともに、その対応方法を検討する。
(6)会議資料作成
ハーモニアスポリス構想に係る会議(以下「会議等」)において、道路改良の検討過程に関する資
料作成(1回を想定)を行う。また、会議への出席及び運営の補助を行う。
なお、会議等において寄せられた意見については、「5)整備上の課題整理」において次年度以降
の検討材料として整理する。
(7)報告書作成
(1)~(6)の内容を取りまとめた報告書を作成する。また、パワーポイント5枚程度で報告書の
概要を取りまとめる。
(8)ハーモニアスポリス構想策定業務との連携
本業務を実施するにあたっては、別途実施する「ハーモニアスポリス構想策定業務」と連携を図る
ものとする。
(9)打合せ
業務打合せは着手時、中間時(1回)、報告書作成時(納品時)とする。
4.期限
平成29年3月31日
5.成果品
以下の成果品について、敦賀市に納品すること。
また、当該業務による成果物の使用に関する一切の権利は、敦賀市に帰属するものとする。
・調査報告書
2部
・上記の電子データが格納されたCD-R
1枚
※この仕様書は、参考資料であり、プロポーザル等の結果を踏まえ、契約時までに一部変更
することがあります。