理科 32 NO. 〈解答〉 1 茨 輸尿管(尿管) 芋 ① 尿素 ② 排出(完答) 鰯 〔例〕尿を一時的にためること。 允 二酸化炭素 印 ① 横隔膜 ② イ(完答) 咽 エ 配点 各1点 6点満点 〈解説〉 1 茨 2個のじん臓とぼうこうををつなぐ2本の管を輸尿管(尿管)という。輸尿管のはたら きは,じん臓でこし出された不要物によってできた尿を,ぼうこうの中へと滴下すること である。 芋 体内にできた不要物を体外に捨てることを排出といい,じん臓では尿素や水分,塩分な どの不要物を血液中からこし出し,これらを尿としてぼうこうに一時的にためた後,体外 に排出している。 鰯 芋の解説で述べたように,ぼうこうは尿を一時的にためる袋状の器官である。個人差 はあるが,成人の平均的なぼうこうの容積は50 0mLほどで,伸縮性がある。 允 2図のモデル装置はヒトの肺のつくりを表していて,ガラス管は気管(気管支),小型 のゴム風船は肺,大型のゴム風船の膜は横隔膜に相当する。細胞の呼吸(細胞呼吸,内呼 吸)によって細胞から出された二酸化炭素は,ヒトにとっては不要物の一種である。その ため,二酸化炭素は,血液中の血しょうに溶け込んだ後,血液(静脈血)によって肺にま で運ばれ,肺胞をとり巻く毛細血管から肺胞の中に出され,体外に排出されている。 印 允の解説より,2図の大型のゴム風船の膜は,ヒトの体の横隔膜に相当する。この大型 のゴム風船の膜を手で下向きに引くと,ペットボトル内の体積増加にともなって空気の 圧力が低くなる。その結果,ガラス管からゴム風船の中に空気が入ってくるので,小型の ゴム風船はふくらむ。これはヒトが息を吸い込むときのようすを再現している。肺には 自身の容積を変える筋肉はないので,ろっ骨についている筋肉が縮んでろっ骨を引き上 げること,および横隔膜を下げることによって肺のまわりの空間(胸腔という)を広げて 圧力を低くし,肺の中に空気をとり入れるというしくみになっている。 咽 大型のゴム風船の膜を下向きに引いた後,手を離してゴム風船の膜をもとに戻すと, ペットボトル内の体積が減少し,空気の圧力が高くなる。その結果,ふくらんでいたゴム 風船はしぼみ,ゴム風船からガラス管を通って空気が出ていく。これはヒトが息をはき 出すときのようすを再現している。実際には,ろっ骨についている筋肉がゆるんでろっ 骨を下げること,および横隔膜を上げることによって肺のまわりの空間をせまくして圧 力を高くし,肺の中の空気を外に出すというしくみになっている。
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