神山認定こども園が目指す教育・保育 幼児期にチャンスは2度ある。 3才∼6才の期間を活かせ。 (子供が変わるたった一つの道筋) 子供のいじめや乱暴、 うそや無気力など困った状態はどうして生じるのでしょう。モンテッソーリ は、この困った状態が、ただ一つの原因から生じていることを発見しました。それは、身体的な基礎 が形成される六歳までに、体を形成するエネルギーと、精神的エネルギーが統一できなかったとい う事実です。そして、その原因は周りにいる大人が、子供が自分で体を使い、心を働かせてしようと することを妨げることにあるのだとしたのです。 例えば、大人が急き立てる。大人が先取りする。大人が中断させる。大人が肩代わりする。ほった らかす。このように、子供の周りの環境や、大人の介入の仕方が悪いと、子供の精神的エネルギーと 肉体的エネルギーがバラバラになり、そこにいわゆる 「はみ出しの困った現象」 がいろいろなタイプ となって出てくるのです。モンテッソーリは、ある状況の中で子供が良い状態に変わっていく事実と 出会い、 このことの奥にある法則の研究と発見に努力したのでした。そして、 「子供が変わる」 たった 一つの道筋を発見したのでした。それは、子どもが自分の知性と意志で自分の体を動かし、 しかも 規 律 従 順 ただ一つの根 <1サイクルの活動から> 協調性 援助する技術の研究をたゆまず続けています。 秩 序 神山保育園では、3歳から6歳までの間に歪んだ状態から変わることを可能にする教育的環境や 統合 強いタイプの欠 陥 せる力を持っている事実を見出したのです。 肉体 的 エ ネル ギー なひどい状態に逸脱して発達した子どもでも 「たった一つの道筋」 をたどって、その歪みを正常化さ ギー ネル 的エ 精神 雑 になっている子どもの数は著しく増加しています。しかし、モンテッソーリは3歳から6歳の間にどん 仕 事 自由選択 健 康 乱 近年の子どもを取り巻く環境の劣悪化と育児に戸惑う母親の増加によって、3歳までに歪んだ状態 快 活 と】 この過程を通して、一人の子供が自分の好ましい人格を形成していくのでした。 自 由 か出来たという、ほっとした表情で自分からやめること。その後に喜びが内面からあふれてくるこ 集 中 安 定 酷 残 用 器 不 分離 弱いタイプの欠 陥 肉体 的 エネ ルギ ー 勢力 欲 食 ギー ネル 的エ 拒 精神 無 表 情 怖が り 漫 散 不 安 阻 止 つのプロセスからなる道筋を通る必要があったのです。それは【自分が自由にとりかかること】 【や り始めたことに続けて取り組むこと】 【 そのことに全力を傾けること】 【 以上の過程を通って済んだと 正常化 喜 び 結局、子供たちは精神的エネルギーと、肉体的エネルギーの統合という根本原則を満たすため4 平 和 そ め じ い した。 思いやり 暴 ルすることができ、独立心と同時に協調心のある、正直な、優しい子供に変わっていくという道筋で 愛愛 乱 狂 暴 う 存 依 しい 騒々 叫び 的 無気力 消極 ただ一つの根 <環境の悪い条件から> 心ゆくまでその活動に没頭したとき、自分の精神と肉体のリズムを取り戻し、自分自身をコントロー
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