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理科
16
NO.
〈解答〉
1 茨 ① 光沢 ② ア(完答)
芋 ア
鰯 露点
允 飽和水蒸気量
印 イ
咽 7
4
0g
配点 各1点 6点満点
〈解説〉
1 茨 金属製のコップの表面には特有の光沢(金属光沢)があるので,光の反射との関係
から,くもり始めたのがわかりやすい。また,実験では,気温の変化を水温の変化に
置きかえているので,コップ内部の温度変化が速やかにコップの表面に伝わる必要
がある。そのため,熱を伝えやすい金属製のコップを用いるようにする。
芋 茨の解説で述べたように,実験では,気温の変化を水温の変化に置きかえているの
で,最初に水温と気温が異なっていると,正確な結果が得られない。水を一晩くみ置
いておくことで,水温と気温をほぼ同じにすることができる。
鰯 空気1m3中に含むことができる水蒸気の最大の質量を飽和水蒸気量といい,気温
が高いほど飽和水蒸気量は大きくなる。したがって,水蒸気を含む空気の気温が下
がっていくと,やがて空気1m3中に実際に含まれている水蒸気の質量が飽和水蒸気
量と同じになり,水蒸気が凝結(水滴に変化)し始める。このときの気温を露点とい
い,湿度は100%になっている。自然界では,このようなしくみによって雲や霧が発
生する。
允 鰯の解説より,空気1m3中に含むことができる水蒸気の最大の質量のことを飽和
水蒸気量という。なお,飽和水溶液(それ以上溶質が溶けることができない状態の水
溶液)などにも用いられる「飽和」とは,いっぱいいっぱいという意味である。
印 Ⅱの温度計の示度26℃ が実験を行ったときの気温で,Ⅳの温度計の示度26℃ が理
科実験室内の空気の露点である。
また,湿度とは,
実際に空気1m3中に含まれている
水蒸気の質量の,
飽和水蒸気量に対する割合を百分率で表したもので,
相対湿度とも
1
7.
3
いう。
2表より,気温2
6℃,露点20℃における飽和水蒸気量はそれぞれ2
4.
4g/m3,
1
7.
3×100=70.
9…〔%〕であったと考えられる。
g/m3なので,湿度は2
4.
4
咽 2表より,気温16℃における飽和水蒸気量は13.
6g/
m3なので,空気1m3につき,
7×
17.
3-1
3.
6=3.
7〔g〕の水滴が生じる。理科実験室の容積は2
0
0m3なので,3.
200=7
4
0〔g〕の水滴が生じると考えられる。