乾癬治療薬「コセンティクス®」在宅自己注射可能に

ノバルティス ファーマ株式会社
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虎ノ門ヒルズ森タワー
http://www.novartis.co.jp
MEDIA RELEASE • COMMUNIQUE AUX MEDIA • MEDIENMITTEILUNG
2016年3月31日
報道関係各位
ノバルティス ファーマ株式会社
乾癬治療薬「コセンティクス®」在宅自己注射可能に
ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:ダーク・コッシャ)は、「コセンティ
クス®」が、2016年4月1日付で院外処方が可能な投薬可能注射薬として、患者さんが自己
注射できることとなり、あわせて「在宅自己注射指導管理料」が算定できる注射薬として
3月31日に告示されましたことをお知らせします。この告示に伴い、4月1日から患者さん
が在宅医療で自己注射が可能になりました。
関節症状が強い関節症性乾癬の患者さんは、運動機能が低下しているために頻回の通院は
難しく、特に重症の乾癬患者さんは、皮膚症状が強い状態の時に外出することで精神的負
担を感じていると言われます。今回、「コセンティクス」は15日以上の投与間隔を空けな
くてはいけない薬剤として初めて自己注射が認められたことにより、乾癬患者さんの治療
の負担を軽減できるものと期待されています。
公益社団法人 日本皮膚科学会 医療問題検討委員会 委員長 五十嵐 敦之先生は、
次のよう
に述べています。「日本皮膚科学会としては、医療上の必要性および患者さんのニーズと
いう観点から、これまで在宅自己注射が認められていなかった乾癬に対する生物学的製剤
も在宅自己注射が認められることが望ましいと厚生労働省に要望を出してきました。
今回、
その要望が通り在宅自己注射ができるようになったことは、患者さんにとって朗報と言え
ます」
また、日本乾癬患者連合会 会長 柴崎 弘之さんは次のように述べています。「この度、厚
生労働大臣に要望していた、投与間隔15日以上の生物学的製剤(皮下注射製剤)の在宅自
己注射が認められ、在宅自己注射を希望する患者さんが新たな薬物治療の恩恵を受けられ
ることになりましたこと、とても喜ばしく思います」
「コセンティクス®」について
インターロイキン-17A(以下、IL-17A)は、乾癬の病態において、発症および維持に中心
的な役割を果たすと考えられている炎症性サイトカインであり、この疾患に罹患した患者
さんの皮膚に高い濃度で存在します1。「コセンティクス」は選択的にIL-17Aに結合し、
IL-17Aの生物活性を中和するヒト型抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体で、これにより、皮
膚および関節の炎症を抑制すると考えられています1-4。
ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアにおける
世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティス グループ全体
の2015年の売上高は494億米ドル、研究開発費は89億米ドル(減損・償却費用を除くと87
億米ドル)でした。ノバルティスは約119,000人の社員を擁しており、世界180カ国以上で
製品が使われています。詳細はホームページをご覧ください。http://www.novartis.co.jp
参考文献
1. Lynde CW. et al. Interleukin 17A: Toward a new understanding of psoriasis pathogenesis. J Am Acad
Dermatol. 2014; 71(1):141-150
2. Gaffen SL. Structure and signaling in the IL-17 receptor family. Nat Rev Immunol. 2009; 9(8):556-67.
3. Ivanov S, Linden A. Interleukin-17 as a drug target in human disease. Trends Pharmacol Sci. 2009;
30(2):95-103.
4. Kopf M, Bachmann MF, Marsland BJ. Averting inflammation by targeting the cytokine environment. Nat Rev
Drug Discov. 2010; 9(9):703-18.sabon 9pt
以上
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