黒部市人口ビジョン・総合戦略の策定等について

資料5
黒部市人口ビジョン・総合戦略の策定等について
1.黒部市人口ビジョンについて【対象期間:2060 年】
2.黒部市総合戦略について 【対象年次:平成 27 年度~平成 31 年度】
1)黒部市人口ビジョンは
1)黒部市総合戦略は
「黒部市人口ビジョン」は、国の「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」を背景として、黒部
「黒部市総合戦略」は、人口ビジョンを踏まえ安定した人口構造を維持しながら将来にわたって
市における人口等の現状分析および将来推計を行い、黒部市がおかれている人口の認識を行政・市
活力ある地域社会を実現するため、一定のまとまりとなる政策分野ごとに【基本目標】を定め、そ
民が共有し、今後目指すべき将来の方向性と人口の将来展望を示すものである。
の達成に向けて推進する政策の方向性を【基本方針】として設定し、さらにそれらを実現するため
黒部市人口ビジョンは、国の長期ビジョンの期間と整合を図り、2060 年(平成 72 年)までを対
象とする。
2)数値目標・重要業績評価指標の設定
2)黒部市人口ビジョンの策定の流れ
ア
に計画期間内に取り組んでいく【具体的施策】を示すものである。
基本目標には、5年先の期待される成果を数値化した数値目標を設定する。また、具体的な施策
人口の現状分析
ごとに重要業績評価指標(KPI)を設定する。これらの指標は、行政活動そのものの結果(アウ
① 人口動向分析
トプット)ではなく、その結果として市民にもたらされる便益(アウトカム)として設定する。
・総人口、年齢3区分別人口、出生数、死亡数、転入・転出数等の時系列の状況を把握
・地域間の人口移動の状況を把握
3)黒部市総合戦略の計画期間
国の総合戦略と同じく、平成27年度から31年度まで、5ヵ年間とする。
・産業別の就業状況、雇用状況など人口動向に関連する情報を把握
② 将来人口の推計と分析
【基本目標】
・現状での将来人口を把握
政策分野ごとに基本目標を設定する。
③ 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察
①しごとづくり
③結婚・出産・子育て
・現状のまま推移した場合の地域経済や住民生活、行政運営に与える影響を考察
イ
人口の将来展望
②ひとの流れ
④まちづくり
【数値目標】
【基本方針】
将来展望に必要な調査分析
・結婚・出産等に関する意識や希望
・地方移住の現状や希望
・地元就職の現状や希望
基本目標の達成に向けて、どのような政策を
推進していくか、その方向性となる指針を示す。
目指すべき将来の方向の検討
・人口減少克服に向けた現状と課題を整理
・人口に関して目指すべき将来の方向を提示
【具体的施策】
計画期間(平成 27 年~31 年)内に実施する施策を設定し、
基本目標及び基本指針の達成を目指す。
2060年時点の人口の将来を展望
【KPI】
重要業績評価指標
4)PDCAサイクルの取り組み徹底
Plan:効果的な総合戦略を策定
自然増減
社会増減
(出生率の改善)
(転入増・転出抑制)
施策の効果によって
人口の減少が抑えら
れる
100
Do:具体的な施策の実施
Check:施策等の進捗状況や達成度を客観的に検証
Action:検証結果を踏まえた施策の見直し、改善
この仕組みを不断のサイクルとして徹底し、必要に応じて総合戦略を改訂する。
70
5)黒部市総合振興計画等との関係性
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将来人口を展望する
総合戦略は、黒部市のまちづくり方針を定めた黒部市総合振興計画と整合し、その他個別計画と
現状のまま推移
施策展開後の目標
・総人口や年齢3区分別人口等の将来展望を示す
2015 年
2040 年
も同様とする。
2060 年
また、富山県が策定を進めている「とやま未来創生戦略(仮称)」ともできる範囲で整合をはかり、
施策の連動性が図られるよう調整する。