■目指すべき方向 アンケート調査結果 ■対象期間 2015(平成27)年~2060(平成72)年 ■定住意向 ●太子町に住み続けたい人:67.9% ■基本的視点 時代の変化に対応し、コンパクトさを生かした 住みよい「太子らしさ」の追求 ■出産意向 ●予定する子どもの人数(平均):1.92人 ●理想とする子どもの人数(平均):2.41人 ■人口の将来展望と目標 ■策定の背景 ●東京など首都圏への人口一極集中が進む一方で、日本の総人口は 2008(平成 20)年をピークに減 少しています。 ●国立社会保障・人口問題研究所〔社人研〕の「日本の将来推計人口」 (平成 25 年 3 月推計)によれ 2060(平成 72)年の目標人口 31,000人 ば、2020 年代に年 60 万人程度とされる人口の減少数が、2040 年代には年 100 万人程度にまで ●社人研(国立社会保障・人口問題研究所)の推計によると、本町の人口は 2020(平成 32)年の 33,864 人をピークに減少に転じ、2060(平成 72)年には約 29,000 人になると予測されています。 拡大し、その後、2060 年には総人口が約8,700万人まで減少すると見込まれています。 ●人口減少は個人消費や経済活動の活力低下につながり、将来の国民生活に大きな影響を及ぼします。 ●太子町の人口はこれまで増加傾向が続いていましたが、今後は減少が予測されるため、 「まち・ひと・ ●今後、全国の人口移動率が一定程度縮小すると仮定した社人研の推計に準拠したシミュレーションを基に、 本町では、段階的な出生率の上昇や土地区画整理事業などによる転入を見込んだ独自推計を行いました。 ●人口構造のバランスが良い、活力あるまちの姿を維持するため、短期的には社会動態、長期的には自然動態 を増加基調に転換し、2060(平成 72)年に目指すべき将来の目標人口を 31,000 人と掲げます。 将来推計人口(総人口) 社人研の推計 (人) 35,000 しごとの創生」をキーワードに、社会・経済の活力維持に取り組む必要があります。 ■人口の動向 40,000 転出)をみると、出生数が死亡数を上回る自然増と 転入数が転出数を上回る社会増の状態が長く続い 33,000 33,438 33,438 33,817 33,864 33,727 33,854 33,808 33,561 31,000 ●長期間にわたり人口増を維持しているものの、最近 25,000 32,427 33,070 32,000 老年人口(65歳以上) 32,793 33,572 21,099 32,063 31,604 32,436 20,000 20,011 19,714 19,951 19,863 19,260 1 9 3 0 年 1 9 3 5 年 1 9 4 0 年 1 9 4 5 年 8,933 8,928 9,002 8,867 9,817 10,082 9,923 9,328 8,626 6,543 29,576 5,000 5,796 5,604 5,206 4,930 4,914 4,831 5,107 5,254 5,253 5,102 級別の人口構造について、国と比較すると、男女と 4,958 もに 60~64 歳の年齢層よりも 35~39 歳の年齢 0 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年 (平成22) (平成27) (平成32) (平成37) (平成42) (平成47) (平成52) (平成57) (平成62) (平成67) (平成72) 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年 700 1 9 6 5 年 1 9 7 0 年 1 9 7 5 年 1 9 8 0 年 1 9 8 5 年 1 9 9 0 年 社会増減数 目標人口の推計条件 521 400 368 300 434 454 419 325 2060 年 291 143 298 315 296 256 216 197 193 135 130 195 90 1 73 291 265 213 96 男(14,996人) ※2010年:1.69、2025年:1.80、2030年:1.90、 2035年:2.00、2040年以降:2.10 p. ■2020(平成32)年以降、年間10人程度の転入超過を 維持。また、2014(平成26)年の総合計画見直し時 に見込んだ土地区画整理事業による転入者数(2018年 からの10年間で70世帯210人)を加算。 編集・発行:太子町 総務部 企画政策課 〒671-1592 兵庫県揖保郡太子町鵤 280-1 電話:079(277)5998 FAX:079(276)3892 女(16,055人) (人) 1,500 1,000 500 0 2010 年 全国の人口構造(1 億 2,708 万人) 女(17,221人) 男(61,756,943人) 女(65,323,986人) 90歳 以上 90歳 以上 85~89歳 85~89歳 85~89歳 p. p. 80~84歳 80~84歳 75~79歳 75~79歳 75~79歳 70~74歳 70~74歳 70~74歳 65~69歳 65~69歳 65~69歳 60~64歳 60~64歳 60~64歳 55~59歳 55~59歳 55~59歳 50~54歳 50~54歳 50~54歳 45~49歳 45~49歳 45~49歳 40~44歳 40~44歳 40~44歳 35~39歳 35~39歳 35~39歳 30~34歳 30~34歳 30~34歳 25~29歳 25~29歳 25~29歳 20~24歳 20~24歳 20~24歳 15~19歳 15~19歳 15~19歳 10~14歳 10~14歳 10~14歳 5~ 9歳 5~ 9歳 0~ 4歳 0~ 4歳 (人) 0 500 1,000 1,500 (人) 2,000 1,500 1,000 500 0 -85 -77 昭 平 和 成 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年 90歳 以上 80~84歳 94 59 -42 太子町の人口構造(33,438 人) 男(16,217人) 204 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 7 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年 歳の年少人口の割合が高く、つぼ型のすそ野が広が 2010 年 135 -200 齢になるほど少なくなりますが、本町では 0~14 太子町の人口構造(31,051 人) 2 0 1 0 年 410 334 309 200 った星型を形成しています。 ■合計特殊出生率を2040(平成52)年まで次のように 段階的に上昇させる。 2 0 0 5 年 人口増減数 -100 施策を展開して人口減少 に歯止めをかけます 2 0 0 0 年 617 500 0 ●また、34 歳以下の年齢層については、国では低年 1 9 9 5 年 684 100 層の方が多いという特徴があります。 (平成22)(平成27)(平成32)(平成37)(平成42)(平成47)(平成52)(平成57)(平成62)(平成67)(平成72) 1 9 6 0 年 800 600 28,642 28,000 ●2010(平成 22)年の国勢調査による年齢5歳階 1 9 5 5 年 自然増減数 (人) 8,113 1 9 5 0 年 人口増減数の推移(自然増減・社会増減) 迎えつつあることが分かります。 10,000 30,405 29,000 1 9 2 5 年 大正 昭和 平成 9年 14年 5年 10年 15年 20年 25年 30年 35年 40年 45年 50年 55年 60年 2年 7年 12年 17年 22年 では自然増の数が減少傾向にあり、人口減少局面を 17,091 16,887 17,173 17,467 15,000 31,098 30,000 17,869 31,051 31,759 1 9 2 0 年 減となる年が増加しています。 生産年齢人口(15~64歳) 30,000 33,176 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 てきましたが、近年では景気動向などに伴い、社会 (人) 35,000 年少人口(0~14歳) 34,000 33,438 ●太子町の自然増減(出生・死亡)と社会増減(転入・ 35,000 30,000 将来推計人口(年齢3区分別人口) 太子町の目標人口 総人口の推移(国勢調査) (人) 5~ 9歳 (人) 0 500 1,000 1,500 2,000 0~ 4歳 (人) 6,000,000 4,000,000 2,000,000 0 (人) 0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 趣旨 まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本的な考え方 「太子町まち・ひと・しごと創生総合戦略」は、 「太子町人口ビジョン」で示した 将来展望や目標を踏まえ、住民一人ひとりが夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生 活を安心して営むことができる地域社会の形成、地域社会を担う個性豊かで多様な 人材の確保及び地域における魅力ある多様な就業の機会の創出を一体的に推進する 「まち・ひと・しごと創生」に向けた基本目標や施策の基本的方向、具体的な施策 などをまとめた計画です。 ■人口減少と地域経済縮小の克服 ① 「東京一極集中」の是正 ■まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立 ① しごとの創生 ② ひとの創生 ③ まちの創生 ② 若い世代の就労・結婚・子育ての希望の実現 ③ 地域の特性に即した地域課題の解決 ●「しごと」が「ひと」を呼び、 「ひと」が「しごと」を呼 び込む好循環を確立するとともに、その好循環を支える 「まち」に活力を取り戻します。 計画期間:2015(平成 27)年度~2019(平成 31)年度 基本理念 基本 目標 1 時代の変化に対応し、コンパクトさを生かした住みよい「太子らしさ」の追求 働く場所とチャレンジする人材を育み、 しごとをつくる 基本 目標 2 子ども達の笑顔があふれ、 太子の未来を担うひとをつくる 学生の地元通学と就職、若い世代の定住促進や経済的安定に資する支援、 結婚・出産・子育ての希望に応える環境づくりを行い、多子世帯や多世代 起業・創業支援を行います。 同居世帯の増加を目指します。 数値目標:5年後の法人住民税納税義務者数:30 件増加 ※2014(平成 26)年度:646 件(市町村税課税状況等の調) 数 値 目 標 : 5 年 後 の 年 少 人 口 割 合 : 16.0% 以 上 を 維 持 ※2015(平成 27)年 9 月末:16.2%(住民基本台帳人口) 【施策の基本的方向】 【施策の基本的方向】 人口の社会増対策 【具体的な施策】 (1)豊 か な 地 域 資 源 の 活 用 と 人 材 の 育 成 ① 働く力の育成と若者の希望をかなえる就労支援 ② 若者への経済的支援による雇用の安定 ③ 地域資源の有効活用による賑わう場の創出 (2)町 内 産 業 の 振 興 と 「 太 子 ブ ラ ン ド 」 の 創 出 ① 力強い地場産業の基盤づくりと継業支援 ② ブランド化による知名度の向上・販路拡大支援 ③ 農業の経営基盤安定と生産物の高付加価値化 (3)起 業 ・ 創 業 支 援 と 企 業 等 の 誘 致 基本 目標 3 いつまでも住み続けたい、 帰りたいふるさとのまちをつくる 新庁舎整備を基軸とした公共施設の老朽化対策や長寿命化・コンパクト化に 取り組み、時代に即した土地利用の検討、空き家の適正管理・活用支援、災 害対策の充実など住みやすさを追求していきます。 数値目標:5年後の総人口:現状水準を維持 ※2015(平成 27)年 9 月末: 34,419 人(住民基本台帳人口) 【施策の基本的方向】 人口の自然増対策 【具体的な施策】 (1)人 が 集 う 場 所 、 若 者 達 の 出 会 う 機 会 の 創 出 時代に合った「太子らしさ」と「ふるさと」づくり 【具体的な施策】 (1)コ ン パ ク ト さ を 生 か し た 快 適 な ま ち づ く り ① 多世代が集まる地域の居場所づくり ① 住みやすさを支える社会基盤の整備 ② 結婚の希望をかなえる支援体制の構築 ② 小さな拠点づくりとネットワーク化の推進 (2)理 想 の 子 ど も 数 を 実 現 す る 子 育 て 支 援 の 充 実 ① ワーク・ライフ・バランスの推進 ③ 住環境の整備と地域コミュニティの活力維持 (2)安 全 ・ 安 心 に 住 み 続 け ら れ る 、 ふ る さ と づ く り の 推 進 ② 妊娠・出産・育児への切れ目のない支援 ① ふるさとを守る防災対策の推進 ③ 保育サービスの充実 ② 防犯・交通安全対策の推進 (3)ふるさとを想い、まちの未来をひらく力を育む教育環境の充実 ③ 医療・介護・福祉サービスの充実 ① 起業・創業者等の支援による地域の元気づくり ② 企業・店舗の進出支援 ① 家庭と地域の教育力向上と幼児教育の充実 ② 学ぶ喜びを感じられる教育・学習環境の整備 ① まちの住みやすさをアピールする情報発信の充実 ③ 広域連携による成長産業の集積と新たな技術産業の創出 ③ 生涯教育と世代間交流の推進、青尐年の健全育成 ② 自ら考えるまちづくりへの住民参加の促進 【重要業績評価指標(KPI) 】 ●就労支援による就職者数 10 人(累計) ●空き店舗利活用等支援制度利用件数 5件(累計) ●継業支援制度を活用した事業者数 3件(累計) ●新たな特産品や地域ブランドの創設件数 2件(累計) ●農産物等販売団体の売上高 8,832 千円 ●支援制度の活用による起業・創業者数 3件(累計) ●設備投資に対する融資制度の利用件数 3件(累計) ※数値目標及び重要業績評価指標(KPI)は、2019(平成 31)年度の到達目標となる値を示す。 【重要業績評価指標(KPI) 】 ●地区公民館開館時間延長による利用者数 20 人/日 ●街コン・街バル開催支援件数 10 件(累計) ●ひょうご出会いサポートセンター利用者の成婚数 20 組(累計) ●妊産婦保健指導(母親教室)参加率 45% ●認定こども園等の整備による定員増加(保育サービス分) 560 人 ●年間出生数(兵庫県保健衛生統計数値) 320 人 ●家庭教育学級延べ参加者数 250 人 ●土曜日学びの集い事業参加者数 80 人 ●放課後子ども教室(平日)延べ利用者数 500 人 ●スポーツ教室参加者数 750 人 (3)移 住 ・ 定 住 に つ な が る 「 ま ち の 魅 力 」 の 向 上 【重要業績評価指標(KPI) 】 ●「小さな拠点」整備箇所数 4箇所(累計) ●空き家バンク利用による解消軒数 10 軒(累計) ●ひょうご防災リーダーの人数 40 人 ●町内における交通事故発生件数 200 件 ●認知症サポーターの人数 2,000 人 ●「全国移住ナビ」アクセス数 300 件 ●子ども議会での提言事案の実現数 10 件(累計)
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