診療に係る項目 在院日数の指標 29 ● 項目の解説 DPC ごとの在院日数を視点とし、病院全体として効率よく診療(診断群分類点数表の入院期間Ⅱより短い)し ていることを評価していて「効率性の指標」といえます。 そもそも平均在院日数は患者の構成により数値が異なるために、患者構成を加味しない単なる平均在院日数 は意味がありませんでした。DPC により、最も医療資源を投入した傷病名と、行った治療行為に患者分類が行 われ、それぞれのDPC ごとの全国平均の在院日数も公表されました。このデータと、自院のDPC ごとの在院 日数により、同じDPC でも在院日数が全国よりも長いのか短いのかが判断できます。 数値は1.0 が全国平均の在院日数であり、大きい方が全体として在院日数は短く、効率よく診療していることを 示しています。 ● 当院の実績 0.92 1 0.9 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0 0.91 0.9 0.89 単 位 │ ─ 期 間 │ 6 か月 0.89 備考・コメント この指標の数値が大きいほど、効率性が高い とされていますが、大学病院では治療に難渋 する重症患者さんを診療することも多く、この 指標のみをもって単純な比較はできません。項 目30の患者構成の指標もあわせて考慮する 必要があります。 平成25年度国立大学病院平均値 0.999 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 数式│ 指数 ● 定 義 厚生労働省のDPC 評価分科会の公開データです。(平成25年度全調査対象医療機関の全体の在院日数の 平均値(13.30日)を、DPC毎の患者構成を平成25年度全国平均に合わせた際の医療機関別の在院日数 で除した値) 参考:http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000056344.html KYOTO UNIVERSITY HOSPITAL 2015 http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/
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