助教 重金属汚染土壌修復の効率化 墨 泰孝 SUMI Hirotaka 応用生物学部 応用生物化学科 応 用 生 物 学 部 重金属汚染土壌に土壌改良資材を施用して土壌中の重金属を安定化させる 不溶化法は、簡便に実施でき低コストであるという利点を持ち、重金属汚染 土壌修復の手段として有望である。一方、重金属が土壌中に残存する為、 再溶出のリスクがあり、定期的なモニタリングが不可欠である。土壌中で 重金属を長期間安定化させるためには、対象とする土壌の理化学性をはじめ、 汚染物質やその濃度、土地の利用形態といった要素を考慮する必要がある。 当研究室ではこれまでに、水田や畑地など異なる利用形態の汚染土壌間で、 改良資材の重金属安定化効果や微生物群集への影響の比較を行ってきた。 今後はこれに加えて、植物による汚染浄化(ファイトレメディエーション) と有用微生物の併用など、複数の手法を組み合わせた、より短期間で実施 でき、持続効果の高い汚染浄化手法の検討も行っていきたいと考えている。 【研究テーマ】 土壌改良資材による土壌中の重金属動態と微生物群集構造・活性の変化 重金属汚染土壌に存在する有用微生物の探索と汚染浄化への応用 キーワード 土壌、環境浄化、重金属、土壌微生物 相談に応じられる内容 汚染土壌に関する調査や分析、土壌微生物の分離と各種分析など
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