教授 陸水の役割とその環境保全 村上 哲生 MURAKAMI Tetsuo 応用生物学部 環境生物科学科 応 用 生 物 学 部 川や湖などの塩分を含まない水環境を「陸水」と呼びます。陸水は、地球 全体の水の僅か2.5 %に過ぎませんが、飲料水や農業・工業用水として、 生活に欠かせない資源です。また、身近な魚類や水棲昆虫などの生活の 場としても重要です。陸水は、人の干渉、例えば汚染やダムなどの構築 により、本来の在るべき機能を失います。当研究室では、川や湖の環境 と水棲生物の関わり合いを現場で観測するとともに、その機能を保全、 復元するための方策を検討しています。望ましい環境を次世代に残す ための環境教育もまた取り組んでいる課題の一つです。 【研究テーマ】 高山陸水学研究 チベットなどの高山湖、氷河河川などの環境とその保全のための基礎調査 ダム・堰などの河川構築物の影響に関する研究 アユ等の河川水産資源の保全のための研究 川や湖を対象とした社会人・学童のための環境教育の手法の開発 ୖ㻧㻌䝏䝧䝑䝖䛾㧗ᒣ†䚸ୗ㻧㻌ྍඣᕷ䛷䛾Ἑᕝほᐹ キーワード 河川・湖沼、環境教育、水質、水棲生物、陸水 相談に応じられる内容 河川・湖沼の環境に関する相談・調査、水辺での環境教育の企画・運営助言 41
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