医療機能可視化システム導入事業 1 委託事業名 2 委託上限金額および契約期間 仕様書 医療機能可視化システム導入事業 (1)委託上限金額:3,880千円以内(消費税及び地方消費税を含む) なお、受託にかかる経費は概ね以下の区分を想定している。 1)システム導入費(ソフトウェアの使用許諾、保守費等) 2)サーバー設置費(サーバーの設置、保守費等) 3)人件費(ソフトウェア利用に係る技術支援) 4)その他直接経費(旅費、報償費、消耗品費、印刷製本費、通信運搬費、使 用料・賃借料) (2)契 約 期 間 :契約の日から平成 29 年 3 月 31 日 なお、システムのリリースまでのスケジュールおは概ね以下を想定している。 ・8月中旬 :ソフトウェア及びサーバーのセットアップ ・8月下旬~9月:開発画面の調整等 ・9月中旬~ 10 月:システムのロードスクリプト及び画面開発 ・11 月 3 研修会の開催 :開発画面リリース・運用開始 事業目的 沖縄県では平成 28 年度中に地域の医療提供体制のあるべき姿を示す「沖縄県地域 医療構想」を策定予定である。同構想策定後は各圏域において「地域医療構想調整 会議」を立ち上げ、医療機能の分化・連携を目的とした医療機関相互の自主的な協 議を進めていくこととなるが、協議の場においては医療機関の医療機能に係る各種 データを用いた分析を行い可視化していく必要がある。 そのため、各医療機関の医療機能を明らかにし地域医療構想における協議を効果 的に進めて行くことを目的として、BI(BusinessIntelligence)ツールを導入し、様々 なデータの蓄積・加工・分析・可視化するシステムを構築する。 4 要求事項 ソフトウェアの機能を含め、以下の要求項目について対応するものであること。 (1)ソフトウェアの使用許諾及び及び保守 なお、ソフトウェアは別紙要件を全て充たしているものであること。また、 要件適合の有無について、要件一覧表にて提出すること。 (2)環境要件 1)サーバー ・サーバーについては本企画提案公募に参加する事業者の提案に委ね るものとするが、可用性、信頼性、保守性を考慮して提案すること。 ・サーバーの設置場所は県庁 14 階とする。 ・今後蓄積するデータの分量が拡大することも想定し、十分な容量を 確保すること。 2)ネットワーク ・ネットワークは沖縄県基幹系 LAN(沖縄県 CORAL21 ネットワー ク)における運用とすること。 ・なお、利用端末は本県の一括導入のパソコン(Windows 7 Professional、 64bit オペレーティングシステム、4.00GB)を用い、利用場所は本庁(保健医療 政策課)及び各地区5保健所(北部・中部・南部・宮古・八重山) を予定してる。 (3)システム導入に係る技術支援 1)支援体制 システム導入全般を十分に管理可能な者が本開発の責任者となり、システム 導入を円滑に行うことができる体制を整備するものとする。また、医療機能に 関する情報を扱うことから、事業実施者は以下の要件を満たしていること。 ➀県内に事務所を有し、業務を遂行できるうえで適切な体制をとっていること。 ②機密保持体制を有しており、そのための適切な公的資格を有する者であるこ と。 ③医療業界における実績が豊富で、広く利用されていること。 ④県内の医療機関への導入実績を有すること。 ⑤レセプトデータやDPCデータに関する知見がある技術者を有すること。 ⑥メールや電話で対応できるサポート体制が用意されていること。また、その 履歴が管理されており、引継ぎや共有がしやすいこと。 2)ソフトウェア及びサーバーのセットアップ クライアントにてシステムが利用できるよう必要なソフトウェア及びサー バーの設定を行うこと。 3)データ取込のロードスクリプト開発 自動的にデータの取込ができるよう、ロードスクリプトの開発を行うこと。 なお、取り込むデータは概ね以下を予定しているが、事業実施のなかで適宜調 整することとする。 ➀病床機能報告制度(全国 47 都道府県 344 医療圏 7,270 病院の 335 項目のデー タ及び 28,291 病棟における 82 項目のデータ) ②厚労省の診療報酬調査専門組織・DPC 評価分科会の参考資料として提示され ている DPC 公開データ ③平成 26 年4月~平成27年3月の1年間の沖縄県における DPC 病院の DPC デー タ(様式1及び E・F ファイル) 4)研修会の開催等 ・システム利用に係る操作研修会を開催すること。研修会の回数は基礎・応 用の2回以上とし、段階をおって開催すること。また、研修会の開催にあた っては受講者用にテキストを用意すること。 (受講生は 15 名程度を予定して いる) 基礎:ソフトウェア概要や、簡単なデータロード、ユーザーインターフェ イスの作成方法等 応用:データロードの応用、高度な分析、演算、システムの運用管理等 5 成果品 (1)ソフトウェア (2)指定するデータのロードスクリプトとユーザーインターフェイスの開発 (3)ソフトウェアの利用マニュアル(研修会テキスト) 6 7 著作権 本システムの著作権は沖縄県に帰属する。ただし、受託者の保有するソフトの著 作権は受託者に帰属するものとする。 また、事業において用いたデータや成果品について沖縄県の許可を受けずに、他 に公表、貸与、使用してはならない。 その他の留意事項 (1) 受託者は、業務遂行に当たって、委託者と緊密な連携をもって行わなけれ ばならない。 (2) 本仕様書に明記されていない事項で、事業の実施に当たり必要となる事項 については、県及び受託者で協議の上、決定する。
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