人間発達学

2015 年度 後期 2 単位
人間発達学
対 象 学 科 ・学 年: 人間発達学科4年
時
間: 月曜日 Ⅳ時限(14:40~16:10)
教
室: 5号館531室
教
科
書 : なし
1.担当教員
以下の 3 名が担当します。
(1) 名前: 宇野 忍(うの しのぶ)
(2) 主な研究・教育業績
東北大学大学院教育学研究科修士課程教育心理学専攻修了(教育学修士)。1972 年東北大
学助手~2009 年 3 月東北大学停年退職(東北大学名誉教授)。同年 4 月より本学教授。専門分
野は教育心理学・教授学習心理学。日本教育心理学会・日本教授学習心理学会に所属。論文:
「小学校児童、特に気になる児童は高校レベルの発展的理科授業を理解できたか」(人間の発達
第 6 号 2010)、著書:「授業に学び授業をつくる教育心理学」(中央法規 2002)など。教育心理学・
学習心理学・幼児教育心理学などの授業を担当。
(1) 名前: 高橋 泉(たかはし いずみ)
(2) 主な研究・教育業績
専門分野:社会学、文化人類学。
(1) 名前: 沼澤清一(ぬまざわ せいいち)
(2) 主な研究・教育業績
山形大学大学院教育学研究科修士課程修了、教育学修士。山形県内の公立小(18 年間)・中
(5 年間)学校勤務。京都府立命館小学校教諭(7 年間)・立命館大学非常勤講師(4年間)。専門
分野:教育方法学・教材開発。所属学会:日本教師教育学会、日本教材学会、日本生活科・総合
的学習教育学会、臨床教科教育学会。単著「5年生を追究する子に育てる」、「子どもの笑顔で結
ぶ保護者との連携」、編著「確かな学力を育てる算数2年ワーク」、「言語技能を磨くワーク(上下
巻)」(明治図書)
2.授業の目的
(1) 授業の目的
この授業は、「人間発達」に関して4年間学んできた振り返りとまとめとして、改めて最後の考察
を行うためのものです。
(2) 到達目標
①人間発達についての自らの考えを確認することができる。
②人間発達についての自らの考えを他者に伝達することができる。
1
3.授業の概要
「人間発達」について、教育学、心理学、社会学の立場から、3人の教員がそれぞれ5回を担当し、
オムニバス形式での講義を行う。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
①宇野担当分:毎回授業で配付する資料を読んで、わからないところを見つけてくること。
②高橋担当分:特に予習は必要ないが、社会について関心を持つこと。
③沼澤担当分:特に予習は必要ない。
(2) 授業の受け方
①宇野担当分:配付資料による授業を行うので、授業中に予習時の疑問点を解消すること。
②高橋担当分:配布プリントをもとに講義する。
③沼澤担当分:画像や映像、子どもの作品などをもとにした参加型の授業なので、積極的に発
言すること。
(3) 復習の仕方
①宇野担当分:授業概要を完成させ、ノートと資料を整理すること。
②高橋担当分:最終レポートを書けるように準備すること。
③沼澤担当分:授業後に振り返ってまとめ、最終レポートに生かせるようにする。
5.受講にあたってのルール
(1) 受講時に私語、内職、居眠り等、目立つ場合は退席を指示します。
(2) 遅刻・早退は、3回で1欠席として扱います。欠席は 5 回まで可。それ以上欠席した場合は、単
位取得できない。(卒業単位取得が不可能になります)。欠席は事前に連絡すれば理由により考
慮します。
(3) レポートは提出期限厳守。
6.授業計画
回
月日
予習・
復習
テーマ・内容
備考
1
9/28
①ヒトはなぜ人間になるのか、どうしたら人間になれるか
を考える
宇野
2
10/ 5
②ヒトから人間への発達=人間化と個性化はなぜ起こるの
かを考える
宇野
3
10/12
③周囲の環境との応答能力の獲得が人間への発達を左右す
る=遺伝か環境かという問題を考える
宇野
4
10/19
④日本人はいつ日本人になるのか、なぜ日本人になるのか
=人間への発達・日本人への発達と文化の問題を考える
宇野
5
10/26
日本人はなぜ日本人になり、その人らしくなるのかー再び
人間化と個性化の問題、遺伝か環境かという問題を考える
宇野/レポート課
題発表
6
11/ 2
ジェンダー
ジェンダー間の不平等
高橋
7
11/ 9
ジェンダー
女らしさと男らしさのジェンダー化
高橋
8
11/16
ジェンダー
ジェンダー化された世界への挑戦
高橋
9
11/23
ジェンダー
高橋
2
グローバル秩序の中の女性(1)
10
11/30
ジェンダー
グローバル秩序の中の女性(2) レポート
高橋
11
12/ 7
「教える」とは、 教師として子どもに教えるということはど
ういうことなのかを授業記録・音声をもとに多面的に捉える。
沼澤
12
12/14
「学びの起点」と教材観
子どもをどこでどのように考
えさせ・気づかせることが大切か教材を通して考える。
沼澤
13
1/21
「子どもの姿」
日記帳に表れる子どもの学びの軌跡を
捉え、教師の立ち位置を考える。
沼澤
14
1/18
「朝の会・帰りの会」など
ついて再考する。
沼澤
15
1/25
「家庭との連携」
学校現場の事実をもとに子どもを育
てるための保護者と教師の連携について考える。
授業を支える活動の意義に
沼澤/レポート課
題発表
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
7.評価方法
授業への参加状況(15%)と期末レポートの成績(85%)で評価を行います。授業の参加状況は、
毎回、小レポートやコメントペーパーを用いて把握します。期末レポートについては各授業担当者が
最終回にレポート課題・提出法を提示します。
8.参考図書・文献
共通の教科書は使用しません。各授業担当者が資料を配付します。
9.履修上の注意
(1) 初回のオリエンテーション時に、詳細な授業計画・資料の入手方法などを重要な伝達事項を伝
達するので必ず出席してください。
(2) 本授業は 4 年次必修で履修単位は 2 単位です。この単位は卒業要件です。単位未修得の場
合は卒業できません。
(3) 実習などでやむを得ず欠席する場合には、その期間の授業担当者に必ず欠席届を提出してく
ださい。
3