履修概要・研究内容

講義コード
25468022
担当者
中川
研究題目
多文化共生
慎二 教授
【目的】
現代社会は交通・通信技術の発達により人の移動がますます激しくなりつつある。人の移動と多文化共
生について学ぶことで、グローバルに思考し行動できる異文化間行動力のある人材を養成する。
【内容】
アジアに位置する日本とヨーロッパに位置するドイツの多文化共生について、外国籍住民の市民権をめ
ぐって、それぞれの戦後の歴史、旧植民地出身者の国籍選択、社会保障、外国人労働者の受け入れ、外国
籍住民、戦後の移民、言語教育政策などについて学び、今後のあるべき多文化共生について議論する。
テキスト
多数あるが、参加者と相談の上決定する。最小限の必要なものは適宜配布する。
【選考にあたっての注意事項】
・テーマに関心があること。
・2 年半持ち上がるが、今年度限りの新規募集なので、先輩も後輩もいない。
・人文科学系のゼミであるので、社会科学(経済学など)を専門的に勉強したい人には勧めない。
・英語は文献が読め、すこしはコミュニケーションが取れること(ドイツ語ができるともっとよい)
。
・研究演習 I では夏にドイツへフィールドワークを中心としたスタディ・ツァーをゼミ参加者で企画し実行
する予定。また、国内でも多文化共生を調査する予定である。
・社会科の教職免許を取得することを希望する人にはお勧めする。
【応募者へのメッセージ】
・社会の中にある差別や矛盾について疑問に思うことは大切です。そして、それらの問題にどのように取
り組んでいけばいいのかを一緒に考えましょう。異文化やマイノリティに関心のある人にぜひ学んでほし
いと思います。また、教育に関心の意ある人にはお勧めします。
受け入れ条件
担当者のプロフィール
専攻
・志望理由書を提出すること
・面接を受けること
言語教育研究(ドイツ語教育)
、異文化間コミュニケーション
・ドイツの日本人コミュニティの歴史と発展(駐在員社会の研究)
現在の研究テーマ
・言語教育にとってシティズンシップ教育の意味(言語教育政策)
・多文化共生(外国籍住民と排外主義)
所属学会
日本独文学会、多文化関係学会、異文化間教育学会、ドイツ応用言語学会