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理科
24
NO.
〈解答〉
1 茨 セキツイ動物
芋 イ
鰯 ① ハチュウ ② 羽毛(完答)
允 ① 節足 ② 甲殻(完答)
印 ① 外骨格 ② 筋肉(完答)
咽 イ
配点 各1点 6点満点
〈解説〉
1
茨 背骨を中心とする骨格を持っている動物をセキツイ動物という。セキツイ動物は,魚
類(なかまE)・両生類(なかまB)
・ハチュウ類(なかまC)・鳥類(なかまD)・ホニュ
ウ類(なかまA)の5種類のなかまに分類される。一方,背骨そのものを持っていない動
物を無セキツイ動物といい,非常に多くのなかまが存在していて,地球上のすべての生物
のうち,97%ほどは無セキツイ動物であるといわれている。
芋 体の表面(体表という)がしめった皮ふ(粘膜という)でおおわれていることから,な
かまBは両生類である。両生類は,幼生(子)のときは水中で生活しているため,えらで
呼吸しているが,成体(親)になると陸上で生活するようになるため,肺で呼吸する。た
だし,心臓のつくりが雑(2心房1心室)であり,心臓内で動脈血と静脈血が混じり合う
ので,細胞の呼吸に必要な酸素を肺呼吸だけではまかなえない。そのため,大気と直接ふ
れる皮ふでも呼吸している。
鰯 体の表面がうろこやこうらでおおわれていることから,なかまCはハチュウ類である。
魚類のうろことは異なり,ハチュウ類のうろこは乾燥している。なお,こうらはハチュウ
類の中でもカメ目に限定される。また,消去法により,なかまDは鳥類であることがわか
る。鳥類の体の表面の大部分は羽毛(あしはうろこ)によっておおわれている。
允 体やあしに節のある無セキツイ動物のなかまを,節足動物という。節足動物は,甲殻類
(カニ,エビ,ミジンコなど)・昆虫類(バッタ,チョウ,アリなど)・クモ類(クモ,サ
ソリ,ダニなど)・多足類(ムカデ,ヤスデ,ゲジなど)などに分けられる。
印 節足動物の体をおおっている硬い殻を外骨格といい,外骨格の内側には筋肉がついて
いる。そのため,節足動物はすばやい運動をすることができる。
咽 茨の解説で述べたように,無セキツイ動物のなかまは非常に数が多い。その中で,骨格
を持たない動物を軟体動物といい,内臓は外とう膜という伸縮性のあるうすい膜によっ
て包み込まれている。イカやタコ(頭足類という),アサリやハマグリなどの二枚貝(斧
足類という)
,タニシやマイマイなどの巻貝(腹足類という)などが軟体動物に分類され
る。