News Release

厚生部 健康課
担当:感染症・疾病対策班
News Release
新保、三井
電話:076-444-4513 (内線)3546
平成 28 年 4 月 8 日
腸チフス患者の発生について
1.患者の状況
・患 者
高岡厚生センター管内
男性 (40 歳代)海外渡航歴あり
・経 緯
4 月 2 日(土) 発熱を呈し医療機関を受診
4 月 5 日(火) 血液からチフス菌検出
チフス患者と診断
・症 状
現在入院加療中だが、快方に向かっている
2.患者及び感染源調査
・患者の喫食状況調査及び行動調査を実施
・患者家族等接触者の健康状況調査を実施
3.対応
・患者自宅等の消毒を指示
・患者及び患者家族等に対し、衛生教育を実施
4.参考
(1)腸チフスについて
・腸チフスは、チフス菌によって起こる感染症
・患者及び無症状病原体保有者の糞便と尿、それらに汚染された食品、水、手指が
感染源となり、経口的に感染する
・潜伏期間は通常 1~2 週間、発熱で発症し、段階的に上昇して 39~40℃に達する
(2)腸チフスの発生状況(過去 5 年)
①富山県 2014 年(平成 26 年) 1 例
②全 国 2016 年(平成 28 年)11 例(3 月 27 日報告分まで)
2015 年(平成 27 年)36 例
2014 年(平成 26 年)53 例
2013 年(平成 25 年)65 例
2012 年(平成 24 年)36 例
(3) 予防方法
・手洗い消毒を徹底しましょう(調理の際、食事の際、トイレの後など)
・腸チフスの発生地域に渡航した際には、殺菌されていない水や氷、生野菜、果
物等を摂取にしないようにしましょう
【報道機関各位へお願い】
報道に際しては、患者様御本人及び御家族のプライバシーに十分な御配慮をお願い致します。