機構学 (Mechanism) 科 目 名 ( 英 語 表 記 ) 担 当 教 員 <学生が記入する上での注意事項> 単 位 ・ 期 間 必修2単位・通年週2時間(合計60時間) 3年・機械工学科 学 年 ・ 学 科 山路哲平(非常勤) ポートフォリオ 機械工学科棟2階 機械科事務室 連 絡 先 オフィス アワー 【授業計画の説明】 枠内に○か×かを 記入すること。 * 【授業目的】 様々な自動化機械・ロボットなどは一見複雑な運動を行っているようであるが、この複雑な動作は単純な動きを組合わせ 【理解の度合】(記入例)ファラデーの法 た結果生じるものである。機械工学の初学者にとって、機械の運動の基本原理を理解し確実に身に付けることが重要で 則、交流の発生についてはほぼ理解で きたが、渦電流についてはあまり理解で ある。本講義を通じて機械を構成する要素の運動原理(機構)に関する基本事項を修得する。 きなかった。 【履修上の注意】 数学や物理などの基礎科目を理解していること。 【試験の結果】定期試験の点数を記入 し、試験全体の総評をしてください。(記 入例)ファラデーの法則に関する基礎問 題はできたが、応用問題が解けず、理解 不足だった。 【事前に行う準備学習や自己学習】 事前に教科書を予習しておくこと。 【総合達成度】では、【達成目標】どおり に目標を達成することができたかどうか、 記入してください。 ルーブリック評価の【自己評価】では、到 達したレベルに○をすること。 【達成目標】 1) 機械運動の基礎が理解できること。 2) 摩擦伝動装置に関する知識を身に付け、設計計算を解くことができること。 3) 歯車装置およびカム装置に関する知識を身に付け、設計計算を解くことができること。 4) リンク装置および巻掛け伝動装置に関する知識を身に付け、設計計算を解くことができること。 <教員が記入する上での注意事項> 教員は、◎が付いているところだけを記 入すること。 学 習 到 達 目 標 ルーブリック評価とは設定された到達目 標の合否および到達レベル(到達度の 理想的な到達レベルの目安 標準的な到達レベルの目安 未 到 達 レベ ル の 目 安 程度)を示す基準です。 ル ー ブ リ ッ ク 評 価 ( B ) ( A ) ( C ) 機械運動の基礎を理解し、基 機械運動の基礎を理解 機械運動の基礎を理解し、応用 礎的な問題を解くことができ し、基礎的な問題を一部 評 価 到 達 目 標 項 目 1 問題を解くことができる。 る。 解くことができる。 摩擦伝動装置に関する知識を 摩擦伝動装置に関する知識 摩擦伝動装置に関する知 評 価 到 達 目 標 項 目 2 身に付け、設計計算をすること を身に付け、設計計算をする 識を身に付け、設計計算 ができ、応用することができる。 ことができる。 を一部することができる。 歯車装置およびカム装置に関 歯車装置およびカム装置に する知識を身に付け、設計計算 評 価 到 達 目 標 項 目 3 をすることができ、応用すること 関する知識を身に付け、設計 計算をすることができる。 ができる。 歯車装置およびカム装置 に関する知識を身に付 け、設計計算を一部する ことができる。 リンク装置および巻掛け伝動装 置に関する知識を身に付け、設 評 価 到 達 目 標 項 目 4 計計算をすることができ、応用 することができる。 リンク装置および巻掛け 伝動装置に関する知識を 身に付け、設計計算を一 部することができる。 リンク装置および巻掛け伝動 装置に関する知識を身に付 け、設計計算をすることができ る。 【自己評価】 A ・ B ・ C 【自己評価】 A ・ B ・ C 【自己評価】 A ・ B ・ C 【自己評価】 A ・ B ・ C 到 達 度 評 価 (%) 評価方法 定期試験 小 テ ス ト レ ポ ー ト 口 頭 発 表 成果品実技 そ の 他 合 計 指標と評価割合 総合評価割合 80 知識の基本的な 理 解 80 20 100 80 思考・推論・創造 へ の 適 応 力 20 20 汎用的技能 態度・志向性 ( 人 間 力 ) 総合的な学習経験 と創造的思考力 【教科書】 森田 均著、機構学(サイエンス社) 【参考資料】 稲田重男ほか5名著、大学演習 機構学(オーム社) 【学習・教育目標・サブ目標との対応】(低学年) 【学習・教育到達目標との対応】(高学年・専攻科) 成績の評価方法について ・最終評価点は、定期試験(80%)とレ ポート(20%)により評価する。 1-2 【JABEE基準との対応】 評価基準について ・総合成績60点以上を合格とする。 【授業内容】 授 業 要 目 授業計画の説明 【授業計画の説明】(実施状況の記入) 内 容 時 間 1 授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明 1.機械運動の基礎 【理解の度合】(◎教員は授業の実施状況を記入) 1.1 機械と機構 機構学に関する基礎用語を理解する。 1 1.2 瞬間中心と三瞬間中心の定理 瞬間中心の意味、三瞬間中心の定理について理解する。 2 1.3 機構における瞬間中心の求め方 様々な機構の瞬間中心を求める方法を理解する。 2 2.1 瞬間中心の利用による速度の求め方 移送法、連接法を用いた速度の求め方を理解する。 2 2.2 機構における分速度 分解法を用いた速度の求め方を理解する。 2 2.3 機構における相対速度 写像法を用いた速度の求め方を理解する。 2 3.1 転がり接触 転がり接触を実現する条件について理解する。 1 3.2 だ円車 だ円車における転がり接触について理解する。 1 3.3 摩擦車 摩擦車の速比について理解する。 1 3.4 変速摩擦伝動装置 変速摩擦伝動装置における速比の求め方を理解する。 1 2.機構における速度 3.摩擦伝動装置 前期中間試験 試験答案の返却及び解説 1 試験問題の解説及びポートフォリオの記入 4.歯車装置 【理解の度合】(◎教員は授業の実施状況を記入) 4.1 歯車歯型としての条件 歯車歯形として必要な接触条件について理解する。 2 4.2 滑り速度 歯車機構における滑り速度の求め方につき理解する。 3 4.3 歯車に関する用語と記号 歯車に関する用語について理解する。 3 4.4 インボリュート歯車 インボリュート歯、圧力角、法線ピッチを理解する。 3 前期末試験 試験答案の返却及び解説 【試験の結果】 試験の点数( ) 1 (1) 試験問題の解説及びポートフォリオの記入 1 4.5 かみ合い率 かみ合い率の定義とその求め方を理解する。 1 4.6 すべり率 すべり率の定義とその求め方を理解する。 2 4.7 遊星歯車列 遊星歯車列、差動歯車列について理解する。 2 4.8 歯車列における回転速度の計算法 様々な歯車列の速比や回転数の求め方を理解する。 2 5.1 カムの種類 カムの基本事項、カムの種類について理解する。 2 5.2 カム線図とカムの輪郭 カム線図の描き方、緩和曲線について理解する。 2 5.3 板カムの輪郭の描き方 基礎曲線からカムの輪郭を作図する方法を理解する。 2 5.4 その他のカム 円板カム、三角カムなどを理解する。 2 【試験の結果】 試験の点数( ) 【理解の度合】(◎教員は授業の実施状況を記入) 5.カム装置 後期中間試験 試験答案の返却及び解説 1 試験問題の解説及びポートフォリオの記入 2 6.1 四節回転連鎖 四節回転連鎖における連鎖の置換えを理解する。 2 6.2 スライダクランク連鎖 スライダクランク連鎖とその応用について理解する。 3 6.3 平行運動機構,早戻り機構 平行運動機構など実用的な各種機構を理解する。 3 7.1 ベルト伝動 巻き掛け伝動装置の基本事項について理解する。 2 7.2 チェーン伝動 チェーン伝動について理解する。 2 6.リンク装置 【試験の結果】 試験の点数( ) 【理解の度合】(◎教員は授業の実施状況を記入) 7.巻き掛け伝動装置 学年末試験 試験答案の返却及び解説 (1) 試験問題の解説及びポートフォリオの記入 【試験の結果】 試験の点数( ) 1 【総合達成度】 総合評価の点数( ) 合計時間 【備考】 61 【評価の実施状況】(◎教員は総合評価をを出し た後に記入する。)
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