イネの斑点米カメムシ類及びいもち病について

水稲生産者の皆様へ
イネの斑点米カメムシ類及びいもち病について
JAいるま野
○斑点米カメムシ類 (7月9日埼玉県病害虫防除所発表)
カメムシ類は、出穂期から乳熟期にかけて籾を吸汁します。被害粒は、斑点
米と呼ばれ、品質低下の原因となります。
防除は、水田周辺や水田内の雑草管理が基本です。畦畔や休耕地の除草を、年
間を通じて徹底し、本虫の生息しにくい環境を整えましょう。ただし、出穂前
後2週間の除草は、カメムシ類の餌と生息場所を奪い、水田への侵入を助長す
るので止めます。 また、成虫は、移動能力が高いため、広域防除が効果的で
す。
アカヒゲホソミドリカスミカメ成虫
(体長5~6mm、幅約1mm)
ホソハリカメムシ成虫
(体長9~11 ㎜、幅約4mm)
クモヘリカメムシ成虫
(体長 15~17mm、幅約2mm)
アカスジカスミカメ成虫
(体長5~6mm、幅約2mm)
出穂前に粒剤で散布
キラップ粒剤
畦から楽々散布
散布適期
スタークル豆つぶ
出穂後7日~10 日
¥¥
出穂前に散布はキラップ粒剤
出穂後に散布はスタークル豆つぶがお奨めです。
キラップ粒剤
出穂10日前
~出穂期に
スタークル
豆つぶ剤
出穂7~10 日後に
3Kg/10a
250g/10a
価格 3,065 円
価格3,127 円
○いもち病(7月9日埼玉県病害虫防除所発表)
本病は、気温20~25℃の高湿度条件、かつ窒素過多や低温寡照で稲体の
抵抗力が弱まると、発生が多くなります。
葉いもち病罹病株
葉いもち病の慢性型病斑
お問い合わせ先
JAいるま野米麦課(米麦推進員) ℡049-228-1930