和紙ちぎり絵 <基本の作り方>

和紙ちぎり絵 <基本の作り方>
1.シキシに図柄を写す
2.和紙にパーツごとの型を写す
3.和紙をちぎる
シキシ、チャコペーパー(複写面を下向
き)、型紙の順に重ねます。
型紙の2mm内側を鉛筆でなぞり、シキ
シに図柄を写します。(細い部分は中
心に1本の線で)
チャコペーパー(複写面を上向き)、和紙
(表を上向き)、型紙の順に重ねます。
パーツごとに型紙の線上を鉛筆でなぞ
り、和紙の裏面に型を写します。
ちぎりやすいように和紙の端に余裕を
もたせてください。
左手で和紙を押さえ、右手で手前にひ
ねるようにちぎります。(爪を立ててちぎ
らないように注意)
ちぎった後、指先で和紙の形と毛羽を
整えます。
4.和紙にのりをつける
5.シキシに和紙を貼る
6.形を整える
7.チャコペーパーの線を消す
和紙の裏側にのりをつけます。
毛羽がきれいにのびるように、和紙の
中央から外側に向けて、のりをひろげ
ます。
シキシのしるしに合わせて和紙を貼り
ます。
細かなところは目打ちで形を整えま
す。
チャコペーパーの線がはみ出した場
合は、湿らせたおしぼりで押さえて消し
ます。
※PDFファイルの転用・転載・複製を禁じます。
和紙ちぎり絵 <和紙のちぎり方>
1.まっすぐちぎる
2.葉や花びらをちぎる
紙の縦目を確認し、紙の目が上下方
向になるように持ちます。
右手の親指と人さし指で紙をはさみ、
ひねるようにちぎります。
和紙に爪をたててちぎると、美しい毛
羽がでないのでご注意ください。
※和紙には縦目と横目があります。
紙を光に透かして見える約3cm間隔の
線の方向が縦目です。
横目の方向は繊維の流れを断ち切っ
てちぎりにくいため、縦目に沿ってちぎ
り始めてください。
4.小さな円をくり抜く
5.和紙をはぐ
和紙の上に、目打ちで円を描きます。
和紙が切れない程度に、数回なぞりま
す。
和紙の表を自分に向け、縦目が上下
方向であることを確認します。
左手で和紙をつまみ、右手ではいでい
きます。
型線に沿ってまっすぐにちぎります。片
方を上から下までちぎります。もう一方
も同様に上から下までちぎります。
右から左下に向けてななめ方向に、和
紙を裂く感じで一気にはぎます。
丸形や楕円形は、紙の縦方向からちぎ
り始め、小さくちぎりながら和紙を回転
させます。左手の指の腹で和紙を固定
するとちぎりやすくなります。
目打ちで入れた線に沿って、指先でち
ぎります。
※PDFファイルの転用・転載・複製を禁じます。
和紙ちぎり絵の道具
⑤ 鉛筆
チャコペーパーで下絵を台紙や和紙に写す時に
トレーサーの代わりに使用します。
②
⑥ はさみ ※H-62 1,188円
和紙を切る時に使います。
工作用の、小ぶりで出来るだけ切れ味の良いも
のを用意しましょう。
①
⑦ ハケ ※H-96(小)648円
和紙にのりをつける時に使用します。
貼る和紙の大小によって太さを選びます。
⑨
⑧ 目打ち ※H-63 464円
指先で扱いづらい細かな和紙を貼る場合や、台
紙に貼った和紙の形を整える時に使用します。
⑩
③ ④ ⑤
⑥
⑦ ⑧
⑨ チャコペーパー ※C-2(水色)小194円
下絵をシキシや和紙に写すための複写紙。
水溶性で写した線は水分で消えます。
① のり ※H-64(50g入り)108円
ちぎり絵には、でんぷんのりが適しています。
化学のりは和紙の変色を招く恐れがあります。
③ チャコペン ※C-6 302円
水溶性のチャコペン。水分で消えます。薄く
はいだ和紙に下絵を写す時に使います。
⑩ のり付け台紙
のり付けの時に下に敷きます。新聞紙はインクで
汚れるため不向きです。コピー用紙やチラシを使
用してください。
② おしぼり
指先についたのりをふき取る時に使用します。
チャコペーパーの線を消す時にも使います。
④ ツイントレーサー(手芸用鉄筆)※C-9 648円
チャコペーパーを使い下絵をシキシや和紙
に写す時、線をなぞるのに使います。
※PDFファイルの転用・転載・複製を禁じます。