龍ケ崎市保育士等修学資金貸付条例をここに公布する。 平成28年3月

(写 )
龍 ケ 崎 市保 育 士 等 修学 資 金 貸付 条 例 を ここ に 公 布す る 。
平 成 28 年 3 月 24 日
龍 ケ 崎 市長
中
山
一
生
龍ケ 崎 市 条例 第 6 号
龍 ケ崎 市 保 育 士等 修 学 資金 貸 付 条 例
(目的)
第1 条
この 条 例 は ,養 成 施 設等 に 修 学 し, 将 来 市内 の 保 育 所等 に おい
て保 育 士 等と し て 勤 務し よ う とす る 者 に 対し , 保 育士 等 修 学 資金 (以
下 「 修 学 資 金 」 と い う 。) を 貸 し 付 け , そ の 修 学 を 支 援 す る こ と に よ
り, 市 内 にお け る 保 育士 等 の 確保 を 図 る こと を 目 的と す る 。
(定義)
第2 条
この 条 例 に おい て , 次の 各 号 に 掲げ る 用 語の 意 義 は ,当 該 各号
に定 め る とこ ろ に よ る。
(1)
保 育 士等
児 童 福祉 法 ( 昭和 2 2 年 法律 第 1 64 号 。 以 下「 法」
とい う 。)第1 8 条 の4 に 規 定す る 保 育 士及 び 教 育職 員 免 許 法( 昭和
24 年 法 律第 1 4 7 号)第 2 条第 1 項 に 規定 す る 幼稚 園 の 主 幹教 諭,
指導 教 諭 ,教 諭 , 助 教諭 又 は 講師 を い う 。
(2)
養 成 施設 等
法 第1 8 条 の6 第 1 号 に規 定 す る指 定 保 育 士養 成施
設及 び 大 学, 短 期 大 学等 の 幼 稚園 教 諭 養 成課 程 で あっ て , 通 信制 に
よる も の を除 く も の をい う 。
(3)
保 育 所等
次 に 掲げ る 施 設を い う 。
ア
法第 7 条 第 1項 に 規 定す る 保 育 所及 び 幼 保連 携 型 認 定こ ど も園
イ
学校 教 育 法 (昭 和 2 2年 法 律 第 26 号 ) 第1 条 に 規 定す る 幼 稚
園
ウ
法第 2 4 条 第2 項 に 規定 す る 家 庭的 保 育 事業 等 を 行 う施 設
( 貸 付 対象 者 )
第3 条
修 学 資 金 の 貸付 け を 受け る こ と がで き る 者は , 市 内 に住 所 を有
し ,養成 施 設等 に 在 学す る 者 又は 市 長 が 指定 す る 養成 施 設 等 に在 学す
る者 で あ って ,養 成 施設 等 を 卒業 後 に 市 内の 保 育 所等 に お い て保 育士
等と し て 勤務 し よ う とす る も のと す る 。
2
前 項 の規 定 に か かわ ら ず ,次 に 掲 げ る貸 付 け 等を 受 け て いる 者 は,
修学 資 金 の貸 付 け を 受け る こ とが で き な い。
(1)
他 市 区町 村 に 所 在す る 保 育所 等 へ の 勤務 を 目 的と し て い る貸 付け
等
(2)
保 育 士等 以 外 の 職へ の 勤 務を 目 的 と して い る 貸付 け 等
( 貸 付 額等 及 び 貸 付期 間 )
第4 条
2
修学 資 金 の 貸付 額 は ,月 額 3 万 円と し , 無利 子 と す る。
修 学 資金 の 貸 付 期間 は ,在 学 す る養 成施 設 等 の正 規 の 修 学期 間 と し,
2 年 を 限 度と す る。ただ し ,災 害 ,疾 病 等 の や む を得 な い 事 情そ の 他
市長 が 認 める 事 情 に より ,正 規 の修 学 期 間後 に お いて も 在 学 する こと
とな っ た とき は ,当 該正 規 の 修学 期 間 後 の期 間 を 修学 資 金 の 貸付 期間
とす る こ とが で き る 。
( 貸 付 けの 申 請 )
第5 条
修学 資 金 の 貸付 け を 受け よ う と する 者( 以 下「 申 請 者 」と い う。)
は, そ の 旨を 市 長 に 申請 し な けれ ば な ら ない 。
( 貸 付 けの 決 定 等 )
第6 条
市長 は , 前 条の 規 定 によ る 申 請 を受 け た とき は , そ の内 容 を審
査し ,貸 付け の 可 否 を決 定 し ,そ の 旨 を 申請 者 に 通知 す る も のと す る。
( 貸 付 けの 停 止 )
第7 条
市長 は , 前 条の 規 定 によ り 修 学 資金 の 貸 付け を 可 と する 旨 の決
定 ( 以 下 「 貸 付 決 定 」 と い う 。) を 受 け た 者 ( 以 下 「 貸 付 決 定 者 」 と
い う 。) が 次 の 各 号 の い ず れ か の 事 由 に 該 当 す る と き は , 当 該 事 由 の
生じた日の属する月の翌月分から当該事由の消滅した日の属する月
の分 ま で の修 学 資 金 の貸 付 け を停 止 す る もの と す る。
(1)
休 学 した と き 。
(2)
停 学 処分 を 受 け たと き 。
( 貸 付 けの 取 消 し 等)
第8 条
市長 は , 貸 付決 定 者 が次 の 各 号 のい ず れ かの 事 由 に 該当 す ると
きは ,貸付 決 定 を取 り消 し ,当 該 事 由が 生じ た 日 の属 す る 月 の翌 月 分
から の 修 学資 金 の 貸 付け は , 行わ な い も のと す る 。
(1)
死 亡 した と き 。
(2)
退 学 した と き 。
(3)
修 学 資金 を 必 要 とし な い 事由 が 生 じ たと き 。
(4)
偽 り その 他 不 正 な手 段 に より 修 学 資 金の 貸 付 けを 受 け た とき 。
(5)
そ の 他市 長 が 必 要が あ る と認 め る と き。
(返還)
第9 条
貸付 決 定 者 は, 次 の 各号 の い ず れか の 事 由に 該 当 す ると き は,
貸し付けた修学資金を当該事由の生じた日の属する月の翌月から起
算し て 5 年を 限 度 と した 期 間 内に 返 還 し なけ れ ば なら な い 。
(1)
第 4 条第 2 項 の 規定 に よ る貸 付 期 間 が満 了 し たと き 。
(2)
第 7 条の 規 定 に より 修 学 資金 の 貸 付 け を 停 止 され た と き ( 当 該 停
止さ れ た 期間 の 貸 付 け分 に 限 る。)。
(3)
2
前 条 の規 定 に よ り貸 付 決 定が 取 り 消 され た と き。
前 項 の規 定 に か かわ ら ず ,前 条 第 4 号の 規 定 によ り 貸 付 決定 を 取り
消さ れ た とき は ,貸 付決 定 者 は,当 該貸 付け を 受 けた 修 学 資 金を 市 長
が指 定 す る期 日 ま で に一 括 し て返 還 し な けれ ば な らな い 。
( 返 還 の猶 予 )
第 10条
市 長は , 貸 付 決定 者 が 次の 各 号 の いず れ か の事 由 に 該 当す ると
きは ,前条 第 1 項の 規定 に か かわ ら ず,当該 事 由 が継 続 す る 期間 に お
いて 貸 し 付け た 修 学 資金 の 返 還を 猶 予 す るこ と が でき る 。
(1)
第 4 条第 2 項 の 規定 に よ る貸 付 期 間 が満 了 し た後 も 引 き 続き 養成
施設 等 に 在学 し て い ると き 。
(2)
第8条第3号又は第5号の規定により貸付決定が取り消された
後も 引 き 続き 養 成 施 設等 に 在 学し て い る とき 。
(3)
養 成 施設 等 を 卒 業し た 日 から 1 年 以 内に 法 第 18 条 の 1 8第 1項
の規 定 に より 保 育 士 登録 を 受 け,又 は教 育職 員 免 許法 第 5 条 第1 項
の規 定 に よる 幼 稚 園 教諭 免 許 状を 授 与 さ れ( 以 下「 保 育 士等 の資 格
の取 得 」と い う 。),市内 の 保 育所 等 に 保 育士 等 と して 勤 務 し てい る
(当 該 保 育所 等 に お ける 人 事 異動 等 の 事 由に よ り,本 人 の意 思に よ
らず ,市外 の 保 育所 等又 は 保 育所 等 以 外 の施 設 等 に勤 務 し て いる 場
合を 含 む 。 第 1 1 条 第1 項 第 3号 に お い て同 じ 。) と き 。
(4)
災 害 ,疾 病 等 の やむ を 得 ない 事 情 に より 返 還 が困 難 に な った と市
長が 認 め ると き 。
2
市 長 は, 貸 付 決 定者 が 保 育士 等 の 資 格の 取 得 後, 市 内 の 保育 所 等に
勤務 す る こと が で き な か っ た が ,引 き 続 き市 内 の 保育 所 等 へ の勤 務を
希望 し て いる と き は ,第 4条 第 2項 の 規 定に よ る 貸付 期 間 が 満了 した
日の 属 す る月 の 翌 月 から 起 算 して 2 年 を 限度 と し て ,貸 し 付 けた 修学
資金 の 返 還を 猶 予 す るこ と が でき る 。
( 返 還 の免 除 )
第 11条
市 長は , 貸 付 決定 者 が 次の 各 号 の いず れ か の事 由 に 該 当す ると
きは ,第9 条 第 1項 の規 定 に かか わ ら ず ,貸 し 付け た 修 学資 金( 既 に
返 還 し た 分 を 除 く 。 次 項 に お い て 同 じ 。) の 全 部 の 返 還 を 免 除 す る こ
とが で き る。
(1)
保 育 士等 の 資 格 の取 得 後 ,市 内 の 保 育所 等 に 保育 士 等 と して 引き
続 き 5 年 間( 災 害,疾病 等 の やむ を 得 な い事 情 に より 当 該 保 育所 等
に 勤 務 で き な か っ た と 市 長 が 認 め る 期 間 を 除 く 。) 以 上 勤 務 し た と
き。
(2)
第 8 条第 1 号 の 規定 に よ り貸 付 決 定 が取 り 消 され た と き 。
(3)
前 条 の規 定 に よ る 返 還 の 猶予 期 間 中 に死 亡 し ,又 は 心 身 の故 障の
ため市内の保育所等に保育士等として勤務することができなくな
った と 市 長が 認 め る とき 。
(4)
2
そ の 他市 長 が 必 要が あ る と認 め る と き。
市 長 は, 貸 付 決 定者 が 保 育士 等 の 資 格の 取 得 後, 市 内 の 保育 所 等に
保育 士 等 とし て 引 き 続き 2 年 間( 災 害,疾病 等 の やむ を 得 な い事 情に
よ り 当 該 保 育 所 等 に 勤 務 で き な か っ た と 市 長 が 認 め る 期 間 を 除 く 。)
以 上 勤 務 し,そ の後 退職 し た とき は ,貸 し付 け た 修学 資 金 の 一部 の 返
還を 免 除 する こ と が でき る 。た だ し,本 人の 責 に よる 事 由 に より 免職
され た と き ,特 別 の 事情 が な く恣 意 的 に 退職 し た とき そ の 他 相当 の 理
由が な い と市 長 が 認 める と き は, こ の 限 りで な い 。
( 延 滞 金)
第 12条
市 長は , 貸 付 決定 者 が 正当 な 理 由 なく 貸 し 付け た 修 学 資金 を 返
還す べ き 日ま で に 返 還し な か った と き は ,市 税外 諸 収入 の 滞 納金 督促
手数 料 及 び延 滞 金 徴 収条 例(昭 和 2 9年 龍ケ 崎 市 条例 第 7 5 号)の規
定に 基 づ き, 延 滞 金 を徴 収 す るも の と す る。
(委任)
第 13条
こ の条 例 に 定 める も の のほ か , 修 学資 金 の 貸付 け に 関 し必 要な
事項 は , 規則 で 定 め る。
付
則
こ の 条 例は , 平 成 28 年 4 月1 日 か ら 施行 す る 。