00 指導案表紙_1

平成24・25年度 東京都教育委員会言語能力向上推進校
平成26年度 東京都教育委員会言語能力向上拠点校
稲城市立稲城第三中学校
学
習
指
導
案
集
【研究主題】
生徒の学力向上を目指した授業の改善
-思考力・判断力・表現力を高める「伝える力」の育成を通して-
平成27年2月6日(金)13時35分~
13:10
13:35
受付
学年学級
14:25
公開授業
14:45
移動
研究発表
指導・講評
容
16:30 16:35
講演
科
1年A組
国
語
故事成語を使って体験文を書こう
1 森地奈津実
1年A組 4F
1年B組
理
科
力と圧力
3 吉越みさき
1年B組 4F
1年C組
保健体育
5 相樂
美穂
1年C組 4F
1年D組
数
学
7 久永
亮
1年D組 4F
1年E組
英
語
School Life in the USA
9 秋山
美歩
1年E組 4F
2年A組
美
術
モダンテクニックを用いた表現
11 中嶋道理子
美 術 室 1F
2年B組
数
学
確率
13 髙橋
紘一
2年B組 1F
2年C組
国語(少人数)
印象に残る説明をしよう
「自己を見つめるスピーチ」
15 犬飼
幸雄
2年C組 1F
英語(少人数)
Good Presentations
17 杉村
道子
視聴覚室 3F
社
会
近代の幕開け
19 手塚
啓一
2年D組 1F
国
語
ビブリオバトル(知的書評合戦)
心身の発達と心の健康
(ストレスへの対処)
課題学習・自由研究
(図形【作図の活用】)
頁
謝辞
教
2年D組
内
15:30
授業者
場
3年A組
3年B組
3年C組
3年D組
第3学年
体育館
所
国語科学習指導案
対 象
授業者
場 所
1
2
単元名
第1学年A組 29名
森 地 奈 津 実
4 階 1 年 A 組 教 室
「故事成語を使って体験文を書こう」
単元の目標
・故事成語について知り、自分たちの生活の中に生き続けていることを確認する。
・体験したことを調べた故事成語にあてはめて文章に表し、それをもとに「わかりやすく伝えるこ
と」「相手を引きつけること」を意識してスピーチすることができる。
3
単元の評価規準
国語への
関心・意欲・態度
話す・聞く能力
書く能力
適切な故事成語を用
いて体験を伝えるこ
との意味や価値に気
づくことができてい
る。
相手を引きつけ、わ
かりやすく伝えるた
めに、構成を工夫し
て話している。
故事成語の意味や由
来に沿って体験を選
び、伝えたいことを
明確にして書いてい
る。
4
読む能力
言語についての
知識・理解・技能
いろいろな故事成語
の意味と由来を調
べ、理解している。
単元の指導と評価計画(3時間扱い)
時間
1
目標
学習活動
評価
自分の生活の中から故事成語 ・
「体験文の例」を参考にして
・故事成語の意味・由来を理
に合った体験を選び、伝えた
書く際の条件などを確認し、相
解したうえで、それに沿っ
いことを明確にして書く。
手を引きつける構成を考えて体
た体験を選んでいる。
験文を書く。
・条件に沿って伝えたいこと
・相手を引きつけ、わかりやすく
を明確にして書いている。
伝えるための工夫を考える。
2 プレスピーチ発表会を行う。 ・前時で考えた工夫をふまえス
・体験の発表に積極的に取り
本時
ピーチを行う。
組んでいる。
・班員のアドバイスをもとに自
・班員のアドバイスや班員の
分のスピーチの改善点を考え
スピーチのよい点をふまえ
る。
自分のスピーチをふり返る
・班員のスピーチからよい点を
ことができている。
見つけ、自分のスピーチに生 か ・班員に積極的にアドバイス
す。
している。
3
スピーチ発表会を行う。
・前時の改善点を生かし、相手
・前時までの工夫をふまえ、
を引きつけ、わかりやすく伝 え
積極的にスピーチに取り組
るスピーチを行う。
んでいる。
- 1 -
5
研究主題との関連
言語活動( プレゼンテーション・表現 )
1学期に「有言実行スピーチ」、2学期に「ビブリオバトル」を実施してきた。初めは用意した原稿
を読むだけの生徒が多かったが、次第に各自工夫したスピーチができるようになってきている。「声の
大きさ」や「緩急」の工夫だけでなく、「アイコンタクト」や「ジェスチャー」などを取り入れる生徒
も増えてきた。
今回のスピーチでは、故事成語の学習と合わせて自分の生活をふり返り、同じような体験を選び、
的確に、効果的に伝えて、聞き手の共感を得られるような工夫のあるスピーチを行うよう指導したい。
6 本時
(1)本時の目標
・相手に伝わるように自分の体験を発表する。
・班員からのアドバイスや班員のスピーチのよいところをもとに、自分のスピーチをよりよくす
るための改善点を考える。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
指導・支援
評価(評価方法)
導入 ・本時の趣旨の説明
・よりよいスピーチをするための工 ・スピーチについて意欲
10分 ・
「相手を引きつけるスピー
夫を確認させる。
的に考えているか。
チ」や「相手に伝わるスピー ・班員のスピーチを聞く際の留意点 (観察・ワークシート点検)
チ」を行うための留意点を再
を確認させる。
確認する。
展開 ・班ごとにプレスピーチ発表会 ・各班をまわり、発表者がきちんと ・発表者、聞き手がそれ
30分
を行う。
発表しているか、聞き手がしっか
ぞれの役割を果たし、
りとアドバイスをメモしているか
趣旨に合った発表会を
を確認する。
行うことができている
か。(行動の観察)
・スピーチを聞き、よい
点やアドバイスがきち
んと書けているか。
(ワークシートの点検)
まとめ ・班員からのアドバイスをもと ・アドバイスや班員のスピーチをも ・本番に向けて自分のス
10分
に、自分のスピーチの改善点
とに、自分のスピーチをふり返れ
ピーチをよりよくする
を考える。
ているか確認する。
ための工夫を考えてい
るか。
(ワークシート点検)
- 2 -
理科(物理分野)学習指導案
対 象
授業者
場 所
第1学年B組 31名
吉 越
み さ き
4 階 1 年 B 組 教 室
1
単元名
「力と圧力」
2
単元の目標
身近な事物・現象についての観察、実験を通して、力の性質について理解させるとともに、これ
らの事物・現象を日常生活や社会と関連付けて科学的にみる見方や考え方を養う。
3
単元の評価規準
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
力の働き、圧力に関する事物・現
象に進んでかかわり、それらを科
学的に探究しようとするととも
に、事象を日常生活とのかかわり
でみようとする。
力の働き、圧力に関する事物・現
象の中に問題を見出し、目的意識
をもって観察、実験などを行い、
力が働いた物体の形や運動の様子
の変化、圧力と力の大きさや面積
との関係、水圧や大気圧と水や空
気の重さとの関連などについて自
らの考えを導いたりまとめたりし
て、表現している。
力の働き、圧力に関する観
察、実験の基本操作を習得す
るとともに、観察、実験の計
画的な実施、結果の記録や整
理などの仕方を身につけてい
る。
物体に力が働くと変形したり
運動の様子が変わったりする
こと、力は大きさと向きによ
って表されること、圧力は力
の大きさと面積に関係がある
こと、水圧や大 気圧が水や空
気の重さと関連することなど
について基本的な概念や原理
・法則を理解し、知識を身に
付けている。
4
単元の指導と評価計画(14時間扱い)
時間
1
目標
学習活動
評価
力がはたらくときの物体のようすを見 ・力のはたらきの種類を知る。
・物体に力がはたらいているのかにつ
出す。
・野沢体験学習の中で力がはたらいてい
いて関心をもち調べているか(関心・
た場面をあげ、力を分類するために話し 意欲・態度)
合う。
・物体に力がはたらいている例を分類
してとらえることができる。(科学的な
思考・表現)
2 意見を交換し合うことで、考えを深め ・どんな場面でどんな力がはたらいている ・発表された内容について適切である
本時 る。
か、何から何に対して力がはたらいてい
か、考察することができる。(科学的
るかを発表する。
な思考・表現)
3
いろいろな力があることを知る。
4
ばねののびと力の大きさには比例関 ・力の大きさとばねののびの関係を調べ
・比例関係にあることを見いだし、自ら
係があることを見いだす。
る。
の考えを導いたりまとめたりして、表
力を矢印で表すことができることを知 ・実験結果をグラフに書く。
現している。(科学的な思考・表現)
る。
・力の大きさを矢印の長さ、向きを矢印の ・ばねののびと力の関係を実験を行っ
向きとすることを知り、様々な力を矢印で て調べることができる。矢印を使って
表す。
表現したり、作図したりできる。(実験
の技能)
・ばねののびは力の大きさに比例する
ことを指摘できる。大きさ、向き、作
用点の要素を理解できている。(知
識・理解)
7
重さと質量の違いについて知り、説
明できる。
か
ら
6
・物体に力がはたらく実験を行い、いろい
ろな力について調べる。
・地球上と宇宙での活動の違いを知る。
・重さと質量の違いについて考える。
※第8~14時の掲載は省略しました。
- 3 -
・弾性、摩擦、磁石、電気、重力につ
いて説明することができる。(知識・
理解)
・重力の大きさが変わっても、変わら
ない物質の量があることを考察でき
る。(科学的な思考・表現)
・重さと質量のちがいを説明できる。
(知識・理解)
5
研究主題との関連
言語活動( クリティカルシンキング )
1学年物理分野の最後の単元である「力と圧力」の導入となる。これから学んでいく「力と圧力」
について興味をもたせるとともに、理科の中でも重要な、事をさまざまな面から考察していく力を身
につけさせたい。そこで、クリティカルシンキングを取り入れた学習活動を行うことに取り組んでき
た。これまでは、教科書の実験について班で結果を考察することを中心に取り組んできたが、冬休み
の宿題で簡単な実験を一人一つ行い、その結果を班の中で発表させるようにした。発表では、その根
拠は本当に正しいのか、他の実験方法はないかなどの助言し合う活動を行った。本時は、その活動に
続き、自らが体験してきた中で課題にあてはまるものを見いだし、根拠をもって説明すること、他の
班への助言や意見を出し合うことで、多面的・多角的な視点で考えを深めることを目標にしたい。
6 本時
(1)本時の目標
さまざまな場面ではたらいている力について考え、発表を行い、意見を交換することで、力の性質についての
考えを深める。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
指導・支援
導入 ・本時の目標を知る。
・力のはたらきについて説明する。
5分 ・3つの力の分類について確認す
①物体の形を変える。
る。
②物体を持ち上げる、または支え
る。
③物体の動きを変える。
・3つの分類を表示する。
評価(評価方法)
・3つの力について確認で
きているか。(観察)
展開 ・野沢の班ごとに、野沢で見つけ ・力の場面のイラストを黒板に提示させ ・物体にはたらく力につい
40分 た力のはたらいている場面を取
る。
て分類できているか。(発
り上げ、何から何に対してどんな ・なぜその分類になるのか、根拠を示
表、プリント)
力がはたらき、3つの力のどの種 して説明するように促す。
・力の分類について、根拠
類に分類されるかを発表する。
をもとに説明できている
か。(プリント、観察)
・各班の考察に対して、その分類 ・同じ場面でも①~③の複数に該当す ・意見の付け足しや他の考
で正しいか、他の分類はない
るものもあることに気付かせる。
え方を助言することができ
か、意見を出す。
・積極的に意見や質問を出すように促 るか。(観察)
・他の班に対して根拠の手助けや し、さまざまな考え方・見方ができるよ
助言をする。
うにする。
・発表で上がった場面について力 ・再度考え直すものはないか投げかけ
の分類をクラスでまとめる。
る。
まとめ ・プリントにクラスであがった力の
5分 はたらく場面を分類してまとめ
る。
・自己評価、感想をまとめる。
・3つの力の分類を振り返る。
・次回以降の学習について知る。 ・人が加える力以外にどんな力がある
かを考えてくるように指示を出す。
- 4 -
・力について分類することが
できたか。(プリント)
・力について興味をもって
学習に取り組めたか。(プ
リント)
保健体育科(保健分野)学習指導案
対 象
授業者
場 所
第1学年C組 30名
相
樂
美
穂
4 階 1 年 C 組 教 室
1 単元名 「心身の発達と心の健康」
(ストレスへの対処)
2
単元の目標
心身の発達と心の健康について以下の内容の理解を深めることができるようにする。
・身体には、多くの器官が発育し、それに伴い、様々な機能が発達する時期があること。また、発育
・発達の時期やその程度には、個人差があること。
・思春期には、内分泌の働きによって生殖にかかわる機能が成熟すること。また、成熟に伴う変化に
対応した適切な行動が必要となること。
・知的機能、情意機能、社会性などの精神機能は、生活経験などの影響を受けて発達すること。また、思春期にお
いては、自己の認識が深まり、自己形成がなされること。
・精神と身体は、相互に影響を与え、かかわっていること。欲求やストレスは、心身に影響を与える
ことがあること。また、心の健康を保つには、欲求やストレスに適切に対処する必要があること。
3
単元の評価規準
ア 健康・安全への
関心・意欲・態度
心身の機能の発達と心の健康
について関心をもち、学習活
動に意欲的に取り組もうとす
ることができる。
4
イ
健康・安全についての
思 考 ・判 断
課題解決を目指して、知識を
活用した学習活動などによ
り、科学的に考え、判断し、
それらを表すことができる。
ウ
健康・安全についての
知 識 ・理 解
課題の解決に役立つ基礎的
な事項及びそれらと生活の
関わりを理解することがで
きる。
単元の指導と評価計画(2時間扱い)
時間
1
目標
学習活動
評価
< 欲求やストレスへの対処-1> ・欲求不満への対処方法として考 ウ 欲求の全てが満たされるわ
欲求が全て満たされるわけで
えられる行動についてグルー
けでく、欲求不満に陥る
はないこと、欲求不満に陥る
プで話し合い、発表する。
ことがわかる。
ことがあり、適切な対処の仕 ・うまく対処できた場合とうまく イ 欲求不満への適切な対処の
方があることについて、理解
対処できなかった場合に、ど
しかたについて理解でき
することができるようにす
う対処するかについて、ワー
る。
る。
クシートにまとめる。
2 < 欲求やストレスへの対処-2> ・ストレスとはどのようなことか ウ ストレスとはどのようなも
本時 ストレスへの対処について、
について理解する。
のか理解できる。
学習したことを自分たちの生 ・ストレスへの対処方法としてど イ 自分に合うストレスへの対
活や事例などと比較したり、
のような方法があるかについ
処方法を見付けている。
関係を見付けたりするなどし
て考え、発表し合う。
て、それらを説明することが ・自分に合ったストレスの対処方
できるようにする。
法を見付けることが大切であ
ることについて、ワークシー
トにまとめ、発表する。
- 5 -
5
研究主題との関連
言語活動( クリティカルシンキング )
自らの健康を適切に管理し改善していく思考力・判断力・表現力等の育成をめざして、現在及び将
来の生活において直面する可能性のある場面を設定し、生徒に「その時、自分ならどうするか」とい
う視点で考えさせ、「これなら自分できそうだ」という意識をもたせる。
ストレスやストレスの対処法について、具体的な自分の考えをもつととに、グループ内や学級全体
で、自分の考えを伝えたり、互いの考えを交流したりすることを通して、健康・安全に対して多面的
・多角的に思考(クリティカルシンキング)できるようにする。
授業の終わりに、自分の考えの深まりや話し合いへ意欲などを自己評価させ、自らの「課題」に気
づかせ、次の学習への関心や意欲を高めていきたい。
6 本時
(1)本時の目標
学習したことを自分たちの生活や身近な事例などと比較したり、関係を見付けたりするなどして、
ストレスへの対処方法を見付けられる。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
指導・支援
評価(評価方法)
導入 1.ストレスの意味について確認 ・イメージをもちやすくするために
7分
し、本時の学習の見通しを
ストレスの例を挙げる。
もつ。
2.学習課題を把握する。ストレ ・これまで「困ったり悩んだりし
スについて知り、その適切
た」ときに、どのように対処し
な対処方法を考えよう。
たか思い出させ、学習課題へと
つなげる。
展開 3.自分や仲間が「ストレス」を ・自分や仲間が抱えるストレスに気 ストレスとはどのような
35分
感じることを知る。
づきやすくするために、ストレ ものか理解できる。
・自分で考えてきたものをグル
スを分類した項目を示す。
【観察・発言・ワークシ
ープで分類する。
ート】
4.ストレスに対する反応につい ・ストレス反応を分かりやすくする
て知る。
ために体・心・行動に表れる例
に分類して整理する。
5.例示されたストレスへの対処 ・具体的な対処方法をイメージでき
方法を考える。
るように、具体例を示す。
・グループの代表は、グループ ・いろいろな対処方法があることを
で考えた内容を発表する。
実感させるために、ブレインス
トーミングをさせる。
まと め 6.自分に合ったストレス対処方 ・自分のストレスがないという人
8分
法を見付ける。
は、仲間が考えた対処方法から
・自分で考えて、ワークシート
選ばせる。
に書く。
7.学習のまとめをする。
・ストレスへのさまざまな対処方法
・ストレスへの対処方法を見付
を知るとともに、自分に合った
けるときに大切だと思うこ
対処方法を身に付けることの大
とを発表し合う。
切さを押さえる。
- 6 -
自分に合うストレスへの
対処方法を見付けてい
る。【観察・ワークシー
ト】
数学科(図形分野)学習指導案
対 象
授業者
場 所
1
2
3
単元名
「課題学習・自由研究」(図形【作図の活用】)
単元の目標
・車輪が段差を昇るときの動きを図形の移動の観点から理解することができる。
・車いすでも利用しやすい道路や街づくりの必要性をについて関心をもち、理解を深める。
単元の評価規準
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
車輪は平坦な道を進む場
合はエネルギー効率が大
変良い。ところが道路に
凹凸がある場合は状況が
一変する。そのことを作
図などを通して数学的に
考えようとしている。
図形で学んだ基礎的・基
本的な知識及び技能を活
用しながら、事象を見通
しをもって論理的に考察
し表現し、数学的な見方
や考え方を身に付けてい
る。
4
第1学年D組 31名
久
永
亮
4 階 1 年 D 組 教 室
技能
車輪の動きを作図を
使って説明できる。
おうぎ形の弧の長さ
を計算で求めること
ができる。
知識・理解
おうぎ形の弧の長さを
求める公式を理解して
いる。
単元の指導と評価計画(1時間扱い)
時間
目標
学習活動
評価
1 車輪が段差を昇るときの動き 問題を読み、まず1人で解決する ワークシート 班活動 発表 感
本時 を図形の移動の観点から作図 方法を考える。 次に班で考えを 想シート
などを通して、説明できる。 発表し合う。教具を使い更に考え
を深め、実際の車輪の動きをコン
パスで作図をする。
5
研究主題との関連
言語活動( クリティカルシンキング )
個人で考える活動、班活動を通して互いの考えを説明し合う活動を設定し、それぞれの活動を通し
て、課題について、多面的・多角的に思考(クリティカルシンキング)できるようにする。
具体的には、生徒が見通しをもって作図したり、その図をもとに考えを深める活動、既習の図形の
知識を用いて論理的に考察する活動などを重視する。また、自分の考えを発表する場面では、生徒に
自分の考えを根拠に基づいて説明することを意識させるようにする。
- 7 -
6 本時
(1)本時の目標
車輪が段差を昇るときの動きについて、図形の移動の観点や作図などを通して考え、他者に伝える
ことができる。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
指導・支援
評価(評価方法)
導入 ・車椅子の人が、生活しやすい ・車いすの写真などを黒板に貼り、
5分
ようにいろいろ工夫されてい
学習に対する興味や関心をもたせ
る。どんなことがあるのか。
る。
このようなことを何という
か。
バリアフリー
(社会生活に参加する上で生活
の支障となる物理的な障害
や、精神的な障壁を取り除く
ための施策)
展開 ・車椅子の人にとって、段差が ・ワークシートのはじめをクイズ形 ・自分の考えをワークシ
40分
あるとどれだけ大変なのか考
式にし、分からない生徒も取り組
ートに記入している
える。
めるようにする。
か。
ワークシートを使い、まずは
【思考・関心】
1人で考え、その後班活動を ・班活動では自分の考えを相手に説
通して、お互いの意見を交換
明できるよう、班の形を工夫す
・予想される車輪の動き
し合う。
る。
を作図することができ
班で教具を使い、車輪の動き
たいか。
を予想し、コンパスで作図を ・説明がスムーズにおこなえるよう ・作図をもとに考えを深
する。
に教具を用意する。
めることができたか。
・自分の考えを他の班員
に説明することができ
たか。
【思考】【技能】【知識】
まと め ・感想シートを用いて今日の授 ・座席をもとに戻し、改めて自分の ・自分の考えをまとめること
5分
業を評価する。
考えを整理させるとともに、学習 ができたか。
活動への取り組み状況などを評価 ・興味・関心や意欲をもって
させる。
学習に取り組めたか。
【関心】【思考】
- 8 -
英語科学習指導案
対 象
授業者
場 所
1
2
単元名
「New Crown 1
第1学年E組 32名
秋
山
美
歩
4 階 1 年 E 組 教 室
Lesson 8 School Life in the USA」
単元の目標
<題材>
・外国の中学校生活について関心を持つ。
・アメリカの学校と自分の学校とを比較する観点を持つ。
・英語のメールの書き方を理解する。
<文法事項>
・現在進行形の形と意味を理解し、正しく使うことができる。
3
単元の評価規準
関心・意欲・態度
外国語表現の能力
外国語理解の能力
間違うことを恐れず積極的に 現在進行形を含む文を話した 現在進行形を含む文を聞
会話や発表に取り組んでい
り書いたりできる。
いたり読んだりして内容
る。
自分の学校を紹介することが を理解することができ
できる。
る。
知識・理解
4
現在進行形に関する知識を
身につけている。
英語のメールの書き方につ
いての知識を身につけてい
る。
単元の指導と評価計画(6時間扱い)
時間
目標
学習活動
評価
1
現在進行形の形と意味を理解する。
・ワークシートを用いて現在進行形
の形や意味を理解する。
・問題演習
・意欲的に取り組んでいるか。
・正しく問題が解けているか。
2 現在進行形を含む文を使って簡な会
本時 話をしたり文章を書いたりできる。
・ワークシートを使ってペアでの音
・意欲的に取り組んでいるか。
読練習をする。
・文章の一部を変えたり、文を付け
加えたりすることで、オリジナル
の会話を作る。
・オリジナル会話の発表。
3
現在進行形の肯定文を含む文章を読
んだり聞いたりして、内容を理解す
ることができる。
外国の学校生活に関心を持つ。
4
現在進行形の疑問文や否定文を含む
文章を読んだり聞いたりして、内容
を理解することができる。
5
アメリカの学校生活を紹介したメー
ルについて、概要や大切な部分を正
確に読み取る。
6
自分の学校を海外に紹介する文を書
くことができる。
・正しく英文を読んだり書いた
りすることができるか。
<教科書>
・本文音読
・ペアワーク
・教師とのQ&A
・教科書の練習問題・ワークシート
・意欲的に取り組んでいるか。
・正しく英文を音読することが
できるか。
・本文の内容を理解できている
か。
いくつかのトピックの中から好きな
ものを選び紹介文を書く。
正しく英文が書けるか。
- 9 -
5
研究主題との関連
言語活動( プレゼンテーション・表現 )
英語の授業では、普段から様々な形で表現活動を行っている。教科書のリーディングやペアワーク、
暗唱の発表などを通して英語の発音やイントネーション、ジェスチャーを含めた表現方法の基礎を学
び、学期に1回行うスピーチやスキット発表などでは、自分の言いたいことを聞き手によりわかりや
すく伝えるための表現方法の工夫にポイントを置いて練習をしてきた。
今回は4人組でモデルとなる会話文の一部を変えたり、文を付け足したりすることでオリジナルの
会話文を作成する。正しい英語の文を書くだけでなく、相槌やジェスチャー、アイコンタクト、声の
大きさなどいろいろな表現の工夫にも気をつけながら発表させたい。また、発表後に他のグループの
良かったところや改善点などを考え、お互いに意見交換をすることで、今後より質の高いプレゼンテ
ーションができるようにしていきたい。
6 本時
(1)本時の目標
・現在進行形を含む文を使って簡単な会話をしたり、文書いたりすることができる。
・会話の内容を理解し、それを基に自分たちのオリジナル会話文を作る。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
導入 ・ウォーム・アップ
5分
BINGO(既習単語の復習)
指導・支援
評価(評価方法)
・1・2位の生徒にはスタンプを押 ・意欲的に取り組んでい
す。
るか。(観察)
・ペアで勝負をする。
展開 ・現在進行形を含んだ会話文を ・④⑤ではmodel dialogueをそのま
35分
練習する。
ま練習。
①Demonstration
・⑥では文を一部分変えて練習。ペ
②意味の確認
アも自由に組む。
③Chorus Reading
④Buzz reading
・ポイント制にして高得点者にはス
⑤Pair Reading(1)
タンプを押す。
⑥Pair Reading(2)
・机間指導を行い、各グループに助
・4人組になり、会話文の一部
言をする。
を変更したり新たな文を付け
加えたりして、自分たちのオ ・発表時には聞き手が内容を理解で
リジナルの会話文を作る。
きているか確認する。
・オリジナル会話の発表。
・意欲的に取り組んでい
るか。(観察)
・正しく英文を読めてい
るか。(観察)
・会話の内容を理解し、
流れにあったオリジナ
ル会話文が作れている
か。
(観察・ワークシート)
・他グループの発表内容
が理解できているか。
(観察・ワークシート)
まと め ・ワークシートに今日の活動の ・自己評価だけでなく、他のグルー ・意欲的に取り組んでい
10分
振り返りを記入する。
プの発表を聞いて感じたことを書
るか。(観察)
かせ、数名に発表させる
・自分の意見がきちんと
述べられているか。
(観察・ワークシート)
- 10 -
美術科学習指導案
対 象
授業者
場 所
1
2
単元名
第1学年A組 32名
中 嶋 道 理 子
1 階
美 術 室
「モダンテクニックを用いた表現」
単元の目標
抽象的な表現に関心を持ち、モダンテクニックの学習によって多様な表現方法を知り、材料や用具
の特性を生かして創造的な表現の工夫をする。
3
単元の評価規準
関心・意欲・態度
発想や構想の能力
創造的な技能
鑑賞の能力
抽象的な表現に関心を
持ち、造形的な美しさ
などを総合的に考えて
構想を練ったり材料や
用具の特性を生かして
主体的に表現しようと
している。
言葉のもつイメージを基
に、形や色彩の効果を生
かして造形的な美しさな
どを総合的に考え、表現
の構想を練っている。
モダンテクニックの技法
について、材料や用具の
特性を生かして、表現方
法を工夫したり、制作の
順序などを総合的に考
え、見通しをもって創造
的に表現している。
造形的なよさや美しさ、
作者の意図と創造的な表
現の工夫、主題と表現技
法選択や材料の生かし方
などを感じ取り、自分の
思いや考えをもって味わ
っている。
4
単元の指導と評価計画(3時間扱い)
時間
1
目標
学習活動
・モダンテクニックの技法に ・モダンテクニックの用具と手順 ・意欲的に取り組んでいる
ついて知る。
について学習し、実際にやって
か。(関心・意欲・態度)
みる。
・用具を正しく使って作業し
ているか。(創造的な技能)
2 ・言葉のもつイメージを、造 ・デザインの意図や工夫につい
本時
形的な表現であらわす。
て、自分の考えや構想について
伝えたり、他者の意見を取り入
れたりしながら形や色彩などの
感情効果を考えて構想を練る。
・言葉のもつイメージを基に、モ
ダンテクニックを用いて造形的
な表現であらわす。
3
評価
・意欲的に取り組んでいる
か。(関心・意欲・態度)
・形や色彩の効果を生かし
て、造形的な表現の構想を
練っているか。
(発想や構想の能力)
・用具を正しく使って作業し
ているか。(創造的な技能)
・自分の思いや考えを言葉で ・自分の作品について、その表現 ・造形的なよさや美しさ、作
記述させる。
を用いた思いや考えについて言
者の意図と創造的な表現の
・形や色彩の効果等の工夫を
葉で記述する。
工夫、主題と表現技法選択
とらえてお互いの完成作品 ・お互いの完成作品を鑑賞しあ
や材料の生かし方などを感
を鑑賞しあう。
う。
じ取り、自分の思いや考え
をもって味わっているか。
(鑑賞の能力)
- 11 -
5
研究主題との関連
言語活動( プレゼンテーション・表現 )
美術には表現領域があり、生徒が感じ取ったことや考えたことなどを基に絵や彫刻などに表現する
学習活動を行っている。本単元では、テーマとする言葉のもつイメージから構想をまとめ、モダンテ
クニックの技法を用いて表現する活動を行う。
プレゼンテーションの中でも特に「どのように伝えるか」に焦点をあて、構想を練る段階で、自分
の考えを相手に伝えたり、他者の意見を取り入れたりする活動を取り入れることで自分が伝えたいこ
とへの考察をより深めたいと考えた。
6 本時
(1)本時の目標
言葉のもつイメージを、モダンテクニックの技法を用いて造形的な表現であらわすことができる。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
指導・支援
評価(評価方法)
導入 ・本時の目標を知る。
・モダンテクニックの技法について
5分
の確認をする。
・言葉のもつイメージから構想 ・各自にひとつ、テーマとなる言葉
をまとめる。
を提示する。
・形や色彩の効果を生か
して、造形的な表現の
構想を練っているか。
(発想や構想の能力)
展開 ・モダンテクニックを用いて造 ・構想に合うように形や色彩、用具
40分
形的な表現をする。
の使い方を工夫するよう指導す
る。
・自分の考えや構想について伝えた
り、他者の意見を取り入れたりし
ながらイメージを表現できるよう
支援する。
まと め ・次時の学習を知る。
5分
・用具を正しく使って作
業しているか。
(創造的な技能)
・意欲的に取り組んでい
るか。
(関心・意欲・態度)
・次時、作品についてその表現を用 ・造形的なよさや美し
いた思いや考えについて言葉で記
さ、作者の意図と創造
述することを伝える。
的な表現の工夫、主題
と表現技法選択や材料
の生かし方などを感じ
取り、自分の思いや考
えをもって味わってい
るか。(鑑賞の能力)
- 12 -
数学科(数量分野)学習指導案
対 象
授業者
場 所
1
2
単元名
第2学年B 33名
高
橋
紘
一
1 階 2 年 B 組 教 室
「確率」
単元の目標
・確率の必要性と意味を理解することができる。
・簡単な場合について確率を求めることができる。
3
単元の評価規準
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
不確定な事象についてその起
こる程度を調べたり、確率を
用いて不確定な事象をとらえ
説明したりするなど、数学的
に考え表現することに関心を
もち、意欲的に数学の問題の
解決に活用して考えたり判断
したりしようとする。
確率などについての基礎的・
基本的な知識及び技能を活用
しながら、事象を数学的な推
論の方法を用いて論理的に考
察し表現したり、その過程を
振り返って考えを深めたりす
るなど、数学的な見方や考え
方を身に付けている。
多数回の実験から確率を
求めたり、樹形図や表を
利用して起こり得る場合
を求め、同様に確からし
いことを基にして確率を
求めたりするなど、技能
を身に付けている。
確率の必要性と意味を理解
し、知識を身に付けてい
る。
4
単元の指導と評価計画(9時間扱い)
時間
1
・
2
目標
学習活動
評価
・起こり得るすべての場合が同様 ・起こり得るすべての場合が同様に確 ・同様に確からしいことを基にし
に確からしいときの確率の求
からしいときの確率の求め方を理解
て、簡単な場合について確率を
め方を理解することができ
する。
求めることができる。
る。
・起こり得るすべての場合が同様に確 ・同様に確からしいの意味を理解
・確率のとる値の範囲や余事象の
からしい事象について、あることが
している。確率の範囲や余事象
起こる確率について理解する
らの起こる確率を求める。
の起こる確率について理解して
ことができる。
・確率の範囲や余事象の起こる範囲に
いる。
ついて確認する。
3 ・不確定な事象についての多数回 ・多数回の実験を基にして、確率の意 ・多数回の実験の結果から、相対
本時
の実験を基にして、確率の意
味を理解する。
度数を求めることができる。
味を理解することができる。
4
~
8
9
・多数回の実験を基にして、あること ・多数回の実験から求めた確率と
がらの起こる確率を求める。
同様に確からしいことを基にし
て求めた確率を比較し、その関
係を考えることができる。
・樹形図や二次元表などを利用し ・樹形図や二次元表を用いて場合の数 ・樹形図や二次元表などを用いて
て場合の数を求め、いろいろ
を求め、いろいろな確率を求める。
起こり得るすべての場合を求め
な確率を求めることができ
・確率を用いてくじ引きの引く順番と
たりすることができる。
る。
当たる確率の関係を調べ、そのこと ・確率を用いて問題を解決する手
・確率を用いて不確定な事象をと
を説明し伝え合う。
順を理解している。
らえ説明することができる。
・本単元の学習内容の確認
・教科書P.172「確かめよう」の問題
を解く
- 13 -
・これまでの学習内容を活かし、
問題を解決することができる。
5
研究主題との関連
言語活動( クリティカルシンキング )
授業は、確率の意味を考えることから始まる。本時までに、起こり方は同様に確からしいこととし
た具体的な場面の確率を計算等で求めてきたが、本時では、それらの数値が実際の生活の中ではどう
いった意味をもつのかということを実験を通して考えさせたい。身近な例として「さいころ」を教材
とし、「さいころ」の目の出る確率は計算上どれも1/6だが、それを実際に実験を行い相対度数を求め
て確かめさせる。計算で求めた確率の値と実験で求めた相対度数の値を比較することを通して、事象
を多面的多角的に考察(クリティカルシンキング)させたい。
6 本時
(1)本時の目標
その事象を起こると期待される数値である確率と、多数回の実験で求められる相対度数の関係を理
解する。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
導入 1.確率の意味を考える。
5分
指導・支援
評価(評価方法)
今まで学習してきた確率の知識と 関心・意欲・態度(観察
生活経験から「実際はどうなるの
・発言)
か」ということを考えさせる。
(発問と予想される生徒の意見)
T「さいころで1、3がでる確率
は?」
S「どっちも1/6です!」
T「それはどういう意味かな?」
S「6回に1回はでるということ」
T「本当にどちらも同じ確率で出る
の?」
S「1って出にくいよ?」
S「同じじゃないとおかしい!」等
T「60回なら10回はでるかな」
T「実験した上で確率の意味を考え
よう」
展開 2.さいころを一定回数ふり、 ・座席の前後3人または2人でグル 関心・意欲・態度(観
40分
出る目の回数を調べる。
ープを作り、実験を行う。
察)
・記録担当と実験担当と役割分担さ
せ、効率化を図る。
・記録用紙に記録させる。
技能(ワークシート)
グループの実験回数は少数回に
とどめ、後で全グループの結果を
合計sたときに、結果に違いがみ
られるようにする。
・グループでの記録から相対度数を
求める。(電卓を利用させる。)
まと め 3.各グループの記録をクラス ・各グループの記録をパソコンに入 見方や考え方(観察・発
5分
全体で合計する。
力し全てのグループの結果を合計 言)
してグラフにして確認する。
・グラフはプロジェクターを使って
表示する。
・グループで結果の違いやわかった
ことを話し合い発表させる。
知識・理解
4.自己評価シートにて学んだ ・数学的な内容とからめた感想を書 関心・意欲・態度(ワー
ことを書く。
くように促す。
クシート)
- 14 -
国語科学習指導案
対 象
授業者
場 所
1
2
単元名
第2学年C組 (少人数)
犬
飼
幸
雄
1 階 2 年 B 組 教 室
「印象に残る説明をしよう・自己を見つめるスピーチ」
単元の目標
・聞き手の共感を得られるような、よりよい「プレゼンテーション・表現」を行う。
・1年次から今まで継続的に取り組んできた「スピーチ」のスキルをさらに高める。
3
単元の評価規準
国語への
関心・意欲・態度
国語で伝え合う力を高め
るとともに国語に対する
認識を深め、話したり聞
いたり書いたりして考え
をまとめ、スピーチを通
してものの見方や考え方
を広げようとする。
4
話す・聞く能力
目的や場面に応じ、
構成を工夫して話し
たり、意図を考えな
がら聞いたり、話題
や方向をとらえて話
し合ったりしてい
る。
書く能力
読む能力
言語についての
知識・理解・技能
自らの考えを、構成
を考え、聞き手が納
得するようなスピー
チ原稿をまとめる。
単元の指導と評価計画(4時間扱い)
時間
1
目標
学習活動
評価
・以前書いた作文を土台に、今 ・以前書いた作文を基にして、
・
「自己」を見つめ直し、考え
の自分・これからの自分を見
「自己を見つめるスピーチ」原
を文章にまとめることができ
つめ、「自己を見つめるスピ
稿をワープロで作成する。
たか。(書)
ーチ」原稿を作成する。
2 ・班内スピーチ発表会を行う。 ・班内でスピーチを発表して、相 ・自らの考えを相手に伝わるよ
本時 ・評価表に記入し、より良いス 互評価をする。
うに語ることができたか。
ピーチのためのアドバイスを
(話・聞)
しあう。
・相互評価を基に、スピーチ内容 ・スピーチを聞き取り、アドバ
・アドバイスをもらった内容を を振り返る。
イスをまとめ、伝えることが
参考にして、スピーチ内容を
できたか。(話・聞)
振り返る。
・もらったアドバイスを正確に
書き留める。(書)
3
・スピーチ原稿を推敲。
・原稿の推敲をする。
・スピーチの発表方法を見直し ・発表練習をする。
て、発表練習をする。
4
・聞き手の共感を呼ぶようなス ・スピーチ発表会を全体で実施。 ・共感を呼ぶようなスピーチ発
ピーチ発表をする。
表ができたか。(話・聞)
・スピーチを聞き取る中で、自
・スピーチをきちんと聞き取
らの考えを高める。
り、自らの考えに反映させる
ことができたか。
(話・聞)(関)
- 15 -
・前時の相互評価を基に原稿を
推敲できたか。(書)
・スピーチスキルの工夫等も含
め、より伝わりやすい発表練
習をすることができたか。
(話・聞)
5
研究主題との関連
言語活動( プレゼンテーション・表現 )
1年次に、「有言実行スピーチ」、2年次に「有言実行スピーチ」・「校外学習スピーチ」を 実施して、
これまでに3回のスピーチ活動を経験してきた。回を重ねるごとにスピーチのスキルが向上し、2年
になってからは、用意したスピーチ原稿をほとんどの生徒が見ることなく、「読む」のではなく、「語
る」ことができるようになってきた。「緩急」「強弱」「間」などの言葉の上での工夫だけでなく、「視
線」「ジェスチャー」などの工夫をする生徒も少なくない。聞き手の共感を得られるようなプレゼンテ
ーションを行うことを目指したい。
「スピーチ」は語り手だけでなく、聞き手の姿勢も重要になってくるが、語り手のメッセージを真
剣に受け止め、自らに投影させようという姿勢が育っている。今回のスピーチでは、周囲からの助言
を基に推敲して、スピーチ内容を練り直すという、「互いの考えや表現を交流する学び合いを取り入れ
た学習活動の工夫」を取り入れた指導を行った。この「プレゼンテーション・表現」を取り入れた指
導の中で、「思考力」を育むことをも重視した。
6 本時
(1)本時の目標
・相手に伝わるように自分の体験を発表する。
・班員からのアドバイスや班員のスピーチのよいところをもとに、自分のスピーチをよりよくする
ための改善点を考える。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
指導・支援
評価(評価方法)
導入 ・本時の趣旨の説明
・よりよいスピーチをするための工 ・スピーチについて意欲
10分 ・
「相手を引きつけるスピー
夫を確認させる。
的に考えているか。
チ」や「相手に伝わるスピー ・班員のスピーチを聞く際の留意点 (観察・ワークシート点検)
チ」を行うための留意点を再
を確認させる。
確認する。
展開 ・班ごとにプレスピーチ発表会 ・各班をまわり、発表者がきちんと ・発表者、聞き手がそれ
30分
を行う。
発表しているか、聞き手がしっか
ぞれの役割を果たし、
りとアドバイスをメモしているか
趣旨に合った発表会を
を確認する。
行うことができている
か。(行動の観察)
・スピーチを聞き、よい
点やアドバイスがきち
んと書けているか。
(ワークシートの点検)
まと め ・班員からのアドバイスをもと ・アドバイスや班員のスピーチをも ・本番に向けて自分のス
10分
に、自分のスピーチの改善点
とに、自分のスピーチをふり返れ
ピーチをよりよくする
を考える。
ているか確認する。
ための工夫を考えてい
るか。
(ワークシート点検)
- 16 -
英語科学習指導案
対 象
授業者
場 所
1
2
単元名
「New Crown 2
第2学年C組 (少人数)
杉
村
道
子
3 階 視 聴 覚 室
Lesson 7 Good Presentations」
単元の目標
・情報を視覚的に伝えることに関心をもち、さまざまな技法を学ぶ。
・インタビュー結果を集計し、グラフや表を利用しながらプレゼンテーションをする。
・プレゼンテーションを聞いて、その内容を聞き取る。
・形容詞と副詞の比較級、最上級を理解し、使うことができる。
3
単元の評価規準
関心・意欲・態度
外国語表現の能力
外国語理解の能力
知識・理解
間違うことを恐れず積極
的にプレゼンテーション
している。
インタビュー結果を集計
し、グラフや表を利用し
ながらプレゼンテーショ
ンすることができる。
プレゼンテーションを
聞いて、その内容を聞
き取ることができる。
ウェブサイトの記事を
読んで、その内容を読
み取ることができる。
比較級、最上級、同等
比較(as ~as)、副詞
の比較級に関する知識
を身につけている。
4
単元の指導と評価計画(6時間扱い)
時間
目標
学習活動
1
プレゼンテーションの目的を理
解し、話し合いの中で題材や方
法を決定する事ができる。
Lesson7全体に目を通し、どの
ようなプレゼンテーションを目
指しているか理解する。
グループごとに、どのような題
材にするか、どのように資料を
集めるかを相談する。
ワークシート
観察
2
項目に従って、英文を作成する
ことができる。
集めた資料をもとに、協力して
原稿を作成する。
原稿
3
原稿を完成し、なめらかに英文
を読むことができる。
添削された原稿を読む練習をす
る。生徒間で聞きあった後、教
師のチェックを受ける。
チェックシート
4
題材に適切な提示資料を作成す 提示する資料を作成する。
ることができる。
5 よいプレゼンテーションを意識 よいプレゼンテーションを行う
本時 しながら練習することができ
ためのポイントを確認する。
る。
プレゼンテーションのリハーサ
お互いに助言することができ
ルをグループ同士で行い、助言
る。
し合う。
6
聴衆にうったえることを意識し
ながら発表することができる。
発表を聞いて内容を理解し、評
価することができる。
全体の授業で発表を行い、お互
いに評価し合う。
- 17 -
評価
提示資料
ワークシート
発表の評価
生徒が書くワークシート
5
研究主題との関連
言語活動( プレゼンテーション・表現 )
この学年は1年の時から1学期に2~3回は、スピーチ、スキット発表、役割分担をしてのリーデ
ィングなど、いろいろな表現活動を行ってきた。特に1年の3学期には、「稲城市に外国人観光客を呼
ぼう」ということでプレゼンテーションを行った。それらの表現活動のなかでは、聴衆に分かりやす
い、訴えかける表現にポイントを置き、練習をしてきた。まだまだ十分とは言えないが、アイコンタ
クトや姿勢、理解しやすい英語の読み方などを指導するなかで、プレゼンテーションする力・伝える
力を伸ばしていきたい。
6 本時
(1)本時の目標
・
「相手に伝わるプレゼンテーション」のために考え、工夫したことを実践しながら、他のグループに
発表を行う。
・他のグループの発表を聞いて、改善できる点や良い点をまとめ、アドバイスをする。
・他のグループからのアドバイスを元にさらによい発表にするために練習を重ねる。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
指導・支援
評価(評価方法)
導入 Greeting
10分 ・Lesson7 Part1、2、3を聞き ・電子教科書を用いて教科書をリピ ・大きい声で、発表を意
直し、模範となる原稿のポイ
ートさせながら、再確認をさせ
識した音読ができてい
ントを復習する。
る。
るか。
・
「相手に伝わるプレゼンテー
・プレゼンテーションの
ション」について考える。
ポイントを確認できて
いるか(観察)
展開 ・2グループずつ向き合い発表 ・各グループをまわり、発表者がき ・発表者がポイントを意
30分 する。
ちんと発表できているかを確認
識して発表している
する。
か。(観察)
・聞くグループはワークシート ・聞き手が暖かいきもちで、アドバ ・聞き手が良い点、改善
によい点、改善点を記入して
イスできているかを確認する。
点をしっかり書けてい
渡す。
るか。
(ワークシート)
・両方のグループが終了した
ら、ローテーションする。
まと め ・聞き手からのアドバイスを参 ・自分のグループの改善点をしっか ・改善点を記入できてい
10分 考に、改善点をグループで話
り記入させる。
るか。(ワークシート)
し合い、練習をする。
・アドバイスをもとにしっかり改善 ・本番に向けてしっかり
すべく、練習しているかを確認
練習しているか。(観
する。
察)
- 18 -
社会科(歴史的分野)学習指導案
対 象
授業者
場 所
1
2
単元名
第2学年D組 33
手
塚
啓
一
1 階 2 年 D 組 教 室
「近代の幕開け」
単元の目標
・
「近代の幕開け」の時代の流れを振り返る。
・欧米列強による影響と変化をとらえ、時代を大観し特徴を自分の言葉で表現する。
3
単元の評価規準
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
欧米列強の接近で、アジ
アや日本の変化について
関心を高めている。
欧米列強のアジアや日本
への影響を考察し、時代
の特徴を言葉で説明でき
る。
時代の流れ(主な出来
事)の舞台となった場
所を、地図にまとめら
れる。
時代の流れや関わった
人物につ理解し、知識
として身に付いてい
る。
4
単元の指導と評価計画(2時間扱い)
時間
目標
学習活動
評価
1
・世界の時代の流れを確認し
まとめる。
・日本の時代の流れを確認し
まとめる。
・世界と日本の時代の流れをワ
ークシートにまとめる。
・主な出来事の舞台となった場
所を確認する。
・時代の流れや関わった人物
について、知識をもとにま
とめられる。(知・理)
・主な出来事の舞台となった
場所を、地図で示すことが
できる。
(技能)
2 ・欧米列強の影響を考察す
本時
る。
・時代を大観し、発表する。
・欧米列強がアジアや日本に及
ぼした影響を考察する。
・時代を大きくとらえ、特徴を
言葉で説明する。
・欧米列強の影響について、
意欲的に考察している。
(関・意・態)
・時代の特徴を考察し、自分
の言葉で説明できる。
(思・判・表)
5
研究主題との関連
言語活動( プレゼンテーション・表現 )
学習した内容から時代を大観する際、個人の考え・班で話し合った考えをプレゼンテーションする
ことで、自分と又は自分たちと違うさまざまな視点を知ることができる。これにより視野が広がり、
新たな考え方による、時代を大観する力を身につけさせたいと考えた。
- 19 -
6 本時
(1)本時の目標
・欧米列強の接近による影響と変化を考察し発表する。
・
「近代の幕開け」を大観し、特徴を自分の言葉で説明する。
(2)本時の展開
時間
学習内容・学習活動
指導・支援
評価(評価方法)
導入 ・
「世界の動き」と「日本の動 ・
「世界の動き」と「日本の動き」
5分
き」を確認する。
を掲示する。
・本時の学習内容と学習 活動 ・
「世界の動き」と「日本の動き」
を説明する。
について簡単に説明する。
展開 ・班(3人~4人)で「世界の ・各班をまわり必要に応じて助言す ・影響や変化について話
40分
動き」の中からアジアや日本
る。
し合っている。
への影響や変化したことを考 ・影響を及ぼしたことを発表させ、
(関心・意欲・態度)
察する。
掲示した「世界の動き」に印をつ
ける。
・変化について、掲示した「日本の ・根拠をもとに自分の言
動き」を手掛かりにするように助
葉で発表している。
言する。
(思考・判断・表現)
・影響や変化について班 の代 ・発表するときの注意事項を確認す
表が教卓に出て発 表する。
る。
(大きな声、根拠、自分の言葉)
・班で「近代の幕開け」の特徴 ・各班をまわり必要に応じて助言す ・短い言葉とその理由に
から、この時代を表す短い言
る。
ついて話し合ってい
葉(キャッチコピー)を話し ・発表するときの注意事項を確認す
る。
合う。
る。
(関心・意欲・態度)
・決まった言葉を画用紙に記入
する。
・役割を決め班員全員が前に出
てプレゼンテーションを行
・良い点を評価する。
・根拠をもとに自分の言
う。
葉で発表している。
<役割>
(思考・判断・表現)
①画用紙に書いたキャッチコピ
ーを示す
②キャッチコピーを発表する
③プレゼンター
④質問を受ける
まと め ・本時の発表、説明を振り返
5分
る。
・
「近代の日本と世界」へつながる
ことに触れる。
- 20 -