調査・報告提案書 斉藤邸・杵築市中央区 担当・松川 調査内容 実施日 平成 25年 4月14日 (家屋シロアリ調査 建物構造(木造) 大きさ広さ「床下」 ( 約32 坪) 現状調査 掘りコタツ下にシロアリの 蟻道あり。シロアリは蟻道 の中を進み木材を食害し ます。 現状調査 和室から居間方向へは通気 口が小さく進めません。 その他は進入できます。 現状調査 他にも、至る所にシロアリの蟻道があります。シロアリは光や風をきらいます。土 でトンネルを作り家屋へ侵入して来ます。 調査所見 シロアリ豆知識 【イエシロアリ】 本種は千葉県南部、神奈川県以 西の太平洋岸、四国、九州に分 布している。湿潤な木材だけに限 らず乾燥木材をも加害する。一群 の個体数が多いため加害速度は 大きく、しかも広範囲に及ぶ。羽 アリは6~7月の夕刻に一斉に飛 び出し、灯火に飛来する。従って、 常夜灯のある門、玄関、台所付 近が、営巣場所に選ばれ易い。 【ヤマトシロアリ】 ・北海道の一部を除き全国に分布しており、 被害の範囲は本邦最大である。本種 は湿潤な木材を好むので、台所、風 呂場、植木棚等が被害を受け易い。 本種の移動は蟻道内部を通路として 行われる。羽アリは4~5月頃の午前 中に見られるが、灯火に集まることは ない。一群の構成は1~3万頭と少な い。 【ヒラタキクイムシ】 ・赤褐色の2~7mmの甲虫である。幼虫は木材 の内部をトンネルを穿って食害する。幼虫 は直径2mm内外の小穴を穿ち脱出する。 脱出孔の下には木粉が落下している。加 害木材は多岐に及ぶがラワン、ナラ、ケヤ キ、タケの被害が著しい。年に1~2回の 発生であるが、一度に発生することはない。 脱出孔が発見された場合には、その周辺 には多数の幼虫が生息していると考えら れる。
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