積分の基本

赤阪 正純 (htt鶴 グ nuprioweb.fc2 com)
積分計算 のキホン
績夕のスト トや
かえて
フノ
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力/′ │レ を―
積分計算 の キホン
1
「プチ
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や
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・ァ 1イ
ヽ
数学 Ⅱ の復習
微分する と /(″ )に なる関数を /(″ )の 不定積分 といい
″ と表 します /(″ )の 不定積′
)を 求
Jr/(″ )ご
めることを /(″ )を 積分する といいます つ まり積分 とは微分の逆 です
“
例 えば 「3″ 2の 不定積分は ?」 と言われれば,「 微分すると 3″ 2に なる関数 は何 ですか ?」 とい う意味で
_
この場合,メ や ″3+1,″3_2,″ 3+v電 ,… … など,い ろいろあ ります
す
2ご ″
3″
=″ 3J_c (cは 憑箋分定数 )
よって
,
″31_c
K逆 関構く
ら、
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ヽ
も●そ
■)て ヽ
1
2
」聖望lビ 3″
俎う
と定数付 きで表現 します つ まり不定積分 は定数 の違いだけで無数にあ ります だから 「不定」 とい う言葉
∫
が付 いているのです
″注
多す ぎて 1つ に定 まらない, とい うわけです
「積分 は微分 の逆」 と言い ましたが 実 はそ う単純な話 ではあ りません
その うち真実 を教 えます
_
「微分すると/(″ )に なる関数を/(″ )の 不定積分という」と定義しましたが,ど んな関数にも必
ず不定積分が存在するのでしょうか つまり,微 分するとその関数になるような関数が絶対にあると断言で
酎
きるので しょうか 実 │ま 「不定積分は存在するが,具 体的 に表す ことはで きないJと い う場合があ ります
2α
「あるのに見せ られない」 とい うおか しな状況 です 例 えば,不 定積分
α″や
ο ″ ″ など
∫ 平
∫
は,シ ンプルな式であるにも関わらず,こ れらの原始関数 は高校で習 う関数では表すことができません
でも, こんなヤバイ関数 は高校 レベルでは登場 しないので安心 して ください (大 学で学びます) cフ
.
1ツ=よ
2
ようヽ■ ―
基 本 関数 の積 分
数学 Ⅱ では,2次 関数や 3次 関数だけを扱 い ました
だか ら微分や積分 の計算も ラクなもんで した
すでに数学 Ⅲ の微分を経験 した皆 さんは,う す うす感 じていると思 い ますが,数 学 Ⅲ では,多 種多様な
関数 がワンサカ登場するので,積 分計算も想像を絶す るほどメンドクサクな ります
夕筆
まずは,以 下 の微分の関係式から導 かれる積分公式を 完全 に暗記 していただきます
1、
んへ ,
不定積分 の基本公式 (全 て完壁 に暗記する こと)
)′
一
一
〓
″ ″
α α
tぅ 仙
I
∫
│]│だ
∫
.7 瑾
″=― 蕊 +C
∫冨トラ∂
r α
ο
″=ο ″+C
Jβ
〆 1 一″
秦げ21ヽ 時議町3 (。 ″ =ο r
以ヽ
7`31atヽ
ご
″
C
=tan″ 十
∫豪
契
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琵
七十C“
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10gl″
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11は 飾
そ´ セtミ ヽく` ほ減7ほ いヽ
ヽ
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ヾさスリやす
ヽ
よつ
さ
2ヵ 毎 !t
+C
ヘー築致掛わう幾舞値 E
ヽ
ヽ
ヽ
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得セル
ア
ぷ:毛 ご(轟 y― 轟
+C
C‘
十
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Sln″ α″ =― Cos″
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(tan″ )′
∫
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==― sin″
+C
一
)′
cOs″ ご″ =sin″
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絆
∫
は αキ ー1な る実数 )
ーS
)′
(α
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=cos″
続うなぺ
`う (Sin″
41ぁ ,らFう
は積 分定数 )
ハα
α
α
+11-C
″
″
==″ αぐ
=α
」
(π革
可
:T″
」″ご
+1)′
ょうすいヽ
(C‐
赤阪正 純 (htt● グ nupri web fc2 com)
積分計算 のキホン
く
各
御値つ
珍
注∫÷α
″
い
て
=10g″ +Cに つ
?
.
=÷
でもあるか ら,絶 対値なんて つ けずに「
α″ =10g″ 十 Cで エエ ん とち ゃうの な
」 ÷
んで絶対値 がつ くねんJっ て不思議 に思 うかもしれ ませ ん 実際問題 として,不 定積分 の計算では,絶 対値
「(log″ )′
`)'u・
があってもな くてもあんま り影響 ないのですが ,定 積分 の計算 (面 積な どの計算 )に なると絶対値がな い と
まあ,今 はあんまり気 にせ ん と, とにか く絶対値 をつ け といて ください
ヤ ッカイな ことが起 こるのです
多注
τて よい気 が しますが, 実 はこれ らの不定孝
tan″ α″や
10g″ ご″な ども基 ラ
文に入オ
ヽ関委
責分
∫
Jβ
は,ち ょっとした工夫が必要です ある事 を しない と計算 で きませ ん (後 ほど教 えます)つ ま り,見 た 目
がシンプルな関数 でも積分計算 が難 しかつた り,逆 に,見 た 目が複雑そうな関数でも意外 と簡単 に積分計算
しム撼実な
う
そこが積分計算 の面 白いところで,ま るでパ ズルのよ うです。
できた りする場合 もあるのです
や 3ぅ
tく (積 分計算 の心構 え
① 積分した後に,微分して元に戻るか必ず確認する習慣を付けよう
/(″ )を 積分するとF(″ )に なる―
Jr/(″ )ご
②
″
=F(″ )
F(″ )を 微分すると/(■ )に なる
―
F′ (″ )=/(″ )
積分計算 は積 の形や商 の形 に弱 い.い かに して これ らの形を解 消す るかが計算 のポイ ン ト
.
今 の ところは展開 した りして乗 り切 るしかないが,後 ほどうまい方法を伝授する
③
うん frく
・
がんぼ3よ …
落ち着 いて最後 まで計算 し尽す こと あきらめないこと. くじけない こと
(3)ま ずは展開しよう
例題(1)J・ メ
√″
Fご
(2)∫
響
マ
F(1+7:「
α
″
ィ
)2
″
(4) Jβ
ョ
吉7-2)sin″ α
「
「
(5)」
百:弓;」 ″
(3) J「
(τ
=Jr″ ,d″
」 7α ″ ″ :α ″
2マ
==Jう
=軍
=Jr(″ :+2J卜
2.″
:+1+c
″
薫
軍
可
Ftt「
=1争
、
妨
I″
、■
は
ダツタラ(り 、
,実
+事 ″:+1+C
2+2″ +2″
″
C
ち着 いて展開すれば …
(4)一 瞬 ,戸 惑 うけど,落'十
″
″
=Jr(t♀ }争 -2)sin″ α
静
.-2)sin″ ご
∫ま
(τ
=:″ ;+C
=∫
(cOS″
-2 sin″ )α ″
(2)分 数 を分けて累乗の形 にしよう
2_3″ +2
″
∫
α
″
J「
〓
一
一
∫
一
一 =″
″
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2)グ
:+2″
`:)ご
α
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lil:二
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メ
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o創 J十
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=″ -3 1ogに │-2″
そ
急H鳥 げう。
″:)グ ″
:+1+2″
=弓
0 (1)ま ずは累乗の形に直そう
^″
1+島
″
∫輌
〈
+:)ご ″
=JrV7(1+ギ等
r(V7+2+ギ
″
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