業務委託仕様書(PDF:159KB) - たつの市

たつの市測量図電子化人材育成支援業務委託仕様書
第
1
章
総
則
第1条(適用範囲)
本特記仕様書は、たつの市(以下「甲」という。)が受託者(以下「乙」という。)に対
して、「たつの市測量図電子化人材育成支援業務委託」(以下「本業務」という)について、
業務の適正な成果を期するために履行しなければならない必要事項を定めるものである。
第2条(業務目的)
本業務は、未就職卒業者や、結婚・出産による離職から再就職を希望する女性求職者等
の失業者に対して、ほ場整備事業の成果品である確定測量図の電子化業務を通じて、地域
の企業等で就業するために必要な技術、知識の習得による人材育成を図り、就職に向けた
支援を行うことを目的とする。
第3条(準拠法令等)
本業務は、本特記仕様書によるほか、次の法令等に準拠するものとする。
(1)
測量法
(2)
測量法施行令
(3)
測量法施行規則
(4)
たつの市公共測量作業規程
(5)
たつの市情報セキュリティポリシー
(6)
たつの市個人情報保護条例
(7)
兵庫県緊急雇用就業機会創出基金補助事業実施要領
(8)
その他関係法令、規則、通達、基準等
第4条(疑義)
本特記仕様書等に明示なき事項については、甲乙の協議によって決定するものとする。
第5条(業務計画書)
乙は、業務着手に先立ち、業務実施計画書、工程表、着手届、管理技術者届、主任技術
者・現場代理人届及び経歴書を提出して内容を説明し、甲の承認を受けるとともに業務期
間中は、必要に応じて進捗状況を報告するものとする。
第6条(管理技術者)
本業務に従事する管理技術者については、業務の工程・品質管理及び業務全般に亘り総
合的な技術監理を行うものとし、測量士の資格を保有するものとする。
第7条(品質管理)
本業務で取扱う情報及び成果については、適切な品質のもとに作成され、適正に管理さ
れなければならない。そのため、乙は本業務の実施にあたっては、JIS Q 9001 の認証を取
得していることとする。
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第8条(貸与品)
本業務に必要と認められる下記の資料を乙に貸与するものとし、貸与品については、紛
失は無論のこと汚損、破損のないようその取扱には十分注意するものとする。なお、本業
務の完了後は速やかに返却するものとする。
(1)
確定測量図
1式
(2)
電子データ
1式
(3)
空間基盤データ製品仕様書
1式
(4)
その他業務に必要とする資料
1式
第9条(書類の手続き)
本業務において必要な書類の手続き及び資料収集は、乙が行うものとする。
第10条(諸事故の処理)
本業務実施中生じた諸事故や第三者に与えた損害は乙の責任において解決すると共に、
発生原因、経過、被害の内容を速やかに甲へ報告するものとする。
第11条(秘密の保持)
乙及び乙の従業員は、委託業務執行上知り得た秘密を、甲の承認を得ずして他に漏ら
してはならない。この契約期間満了後においても同様とする。
2 乙は、乙の従業員に対し、前項の秘密保持に努めなければならない。
第12条(再委託の禁止又は制限)
乙は、本業務の契約によって生じる権利又は義務について、その全部又は一部を甲の承
認を得ずして、第三者に譲渡し、承継させてはならない。
第13条(指示目的外使用及び第三者への提供の禁止)
乙は、本業務に係るデ-タを甲が指示する目的以外に使用してはならない。また、甲の
承認を得ずして、第三者に提供してはならない。
第14条(事故発生時の報告義務)
乙は、この業務の処理において事故が発生し、または事故の発生が予想されるときは、
ただちにその旨を甲に報告し、甲の指示を受けなければならない。
第15条(指示監督及び検査)
甲は、契約の履行について必要があるときは、乙に対し報告を求め、調査を行い
、適切な措置を求めることができる。
2 乙は、甲から前項の指示があったときは、速やかに、これに応じなければならない。
第16条(瑕疵担保の特約)
乙は、成果物の検査終了後、1年以内において成果物に瑕疵があれば、甲の指定す
る期間内に作業のやり直し、補正その他の措置を講じなければならない。
2
2 前項の規定による作業にかかる費用は、乙の負担とする。
第17条(賠償責任)
乙が、契約の履行に関し、甲又は第三者に損害を与えた場合には、乙は速やかにその損
害を賠償しなければならない。
第18条(業務期間)
本業務の期間は、契約の翌日から9ヶ月以内とする。
第19条(検査)
業務完了後、検査を受け、必要ある場合は速やかに修正を行い、再検査を受けるものと
する。また、納品後といえども乙に帰すべき事由による過ちが発見された場合には、直ち
に修正を行うものとする。
第20条(成果品の帰属)
本業務の成果品は、甲の所有とし、甲の承諾を受けないで他に公表、貸与また使用して
はならないものとする。
第
2
章
業務内容
第21条(業務概要)
本業務の概要は、下記のとおりとする。
(1)
計画準備
1式
(2)
資料収集整理
1式
(3)
確定測量図電子化(約16,450筆、約660枚)
1式
(4)
とりまとめ
1式
第22条(計画準備)
計画準備は、本業務の目的を充分把握し、合理的かつ能率的に作業を実施するために、
適切な技術者の配置、使用機材の選定及び細部にわたる作業計画等を検討するものとする。
「適切な技術者の配置」については、現在、稼働中のたつの市空間基盤データ提供シス
テムでの作業に起因する障害発生の回避を考慮し、システムの仕様・運用条件・保守や、
これに係るネットワーク仕様を十分に理解する事ができる技術者を配置すること。
第23条(資料収集整理)
資料収集整理は、甲が保有する確定測量図をはじめ、本業務に関連する資料を収集・整
理するものとする。
第24条(確定測量図電子化)
確定測量図電子化は、貸与される地積測量図の各筆座標について入力を行い電子
化を行うものとする。座標については世界測地系とし、日本測地系で作成されたものにつ
3
いても同様に作成する。
2
それぞれ作成したポリゴンデータに対し、所在地番及び座標の情報を付加するものと
する。また、検索用の地番属性データを作成する。
3
発注者にて提供するデータのうち取扱いや作成方法が解明できないものに関しては
、双方協議を行い対応方法を決定するものとする。
第25条(成果とりまとめ)
成果とりまとめは、各データの内容について点検・検査を行うとともに、成果品の作成
を行うものとする。なお、作成した確定測量図データについては、整備範囲図(1/10,000
)を作成するものとする。
第
3
章
成果品
第26条(成果品)
納入成果品は以下のものとする。
(1)
確定測量図データ(shape形式)
1式
(2)
整備範囲図(1/10,000)
5部
(3)
実績報告書
1式
第
4
章
その他
第27条(地域人づくり事業について)
本業務は、地域人づくり事業の一環として行うものであり、以下の各号の条件を満たす
ものとする。
(1) 事業費のうち、委託業務に従事する者の新規に雇用する人件費の割合が5割以上と
なること。
(2) 乙は、委託業務に従事させるために新規に失業者を雇用する際には、当人が失業者
であることを確認しなければならない。
(3) 乙は、委託業務に従事するために新規に失業者を雇用する場合には、原則、公共職
業安定所への求人を行うこととする。
(4) この事業の関係書類については、業務終了後5年間保管するものとし、監査等必要
に応じて行われる資料提出や説明依頼に、積極的に協力すること。
(5) 本契約終了後においても、本契約の委託事業に関する本市からの追跡調査(フォロ
ーアップ調査)に協力すること。その際、人材育成・就業支援計画に記載した目標の
達成状況について、速やかに本
市へ文書により報告するものとする。
(6) 乙は、委託費により発生した収入があるときは、甲の定める期限までにこれを甲に
返還しなければならない。
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