(PDF文書)

【様式】
秋 田 県
報道機関
各位
Press
Release
資料提供 平成28年 9月 6日
健康福祉部 健康推進課
健康危機管理・疾病対策班
担 当 者 主 幹 (兼 )班 長 石 井 淳
副主幹
木内 雄
TEL 0 1 8 - 8 6 0 - 1 4 2 4
美の国あきたネット掲載
有 ・
無
腸管出血性大腸菌感染症O26の発生に伴う注意喚起について
平成28年9月5日、大館保健所管内の医療機関から腸管出血性大腸菌
(O26)感染症の発生届出がありましたので、県民への注意喚起にご協力
くださるようお願いします。
■
患者の状況
患者は、男児で、住所は大館保健所管内です。
9月1日から発熱、水様性下痢、血便の症状があり、医療機関を受診し
ました。検査の結果、5日に腸管出血性大腸菌(O26、ベロ毒素:VT
-1)に感染していることが判明しました。
なお、患者は現在通院治療中ですが、快方に向かっています。
■
◎
調査の状況
感染源等については、大館保健所で調査中です。
なお、同居の家族に対し、健康調査及び検便を実施しております。
平成28年の県内腸管出血性大腸菌感染症の届出状況(今回分を含む)
O26:6件、O103:2件、O121:1件、O125:1件、O145:1件
O157:9件、O抗原不明:2件
計 22件
(患者数としては20人)
【県民の皆様へ】
腸管出血性大腸菌は、二次感染(感染者から他の人に感染)しやすい病原菌です。
次のことに気をつけましょう。
○ トイレのあとは、石けん等で念入りに手を洗ってください。
○ 腸管出血性大腸菌は、食品等についた少量の菌で感染します。腸管出血性大腸菌
感染症を防ぐため、食品を取扱う際は、次のことをよく守りましょう。
①手をよく洗う。
② 調 理 器 具 を よ く 洗 う 。( ま な 板 、 包 丁 、 ふ き ん 、 さ い ば し 、 ス ポ ン ジ な ど )
③調理後は早めに食べる。
④75度、1分以上を目安とした十分な加熱をする。
○ ペットなどの動物と接触することにより感染した事例も報告されています。
動物に触れたときは十分手を洗うなど、清潔を保ってください。
○ 気になる症状(腹痛、水様性下痢、嘔吐、血便等)があったときは、医師の
診察を受けてください。
※ 自己判断で市販の下痢止めなどを飲まないようにしましょう。自己判断に
よる服薬等の処置では重症化をまねくばかりでなく、周囲の人へ感染が拡大
する恐れがあるため、医療機関を受診してください。