【研究者プロフィール №160】別府大学教授食物栄養科学部発酵食品学科小河正雄（オガワマサオ）専門・キーワードウイルス学，細菌学，衛生動物学，食品衛生学，公衆衛生学１．私はこのような学生でした。理科、特に生物が好きで、高校時代は生態学や生化学に興味がありました。大学は、薬学部の生理化学教室に入りました。ラットの腹水がん細胞からゴルジ装置の糖転移酵素を精製し、その性質について研究しました。部活動では、舞踏研究部で競技ダンスに励みました。学業との両立が大変でしたが良い思い出ですし、部活動経験が社会に出て役立ったと思います。２．このような研究をしています。ダニが媒介するつつが虫病、日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群等の疾病について、大分県内のダニの分布や、ダニの病原体保有状況の調査をしてきました。今後も、これらの研究を継続するとともに、食中毒や食品衛生に関連した微生物学的な研究分野に取り組みます。３．このような授業をしています。担当している科目は、食品衛生学、公衆衛生学、食品関連法規、食品保蔵学です。将来、食品関係の職場に就職する学生が多いので、食品を安全に提供することができる知識、技術を身につけてもらいたいと、講義及び実験を行っています。４．学生に学んでほしいこと。おいしい食品を提供することは、多くの人に幸福をもたらしますが、食中毒などの事故を起こせば、食品提供者にとっても消費者にとっても大変不幸なことです。自然毒、化学物質、微生物などによる食中毒、食品由来の感染症について深い知識を身に着け、消費者に安全で安心な食品が提供できる人になって欲しいと思います。－地域連携研究コンソーシアム大分 2014－