ナトリウムアミド

国連番号
1390※
H
ナトリウムアミド
H
Na
SODIUM AMIDE
N
H
物質の特定
C
A
化
S
H
番
学
式 : NH2Na; NaNH2
別
(商品名)
化
学
的
号 : 7782-92-5
分
名 : Sodamide
ソーダアミド; ソジウムアミド
類 : 金属アミド
規則名・法規等
[規則名]※ALKALI METAL AMIDE: (Sodium amide)
※アルカリ金属アミド:(ナトリウムアミド)
危 - 規
則
分 類 ・ 等 級 等: 可燃性物質類(水反応可燃性物質) 4.3 Ⅱ
副次危険性等級: 積 載 場 所 : 甲板上,甲板下
コンテナ収納検査: 否
積
付
検
査
IMDG-CODE
分 類 ・ 等 級 等: Class 4.3
Ⅱ
副次危険性等級: 積 載 場 所 : On deck, Under deck
CFR 172.101
分 類 ・ 等 級 等: 4.3
ラ ベ ル コ ー ド : 4.3
積 載 場 所 : On deck, Under deck
Ⅱ
:否
港
則
法: 可燃性物質類(水)
荷役許容量: A / 5
海
防
法: -
消
防
法:
B / 100
C1 / 500
C2 / 2000
-
船積上の注意事項
荷
姿
危-規則規定によるものであること。
イ.居住区域から離れた場所に積載すること。(危)
ロ.できる限り乾燥した場所に積載すること。(危)
ハ.コンテナ船の甲板上に積載する場合には,引火性高圧ガスおよび引火性液体類から,船
の幅方向に2コンテナ以上離れた場所に積載すること。また,ロールオン・ロールオフ
貨物船に積載する場合には,これらの物質から船の幅方向に6m以上離して積載するこ
と。(危)
ニ.甲板上積載をする場合には,酸類から水平距離で6m以上離して積載することとし,
甲板下積載をする場合には,酸類と同一の船倉又は区画に積載しないこと。(危)
ホ.その他可燃性物質類についての一般的注意事項に従うこと。
物理/化学的性質
外
観
臭
等: 無色の結晶
: アンモニア臭
比重又は嵩比重:
蒸
気
比
重:
融
点 (℃): 210
沸
点 (℃): 400
溶
解
性:
水: 分解 (注1)
アルコール: 分解
エーテル:
(注1)激しく反応してアンモニアを発生し,水酸化ナトリウム溶液となる。
用
途
シアン化ナトリウム,藍,ヒドラジンの製造など有機合成の中間体。脱水剤
化 学 的 危 険 性
腐
食
性:
人: あり
酸
金
属: あり
木
材: あり
化
性: なし
水 / 空 気 / 水,空気中の湿気により分解してアンモニアと水酸化ナトリウムを生じる。
熱 の 作 用:
可
性: あり
燃
引 火 点(℃):
発 火 点(℃): 450
爆発限界(%):
特
記
事
EmS
項: 強アルカリ性。潮解性あり。空気中から湿気と炭酸ガスを吸収する。
F-G, S-O
消
火
剤: 乾燥砂,乾燥土(水,炭酸ガス,泡は使用しないこと。)
検
知
法: pH試験紙(アルカリ性)による。
人 体 へ の 影 響
作業 環境 の
許 容
T
W
A
濃 度 (参考)アンモニア
25 ppm
(TLV)
毒
STEL
C(上限値)
経 皮 吸 収
発がん性
(参考)
水酸化ナトリウム
2 mg/m3
性:
蒸 気 , 粉 塵
な ど を 吸 入
し た 場 合
鼻,のど,呼吸気道など生態組織を激しく冒し,気管支炎,肺炎などを生じる。
(注2)
飲
だ
口腔,食道,胃腸などの粘膜を激しく冒し,穿孔することがある。激しい胃痛,お
う吐,虚脱などを起こし死亡することがある。(注2)
み
込
場
ん
合
皮 膚 に 付 着
し た 場 合
皮膚,粘膜を激しく刺激し,激しく腐食する。(注2)
眼
た
激しく刺激し,腐食し,失明のおそれがある。
に
入
場
っ
合
MFAG
救
-
急 処 置
蒸 気 , 粉 塵
な ど を 吸 入
し た 場 合
直ちに新鮮な空気の場所に移し,牛乳でうがいをさせ,保温安静に努め,医師の手
当を受ける。
飲
だ
直ちにうがいさせ,大量の牛乳を飲ませ,医師の手当を受ける。
み
込
場
ん
合
皮 膚 に 付 着
し た 場 合
直ちに水で洗い流し,薄い食酢又は5~10%の硫酸マグネシウムで洗い,さらに水
でよく洗う。
眼
た
に
っ
合
流水で十分に洗った後,ホウ酸水で洗い,5%ポントカイン液又は2%のキシロカイ
ン液を点眼し,医師の手当を受ける。
漏
場
洩
た
合
火気厳禁とし,保護具着用の上,掃き取った後,大量の水で洗う。容器の密封が悪
く,空気中から微量のCO2,湿気を吸収すると非常に爆発しやすくなり,黄~褐色
に変色する。このような場合を発見したときは,すぐに大量のベンゼン,トルエ
ン,石油などでカバーし,攪拌しながらエタノールをゆっくり加えて処理する。
具
防塵マスク又は自給式呼吸具,保護衣,保護メガネ,ゴム手袋,ゴム長靴
保
入
場
護
し
(注2)すべての生体組織を腐食し,その作用は組織の深部に達する。
最 終 修 正 日
2015/02/23