(全日制) 学校関係者評価書

平成26年度 福井県立武生高等学校(全日制) 学校関係者評価書
(問)・学校評価書の成果と課題が適切かどうか。
・成果と課題を踏まえた今後の改善策・向上策が適切か。
・その他
(意見をお聞きした方)
PTA会長、PTA副会長5人
PTA総務部長、PTA進路部長、PTA環境部長、PTA広報部長 (以上10人)
○教育課程・学習指導等
・特になし
○生徒指導
・電車の中、駅やショッピングセンターなど、公共の場所でのマナーについては、今以上に指導を
充実させる必要がある。
・生活規範を身につけさせるためには、学校と家庭との連携を深めていくことが効果的と考えるの
で、施策に取り入れてほしい。
○進路指導
・国公立大学をめざす生徒が多い高校ではあるが、私立大学に対する指導も充実させていく必要が
ある。
・先輩と語る会については、学校としてどのような講師を呼んでほしいか、生徒が特に希望する職
種があるのかなどの情報を早めに示してもらえると、生徒のニーズに合った講師を選定でき、より
充実させることができる。今年の反省を次年度に引き継いでいくことが大切である。
○保健管理
・衛生面も考慮し、学校の校舎の美化にさらに取り組んでいく必要がある。特に夏の頃の自販機周
辺が不衛生にならないように注意する。
○保護者との連携・防災
・防災活動としては、次の段階として具体的にどのような取り組みを予定しているのか。
○図書広報活動
・学校の図書館の蔵書の冊数や、1年間の書籍の購入数などのデータをもとに、生徒の貸し出し状
況を分析して、貸し出しを増やすための対策を考えていく必要がある。
○理数教育の充実
・子供の様子を見ていると、論理的に意見を言えるようになってきていると感じることがある。
・親の学校に対する満足度は、子供の成績の状況に左右されがちだが、SSHの活動を通して、生
徒の論理的思考力が高まったかを見ることが大切なので、その判断の基準を示すなど設問の仕方を
工夫するとよい。
・子供がSSHの活動に参加している姿を親が自由に参観できるようにしてもらうと、親のSSH
への理解もより深まる。
○こころの環境整備
・関わる機会の回数だけでなく、内容やタイミングなども重要である。特に、教師が生徒に個別に
関わる機会をあまり持てなかったケースについては、その実状をより深く分析すべきである。
○その他
・体育祭などの学校行事では、教師も保護者も校歌を歌っていて、学校への愛情の深さが感じられ
る。ただ生徒の中には校歌の歌詞を十分に覚えていない生徒もいるので、愛校心を育てるためにも
校歌の指導をお願いしたい。
(学校関係者評価を踏まえた今後について)
○教育課程・学習指導等
・今後も授業改善に取り組みながら、生徒の個性や能力に応じた指導を工夫していきたい。
○生徒指導
・「電車の出入口付近で乗降者の迷惑にならないこと」等、公共マナーについて具体的に指導する
機会を持つ。
・最近の生徒の規範意識の低下の実態について共通認識を深めるために、PTAの環境部会等と教
員の懇談の場を持ち、家庭と学校とが協力して取り組むべきこと、具体的な取組の内容や方法等を
探っていく。
○進路指導
・受験に必要な教科・科目だけを学習するようなことにならないように、全ての教科の基礎学力を
しっかりと身に付けさせることを念頭におき、私立大学に対する指導も充実させていく。
・先輩と語る会については、進路指導部および1年学年会で、文理分けの参考になる分野・職種を
十分に検討し、PTAの進路部会で最良の講師を紹介していただけるようにしていく。
○保健管理
・学校薬剤師とも連携を図りながら、校舎内外の衛生環境の改善について検討していく。
○保護者との連携
・防災について、保護者、学校、地域との協力体制や連携の形はできてきた。各方面と協議をする
なかで実施可能な取り組みを行っていきたい。
・緊急連絡体制については、校内での協力を得ながら全保護者に理解を得て実行できる体制にして
いきたい。
○図書広報活動
・図書館に関する数量的なデータをもとに、生徒が読みたいと思っている図書を選定して購入し、
図書の貸し出しの増加を図る。
・生徒の興味、関心の深い分野に関する図書の内容を、図書館通信や図書館での展示でわかりやす
く伝えることで、読書を促していく。
○理数教育の充実
・論理的な思考に関しては、今後も、学校設定科目の中で育成できるように取り組む。
・SSH事業に関して、保護者や近隣の小中学校に対しての広報活動を充実させる。
○こころの環境整備
・回数だけでなく、内容やタイミングが適切であったかどうかを確認できるよう質問項目を工夫す
る。
・会議や学校行事の精選をさらに進め、教員が生徒と共に過ごす機会を増やしていく。
○その他
・校歌については、初期指導において、生徒手帳で歌詞を確認しながら歌うなど、校歌を覚えやす
いように工夫して指導していく。