三位一体後第 11 主日礼拝説教要旨「神の国へご招待(6)

三位一体後第 11 主日礼拝説教要旨「神の国へご招待(6)-タラントのたとえに学べ」マタイ 25:14-30
主人は旅に出る前にしもべたちの能力に応じてそれぞれに5、2、1タラントを預けた。
【1】主人はしもべに能力に応じてタラントを預けた
⑴ 「おのおのその能力に応じて」・・・それは「主の裁量」である。それを受け入れるとき、各人の違いを美しい個性とし
て認め合えるようになるだろう。
⑵ 「預けた」・・・主人はしもべを信頼しタラントを預け、しかもそれをいかに用いるかを「しもべの裁量」に任せた。
【2】わずかな物に忠実であること
⑴ 主人の喜びを得た二人のしもべ(21,23)・・・・戻って来た主人は二人のしもべに同じ言葉で喜びを表した。主人の
喜びは「もうけ」の多寡ではない。主人の信頼に対する「しもべの忠実さ」にあった。
⑵ 叱られたしもべ・・・・彼はタラントを地面に隠した。商売に失敗したら、もしも盗まれたら・・・。彼の心にあったのは主
人への「恐れ」だった(24,25)。「神の国」は信頼の世界である。私たちはその世界に招かれているが、彼はそこに「恐
れや疑い」を持ち込んだのだ(26,27)。
【3】預かったタラントを大胆に用いよう
キリストが私たちに預けられたタラント、それは「賜物」であ る。それは隠しておくべきものではない。すでにキリストを
信じるあなたの人生そのものが神の賜物である。キリストが再臨されるまでの間、主の教会を通して 生涯を神の国のた
めに大胆に用いようではないか! (原田)