コンピュータ演習3

コンピュータ演習3
数式の処理
数式の処理
数式処理ソフトウエアの本領を発揮する1つ
の処理が数式を処理することです。
よっぽどの数式でない限り、大抵処理できま
すが、人間が望んでいる結果が出るかは処
理してみないと分かりません。
また、途中計算の経過は見られないので、そ
の部分をフォローするのは処理者自身です。
多項式(1)
展開はExpandを用います。
因数分解はFactorを用います。
約分はCancelを用います。
ただし、式を簡略化する命令Simplify
でもできます。
部分分数への分解はApartを用います。
通分はTogetherを用います。
多項式(2)
展開式のxの項を
まとめます。
前の計算結果は%で
省略することができま
す。
xのべき乗ごとに
まとめられます。
こちらはさらに係数を簡略化します。
多項式(3)
多項式のある係数だけを求めるには
Coefficientを用いる。
分数式の分母だけを求めるには
Denominator、分子だけを求めるには
Numerator を用いる。
多項式(4)
商を求める。
余りを求める。
商と余りを求める。
最大公約数を求める。
最小公倍数を求める。
三角関数
三角関数の引数部分を展開する
場合にはTrigExpandを用います。
三角関数の因数分解にはTrigFactor
を用います。
Sin(x)2+Cos(x)2=1
ですが、そのままでは計算しません。
Simplifyで簡略化します。
自動でしない簡略化(1)
自動でしない簡略化(2)
Element[{x1,x2,x3,…}, ****] :変数{x1,x2,x3,…}は****である。
****にはReals(実数)、Integers(整数)、Primes(素数)が入る。
代入
文字式の代入
数値の代入
文字式の代入では
展開はされません。
展開したい場合、
Expandで展開します。
演習問題
1.(x+2y+3)4のxy2の係数を求めよ。
2. (x-2y-3)100のy5の係数を求めよ。
3.
x4  x2  1
x3  x 2  x  1
を部分分数に分解しなさい。
4.(x256-1)を因数分解しなさい。
5.(x256-1)/(x16+1)において、3番目に高次であるxn
は何乗であるか答えなさい。
演習問題
6.
を求めよ。
を満たす
7. nを任意の自然数とするとき、(n-1)3+n3+(n+1)3
が9の倍数であることを示しなさい。
8.
を計算しなさい。
また、手計算により、結果を確認しなさい。
9.
の□に入る数字を求めよ。