講義コード 25468015 担当者宮脇幸治准教授研究題目【目的】本ゼミの目的は，経済データを分析できるようになることです．経済学で学んでいる多くのことは，データを分析することによって確かめられてきましたし，データ分析から新しい知見を得ることもしばしばありました．また皆さんが社会に出てから経済データを分析する機会もあると思います．より良い分析はより生産的な議論につながります．本ゼミでは経済データを分析するための手法を学ぶとともに，学んだことを用いて自分で経済データを分析できるようになってもらいたいと考えています．【内容】データ分析の基本となる考え方や方法は統計学です．そのため研究演習入門では統計学の基本的な考え方や方法について学びます．具体的には下記テキストを輪読していき，統計学を学びます．その際，ある程度の数学の知識が必要となります．より発展的な数学に関しては，ゼミ中に適宜補っていきます．その後の研究演習 I では，いくつかのグループに分かれて実際のデータを分析してもらいます．現実のデータを分析してみることで，学んだことがどのように生かされているかということを実感できると思います．また現実のデータには，学んだことをそのまま当てはめることができないこともあります．そのような場合，問題をどうやって解決していくかについても学んでいければと考えています．データを分析するツールとしてはコンピュータを用いることが標準的です．研究演習入門及び研究演習 I ではコンピュータを用いた演習を行うことも予定しています．研究演習 II では，これまでに学んだことを用いて，個人で研究テーマを設定し卒業論文としてまとめてもらいます．テキスト大屋幸輔（2011）『コア・テキスト統計学（第 2 版）』新世社【選考にあたっての注意事項】基本的に成績に基づいて選考を行います．【応募者へのメッセージ】色々な経済データを分析してみようというやる気のある学生の参加を歓迎します．受け入れ条件担当者のプロフィール専攻計量経済学ベイズ統計学現在の研究テーマ所属学会日本統計学会日本経済学会