やり抜く、考え抜くための「場」を与える

やり抜く、考え抜くための「場」を与える
<関西学院大学 総合政策学部の事例>
総合政策学部国際政策学科教授
西野桂子
にしのけいこ●国際基督教大学卒業後、
ジョンズ・ホプキンス
大学高等国際問題研究大学院にて国際関係学修士号取
得。国連児童基金
(UNICEF)
などを経て、2013年から現職。
ハードルを乗り越える経験が「学びの充実」をもたらす
本 学は、国 境や民族の壁や苦 難を乗り越え、世 界の人々と
寄り添い社 会を変 革する人 材「 世 界 市民 」の育 成をミッション
に掲げています。本学部のカリキュラムも、
この人材像を目標に
組み立てられています。
学生の能力を伸ばすため、
4年間の随所に「 修羅場 」
を設け
ています。
1年次の学年末からレポート提出を義務化。
2年次の
学科選択、
3年 次のゼミ選 択には成 績や面 談による選 考があ
り、
4年次に進級するには論文審査への合格が必要です。これ
らのハードルを乗り越えることにより、学 生の思 考力やストレス
耐性は飛躍的に高まります。また、
3・4年生らが研究成果を発
表する「リサーチ・フェア」は、高校生や他学部生も参加する一
大イベントとなっており、
プレゼンテーションスキルや最後までや
り抜く力を鍛える絶好の場となっています。
こうした取り組みの成果は「 授業や研究 」に充実を感じる学
生の多さに現れており、今 後も正 課を通して、社 会に通 用する
能力の育成を進めていきたいと考えています。
4年間の学びの流れ
(抜粋)
1年
2年
3年
研究演習Ⅰ
メディア工房Ⅰ
演習系科目
基礎演習
4年
(希望者のみ)
ファイナル
レポート
研究演習Ⅱ
メディア工房Ⅱ
進級論文
学科選択
ゼミ選 択
*定員超過時は成績で決定
卒業論文
進級論文
(1万5千字程度。
英語は千語程度)
卒論
*選考あり
大学時代に充実していたこと
*対象は2011年度卒業生
■授業や研究 ■クラブ・サークル活動
■ボランティア・社会奉仕活動 ■大学外での生活 ■その他
総合政策学部
理工学部
商学部
経済学部
法学部
社会学部
文学部
神学部
51.8
33.9
53.6
8.9
26.1
16.2
2.9
57.2
16.3
0.8
46.0
21.9
1.9
56.5
33.5
71.4
25.2
29.5
27.9
3.7
46.8
2.2
(%)
10.7
31.9
1.7
52.3
17.6
41.1
7.2
9.3
6.8
12.8
28.2
24.3
14.3
*出所:関西学院大学高等教育推進センター、
(2012)
『 第3回
(2011年度)
関西学院大学卒業生調査報告書』
13ページ図2−2の一部
(複数回答)
8.3
11.6
14.3