ノバルティスファーマ株式会社〒105-6333 東京都港区虎ノ門1丁目23番1号虎ノ門ヒルズ森タワー http://www.novartis.co.jp MEDIA RELEASE • COMMUNIQUE AUX MEDIA • MEDIENMITTEILUNG 2015年10月8日報道関係各位ノバルティスファーマ株式会社情報サイト「見えるよろこび」と Facebookページを開設目の病気を持つ患者さんのためのライフスタイル情報サイトとオンラインコミュニティノバルティスファーマ株式会社（代表取締役社長：ダーク・コッシャ）は本日、10月8日の「世界視力デー」および10月10日の「目の愛護デー」に合わせ、ものが見えにくい方や目の病気を持つ患者さん、そのような方々をケアしている方、また目の病気に関心がある方を対象に、目の健康にまつわるライフスタイル情報サイト「見えるよろこび」（http://www.mieru-yorokobi.com）を開設いたしました。また、そのFacebookページ（https://www.facebook.com/mieruyorokobi）もあわせて開設いたしました。「見えるよろこび」には、目の病気を持つ患者さんや患者さんをケアしている方の生活をよりアクティブで充実したものにするため、目の健康にまつわる国内外のニュースや日常生活の工夫を含むライフスタイル情報を定期的に発信していきます。第1回目は「家族」、「生活」、「チャレンジ」に関する6つの記事をご紹介します。同時に開設したFacebookページは、弊社と患者さんとのコミュニケーションの場として、また患者さん同士がご自身の言葉で語り合える場として活用いただけます。加齢黄斑変性症など目の病気を持つ患者さんの中には、仕事や趣味などの社会的活動を諦めざるを得ず、結果として抑うつ症状をきたす方もおられます。抑うつ症状は、さらに患者さんの身体機能を低下させ、日常生活にいろいろな影響を与えることもあると言われています。目の病気による抑うつ症状を改善するためには、病気に関する基本的な情報やリハビリテーションについての情報提供が気分や機能の改善に有効であるという報告もあります1。今後もノバルティスファーマ株式会社では、このような目の病気に苦しまれている患者さんにとって有益な情報を提供し、少しでも患者さんの生活の質（QOL）の向上に貢献していきたいと考えています。加齢黄斑変性症について「黄斑部」は、眼球後部を内張りしている網膜の中央部分に位置し、「中心視力」をつかさどっています。加齢によって、この「黄斑部」に障害が起こり、視力低下を引き起こす疾患の1つに加齢黄斑変性症（Age-related Macular Degeneration：AMD）があります。AMD には、萎縮型（ドライ）と滲出型（ウェット）の2つの型があります。萎縮型は黄斑部の細胞が徐々に萎縮し、最終的には壊死しますが、比較的にゆっくりと進行するため、視力低下もゆっくりと進み、視力も比較的よい状態に保たれる場合も少なくありません。これに対して、滲出型は黄斑部に脈絡膜新生血管（Choroidal Neovascularization：CNV）という脆くて異常な血管が急激に発生し、CNV自体が黄斑部の細胞を破壊するとともに、その 1/1 血管からの出血や滲出物により黄斑部が肥厚し、最終的に黄斑部の細胞が失われて、瘢痕（傷あと）になります。このため、視力は急激に低下し、適切な治療を受けないと、特に視野の中央部の視力を失うことになります。AMDによる視力低下は、「文字や時計が読めない」、「料理ができない」、「声は聞こえるが、孫の顔が見えない」、「目的地にたどり着けない」といった生活の質を著しく低下させるため、早期発見・早期治療が特に重要です。AMDは、欧米諸国では50歳以上の失明の主な原因の一つとなっている疾患で、日本でも高齢化に伴い患者数が増加しています。福岡県久山町の住民を対象とした研究では、 AMD患者は50歳以上の0.87％、滲出型は0.67％と報告され、これに基づいて日本での AMD患者数はおよそ43万人、滲出型はおよそ33万4千人と推定されています2。参考文献 1. 2. Casten RJ, Rovner BW, Tasman W, Age-related macular degeneration and depression: a review of recent research, Current opinion in ophthalmology, 2004; 15;181-183 Oshima Y. et al., Risk factors for age related maculopathy in a Japanese population: the Hisayama study, Br. J. Ophthalmol. 2001; 85; 1153-1157 ノバルティスファーマ株式会社についてノバルティスファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアにおける世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティスグループ全体の2014年の売上高は580億米ドル、研究開発費は99億米ドル（減損・償却費用を除くと96 億米ドル）でした。ノバルティスは約120,000人の社員を擁しており、世界180カ国以上で製品が使われています。詳細はホームページをご覧ください。http://www.novartis.co.jp 以上 2/2