「国語総合」年間学習計画表

「国語総合」年間学習計画表
対象生徒
単位数
1年次
教科書
2
高等学校国語総合(明治書院)
副 教 材
指
導
目
標
1)国語で適切に理解し表現する能力を育成するとともに、相互伝達能力を高める。
2)思考力を伸ばし、心情を豊かにし、言語感覚を磨く。
3)現代の文章や古典を読み、読書に親しむ態度を養って、言語文化に対する関心や自国の文化
についての理解を深める。
4)国語力を高め、社会性・国際性を育み、生きる力、課題解決能力を培う。
評価の観点と評価方法及び各観点の割合
関心・意欲・態度
・言葉に関心を持ったり、・自分の考えを持ち、筋
進んで読書したり、興味 道を立てて話すことがで
のあることや理解の不十 きる
分な点を自発的に調べた ・状況に応じて、効果的
りすることができる。
に話したり、的確に聞き
・進んで自分の意見や考 取ることができる。
えを表現できる。
・相手の立場を尊重して
会話できる。
・授業への参加態度
・ワークプリント
・ノート
10~30%
学習項目(前期)
前
期
期
末
試
験
ま
で
・現代文:随想
「どうすれば虹の根もとに行けるか」
(テキストの音読、漢字学習、内容の
読解、語句・表現の学習、テーマの
把握等)
・古文:古文を読むために1
宇治拾遺物語「児のそら寝」
(歴史的仮名遣い、古語と現代語、五
十音図、テキストの音読、内容の読
解、語句の学習、出典について)
・授業中の取り組み姿勢 、
発言態度
・プリント・ノート
10~30%
範囲
・授業オリエンテーション
前
期
中
間
試
験
ま
で
知識・理解
・相手や目的に応じて題 音声、表記、語句、 文法、
材を選び、自分の考えを 漢字等を理解し、身につ
纏め、論理的構成を工夫 けることができる。
し、効果的に表現できる。 ・古典の時代背景や文化
・現代文、古典を的確に など、すなわち、伝統的
読み取り、内容の要約、 言語文化について理解し 、
構成の理解、表現の味読 知識を身につけている。
等ができる。
・授業中の発言および態 ・プリント・ノート
度
・定期試験
・ワークプリント
・課題作文
20~40%
範囲
書く・読む能力
話す・聞く能力
後
期
中
間
試
験
ま
で
20~40%
学習項目(後期)
・現代文:詩
「甃のうへ」
「ふと」
(テキストの音読、漢字学習、大
筋・要点の学習、内容理解の学
習、まとめの学習、鑑賞と感想
文作成、語句の学習、作者につ
いて)
・漢文:なぜ漢文を学ぶのか、漢文入門
故事「守株」
(訓読=送り仮名、返り点、再読
文字、書き下し文の学習)
・古文:古文を読むために2
宇治拾遺物語「検非違使忠明」」
(テキストの音読、大筋・要点の学習、
内容の読解、まとめの学習、語句の 後
学習)
期
期
・現代文:小説
末
「羅生門」
試
(テキストの音読、漢字学習、大筋・ 験
要点の学習、内容の読解、まとめの ま
学習、作者について、感想文の作成、 で
語句の学習)
・現代文:評論
「水の東西」
(テキストの音読、漢字学習、大
筋・要点の学習、内容理解の学
習、まとめの学習、語句の学習
作者について)
・古文:古文を読むために3
竹取物語「かぐや姫の生ひ立ち」
(テキストの音読、大筋・要点の
学習、現代語訳、内容理解の学
習 、語句の学習 、出典について )
・期末試験について
・期末試験について
学習項目と到達目標
学習項目
授業オリエンテーション
到 達 目 標
・国語学習の基本事項を理解し、学習の仕方を身につける。
・国語辞典の使い方を身につける。
現代文:随想
・正しい音読の仕方を身につける。
「どうすれば虹の根も ・随想の文章において筆者の感性に触れ、新たなものの捉え方を知る。
とに行けるか」
・「虹についての問いかけへの答え」はどのようなものだったのか読み解く。
・子供の頃の疑問や不思議への問いかけの意味を、経験に照らし考える。
古文:古文を読むために1 ・古文を繰り返し音読し、古文に慣れ親しむ。
「児のそら寝」
・古語の意味を確認しながら、誰が何をしたか、誰がどのように思ってるか
など、場面状況と登場人物の心情を正確に把握し、話の展開をたどることが
できる。
・話のおもしろみを味わうことができる。・古語辞典の使い方を習得する。
古文:古文を読むために2 ・歴史的仮名遣いについて理解し、正しくなめらかに古文を音読できる。
「検非違使忠明」
・主語と述語を対応させながら、出来事を正確に読み取ることができる。
・説話のおもしろさを味わうことができる。
・文、文節、単語、品詞について理解する。
現代文:小説
「羅生門」
・作品の表現に即して下人の心理を追うことができる。
・人物や情景の描写・比喩の喚起するイメージなどの表現効果を読み取り、
理解する。
・下人の選んだ生き方とその後の運命について考え、人間のあり方について
思考を深める。
・作品を味読し鑑賞する。
現代文:詩
「甃のうへ」
「ふと」
・詩を読み味わい、言葉の感性を磨く。
・文語のリズムや音の組み合わせに注意し、この詩にふさわしい音読をする。
・表現に注意して、詩に描かれた情景を正しくイメージできるようにする。
・「甃のうへ」にいる作者の心情を、詩全体から読み解く。
・題名「ふと」の意味を「随想(1)」に関連させて考える。
漢文:なぜ漢文を学ぶのか ・漢字学習の意義や、日本語の中における漢字・漢文の重要性を理解する。
漢文入門
・漢文独特の口調に慣れ、文語文法との関わりを理解する。
故事「守株」
・訓読の基本、訓点の用法を理解する。
・訓読法の規則を理解し、訓読に習熟する。
・正しく書き下し文が書ける。
・基礎的な句法を理解し、まとまった分量の文章を読解できる。
・故事成語の由来を理解し、現代社会にも通底することを理解する。
現代文:評論
「水の東西」
・評論の文章について論理の展開や要旨を的確に捉える。
・具体例や対比の表現などから筆者の主張を読み解く。
・日本と西洋の水に対する感性の違いを表現に即して整理し、相違点を理解
し、日本の心の特質をつかむ。
古文:古文を読むために3 ・言葉の省略など古文特有の言葉遣いや表現を理解し習熟する。
「竹取物語~かぐや姫 ・古語と現代語の意味の相違に気をつけながら、登場人物の心情を理解する。
の生い立ち」
・古語の意味を確認し、現代語訳をし、登場人物の行動、心理を理解する。
・文語(古語)の用言の活用について理解し、習熟する。