みらさか

H27.6.10
5大栄養素の働きを知ろう!
わたしたちの体に必要な
みらさか学園
№3
6月と言えば『梅雨』というイメージですが,じめじめ
したこの季節もすっきりと過ごせるように,元気の出る
食生活をしていきましょう。
食事・運動・休養(睡眠)の3つの柱が健康には大切
な役目をしています。
文責 栄養教諭 三上 千富
体の調子を整える
エネルギーになる
炭水化物
脂質
体をつくる
たんぱく質
無機質
ミネラル
食べ物に含まれる栄養素を知ろう!
炭水化物(糖質)はおもにエネルギー源にな
る栄養素です。米やパン,めん,いもなどに
多く含まれていて,1gあたり焼く4Kca
lのエネルギーを生み出します。
わたしたちがおもに主食から毎日摂取する
炭水化物は,体内でブドウ糖に分解され,体
の各器官へ運ばれます。
特に,脳のエネルギー源はブドウ糖だけで
すから、集中力を高めて勉強するためにも炭
水化物はとても大切な栄養素なのです。
炭水化物の摂取量が減ってきています。その原因として,日本人の『食』
の欧米化で肉や油脂の摂取量が増え,三大栄養素の理想的な日本型食生
活のバランスが1980年ごろを境に崩れています。炭水化物があたかも肥
満の原因であるように思われていたりする反面,ジュースやお菓子での炭
水化物の摂取は減っていないなど,食内容が変化しています。
糖質の消
化はだ液
と混ざると
ころから始
まっていま
す。
自動車でいうとガソリンや電気の役目をするのが炭水化物です。
5大栄養素をバランスよくとるためには・・・・
主食・主菜・副菜とお汁とい
う昔からの日本の食事 和食
の基本の一汁三菜という食事
の形態はとても理想的と考え
られます。
今年度の『ひろしま給食』メニューへの応募をしていただき,ありがとうございました。
みらさか小学校では33作品のメニューを送りました。また,キャッチコピーも力作が
出ています。広島県での採用の如何にかかわらず,三良坂の給食で実現できそうな
ものについては2学期の給食で作っていきたいと思っています。
『みらさか給食』500食プロジェクト!?くらいで・・・・・・
毎日のご飯持参について,梅干しやふりかけなど入れないで持たせていただくように重ねてお願いします。
ご飯だけの持参のご協力をお願いしている理由
・学校給食では健康への影響を考えて,食事摂取基準に基づいてできるだけ必要な栄養量に近づくよう献立をたてています。塩分もその基準に
あります。給食では塩分平均で2.5g以下となっています。小さ目の梅干しでも1つ食べるとそれだけで0.5~1gの塩分摂取になります。(塩分の取
りすぎ)
・白ごはんを基準にして献立をたてているので,ふりかけも手作りで出すことがあります。そのとき,すでに梅干し等が入っていると,ふりかけをそ
のまま食べることになります。また,カレーなどご飯を入れて食べたいメニューに入れることが難しくなります。(献立とのバランス)
・おかずとご飯を一緒に食べ,味のないごはんと味のあるおかずを口の中で合わせて食べる『口中調味』ができるのが日本の食事の特徴ですが,
梅干しが入っているとその塩味だけでご飯を先に食べてしまい,おかずだけ後から食べる習慣が付きます。実際に,おかずとご飯を上手に一緒
に食べることが苦手な子どもが多くいます。(食事のマナー)
必要量のご飯のみの持参にご協力ください。