2007/04/30/小専体育授業通信No.2・脱・意志世界(PDF形式)

小専体育Ⅰ/授業通信 No.2/2007/05/01
「
」
意志︱脱意志 の世界とは、自己と他者との関係によって成
り立つ世界である。したがって、意志だけが、あるいは脱意志
だけが存在するということは考えられない。▼私たちは相手を
鏡にしながら、自分をうつし出し、自分自身がどういう人間で
あるかを知ることができる。相手もまた同様である。▼このよ
うに考えてみると、 一人一人を大切にし、個に応じた学習 へ
の偏重は、個に対する過集中を生み、他者との関係を切り離し、
自分自身を知ることの機会を奪ってしまうことにはならないだ
ろうか。▼私の成長には仲間が必要であり、仲間の成長には私
の存在が欠かせないという関係をつくりだし、そのことを から
だ で実感させることが今の学校には必要なことだと思われる。
」
(3 年/M)
」
「
「
教育で身につける力,「生きる力」「人間力」。意味
がわからないのになんとなくわかったつもりに
なって,わかったつもりのまま教師になろうとし
ている自分や周囲の人々が何となく嫌だと思っ
ていた。
(4 年/K)
腕がこんなに重いと感じたのは生まれて初めて
だった。そして相手の腕,そして体,そして意志
が 100%私にゆだねられている実感を味わうこと
ができた。何だか嬉しかった。大変だったけど,
その重みが嬉しかった。
(2 年/Y)
正直まだ引っかかるところもあるけど,自分でな
んでもしようではなくて,みんなでなにかしよう
という姿勢をもつことも大切なんだなあと思え
ただけでも一歩前進したかなあ?少しだけ自分
を見つめなおせた気がする。
(2 年/S)
自分の意志―脱意志があって,他者というのは全
く別なのだろうか。自分の意志―脱意志には何ら
かの形で他者が関係していると思う。他者の存在
があるからこそ,意志―脱意志というものを感じ
られるのではないかと思った。
(3 年/B)
弟が「俺,そのダンス中一で習った!」と言って
きたので,踊ってもらったら,ほんとうに全く一
緒でした。弟と一緒に音に合わせて踊り,弟に「ダ
ンス楽しい?」と聞くと,「これ躍っとるときは本
当に楽しかった」と言っていて…。 (2 年/M)
一流の陸上選手は「今日はグランドに走らせても
らった」などの言葉をよく口にする。「自分⇔自分
以外」のモノ・ヒト」という関係をもっと陸上運
動の授業でも取り入れていくことはできないだ
ろうか。
(4 年/S)
(4 年/H)
アナウンス
今回のアイデアコンペ(模擬授業実践)を津市立北
立誠小学校の 3 年生を対象に開催することが決定
しました。
○ 第 1 回…6 月 19 日(火) 北立誠小学校体育館
○ 第 2 回…6 月 26 日(火) 北立誠小学校体育館
○ 第 3 回…7 月 03 日(火) 北立誠小学校体育館
○ 第 4 回…7 月 10 日(火) 北立誠小学校体育館
第一次審査の書類審査でベスト 4 を選択後,第二
次審査の体感審査で最優秀作品を決定。審査員は受
講生全員と小学 3 年生。45 分 1 本完結の授業アイ
デアを考え始めてください。
(2 年/K)
一番印象に残った場面
全員背中合わせ立ち(11 名)
,人間いす(9 名)
,ペ
ア背中合わせ立ち(6 名)
,みんなでワーッハッハ
(5 名)
,腕ぶらぶら(2 名)
,からだあずけ(1 名)
,
腹式呼吸(1 名)
観点/得点
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 未記入 その他
本気・夢中度 12 14 7 0 0 0 0 0 0 0
2
0
かかわり度
13 14 5 1 0 0 0 0 0 0
2
0
おもしろさ度 13 12 7 1 0 0 0 0 0 0
2
0
ほぐれ度
2
0
12 11 9 1 0 0 0 0 0 0
*数字は人数,その他の(
)内は得点