名古屋市立工業高等学校 2015.1.13 <第156号> 飛行機同好会, 航空機設計者らと交流,複合材利用助言を得る! 飛行機同好会は,二学期に,ミシン技術で航空機用の複合材成型を手掛けるタジマ工業(名古屋市東区)の方々 といっしょに,2人と1団体の航空機設計者らと交流しました。交流の詳細は,以下の通りです。 10/14(火)櫻井達美代表取締役(飛洋航空機製造開発) 開発機の紹介,複合材の有効利用法,軽量化対策 10/21(火)東昭名誉教授(東京大学) 飛行理論からみた生物および名市工機の飛行特性の考察 11/22(土)人力飛行機研究会(名古屋工業大学) 極限まで軽く作る工夫,主翼の構造,複合材成形作業 櫻井達美代表取締役 東昭名誉教授 人力飛行機研究会 また, 同時期に前回の飛行試験 *本紙 No.142 の反省を基に開発をすすめてきた模型 3 号機が仕上がり,11/24 (月) に同機の飛行試験を行いました。この試験の目標は,綺麗に空高く飛ぶことです。強度を維持しながら,重量の 無駄をなくすために新たに 3 つの改良 ①中央翼の採用 ②プロペラ軸ユニットの簡素化 ③胴体幅の縮小 を加 えました。試験の結果,上空までの上昇飛行,上空での周回飛行,推力をなくしたときの滑空が実現できました。 そして,玉虫型飛行器から派生した名市工機の翼配置や改良法に,飛行実現の自信を得ることができました。 開発した模型 3 号機 上昇飛行中の様子
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